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ソーシャルゲームの開発に最適な開発会社の選び方 | 厳選したおすすめの開発会社も紹介

スマートフォン市場の拡大とともに、ソーシャルゲームの需要は年々高まっています。
特に、自社IP(自社のキャラクターなど)を活かしたゲーム展開を考えるエンタメ企業、スマートフォン市場に進出したいゲーム会社、新たな収益源を求めるIT企業など、さまざまな企業がソーシャルゲーム開発に可能性を感じています

しかし、ソーシャルゲームは一般的なアプリ開発やコンシューマーゲーム開発とは異なるノウハウが求められるため、開発会社選びがプロジェクトの成功を大きく左右します

本記事では、ソーシャルゲーム開発と他の開発との違いを整理し、最適な開発会社を選ぶポイントを詳しく解説していきます。

目次

ソーシャルゲームとは?

ソーシャルゲームの定義

ソーシャルゲーム(ソシャゲ)とは、スマホやPCを使ってオンラインで遊ぶゲームのことです。
多くの場合、基本的にプレイは無料で、ゲーム内のアイテムやキャラクターを購入することで収益を得る仕組みになっています。
プレイヤー同士の交流が特徴で、協力プレイや対戦、ランキング機能があることが一般的です。

普通の家庭用ゲーム(コンシューマーゲーム)とは違い、ソーシャルゲームは「遊びながら進化していく」のが大きな特徴です。
一度作ったら終わりではなく、定期的にイベントや新キャラクターを追加し、プレイヤーが飽きずに楽しめるように運営されます。
そのため、開発だけでなく長期的な運営やデータ分析がとても重要になります。

また、ほとんどのソーシャルゲームはインターネットに接続して遊ぶため、サーバーやクラウドを活用したシステムが必要です。
運営チームは、プレイヤーの動向をチェックしながら、バランス調整やアップデートを繰り返してゲームをより面白くしていきます。

最近では、スマホだけでなくPCや家庭用ゲーム機と連携するタイトルも増えていますが、「基本的に無料」「オンライン主体」「継続的に運営する」という3つのポイントが、ソーシャルゲームの大きな特徴といえるでしょう。

ソーシャルゲーム(ソシャゲ)の特徴

  • 基本的に無料でも遊べる
  • オンラインで利用するもの
  • 常に変化を加えながら継続的に運営するもの

ソーシャルゲームの課金スタイル

ソーシャルゲームの大きな特徴のひとつが、基本的にプレイするのは無料でありながら、ゲーム内課金によって収益を得る仕組みになっていることです。
プレイヤーは無料でゲームを楽しめますが、特定のアイテムやキャラクターを入手したり、進行をスムーズにしたりするために課金を行うことで、より楽しむことができます。

ソーシャルゲームの課金スタイル
  • ガチャ(ランダム抽選)
  • スタミナ回復課金
  • その他の課金スタイル

ガチャ(ランダム抽選)

特に多くのゲームで採用されている課金スタイルはガチャ(ランダム抽選)です。
これは、一定の金額を支払うことでランダムにキャラクターや装備、アイテムが手に入る仕組みとなっています。
特にレアキャラ強力なアイテムを求めるプレイヤーにとって、繰り返し引きたくなる要素となっています。

スタミナ回復課金

スタミナ回復課金も一般的な課金スタイルです。
ソーシャルゲームでは、一定の回数プレイすると“スタミナ”が消費され回復を待つ必要がありますが、課金することで即時に回復でき、ゲームを続けられる仕組みになっています。

その他の課金スタイル

そのほかにも、バトルパス(期間限定の特典を得られる課金)や、スキン・アバターの購入(見た目の変更要素)など、多様な課金方法があります。
どの課金スタイルを採用するかは、ゲームのジャンルやプレイヤー層によって異なりますが、いずれもプレイヤーが楽しみながら、つい課金したくなる仕組みになるよう工夫されています。

ソーシャルゲーム開発の特徴と費用

ここでは、ソーシャルゲーム開発において他のゲームやアプリ開発と違う点を解説していきます。

ソーシャルゲーム開発の特徴と費用
  • リリース後の運営
  • リアルタイム通信
  • さまざまな課金モデルに対応した設計
  • ソーシャルゲームの開発にかかる費用

リリース後の運営

ソーシャルゲームの開発は、一般的なゲームやアプリ開発とは異なり、「開発して終わり」ではなく、リリース後の運営がかなり重要であることが特徴として挙げられます。

ソーシャルゲームは、定期的なイベントや新キャラクターの追加などを行うことで、長期間にわたってユーザーを楽しませる必要があります。
そのため、開発と運営が一体となった体制が求められます。

リアルタイム通信

また、ソーシャルゲームはオンラインを前提としているため、リアルタイム通信やサーバー管理が不可欠です。
プレイヤーのデータ管理やランキング、対戦機能などを支えるために、クラウド環境や負荷分散の技術が重要になります。
ユーザーのプレイデータを分析し、行動パターンに応じてイベントの内容や報酬を調整するなど、データに基づいた運営がゲームの成功に直結します。

さまざまな課金モデルに対応した設計

課金モデルの設計も開発の大きなポイントです。

ソーシャルゲームではガチャやスタミナ回復、スキン販売(キャラクターの装飾や外観)など、さまざまな課金方法が導入されており、ユーザーにとって魅力的な仕組みを作ることが収益に直結します。
これらの要素をバランスよく組み込み、長期的にユーザーを楽しませる課金モデルの設計を行うことが、ソーシャルゲーム開発の成功のカギとなります。

ソーシャルゲームの開発にかかる費用

ソーシャルゲームの開発費用は、ゲームの規模や機能により大きく左右されます。
小規模なカジュアルゲームであれば1,000万円〜3,000万円程度で開発可能ですが、本格的なRPGやスマホアプリでは1億円以上かかることもあります。

開発費の内訳としては、ゲームの企画・設計費用、ゲームデザイン費、プログラミング費、サーバー構築費などの技術的な部分に加えて、運営、マーケティング・広告費なども必要になってきます。
​特にソーシャルゲームは、リリース後の運営が非常に重要となるため、継続的にアップデートするために初期費用だけでなく、運営コストも含めた総合的な資金計画が求められます。

ソーシャルゲーム市場の成長と可能性

ソーシャルゲーム市場の現状

ソーシャルゲーム市場はここ数年で大きく成長しています
2022年の世界のゲーム市場は全体で売り上げが24兆8,235億円で、そのうちのモバイル・PCゲームの割合は、なんと約7割の17兆6,247億円となっています。
これを見ると、これからもどんどん市場が広がってくると予想されます。

参考:会社四季報 業界地図2024年版

引用元:2023年の国内ゲーム市場規模は前年比4.6%増の2兆1255億円|ファミ通.com

では、日本国内の市場を見てみましょう。
2023年のゲーム市場全体の規模は約2.1兆円と全体でみると右肩上がりに推移しています。

しかし、ここ数年は家庭用ゲームソフトの売上が伸びている一方、スマホゲーム市場は若干の縮小傾向が続いています。
ただし、その減少幅は小さくなっており、現在はほぼ横ばいの状態となっています。

引用元:2023年の国内ゲーム市場規模は前年比4.6%増の2兆1255億円|ファミ通.com

一方でPCゲーム市場は前年比約25%の成長を見せており、新たなプレイヤー層を獲得していることがわかりますね。
これは恐らく、コロナ禍によりリモートでの勤務が増え、”通勤時間のスマホゲーム”をする時間が減少することにも関わっている可能性があります。

世界全体で見ると、2028年にはゲーム市場全体が約40兆円規模(2,660億ドル規模)になると予測されており、特にモバイルゲームや広告収益の伸びが期待されています。

参考:BCG

ソーシャルゲーム市場の可能性

ソーシャルゲーム市場は、今後も大きな成長が期待される分野のひとつです。
スマートフォンの普及により、ゲームを楽しむユーザー層が広がり、従来のゲーマーだけでなく、ライトユーザーや高齢層まで取り込んでいることが市場の拡大を後押ししていると考えられます。
また、高速通信「5G」の普及やクラウドゲーミング(※1)の進化により、より高度なゲーム体験がスマホでも可能になり、ゲームの表現力やプレイ環境がさらに向上することが予測されます。

また、課金モデルの多様化も市場の可能性を広げています。
従来のガチャ課金だけでなく、月額制のバトルパス(※2)」や、広告収益モデルなど、新たな収益手法が増えており、これにより多様なビジネス戦略が可能になっています。
特に、広告を活用してユーザーが無料でプレイできる仕組みは、低課金ユーザー層の獲得に効果的とされ、さらなるユーザー拡大が期待できます。

(※1)クラウドゲーミングとは、クラウド上でゲームが処理されるので、手持ちの端末のスペックに頼らずに高度なゲームが可能になることを言います。
(※2)バトルパスとは、月額制などで課金し、ゲーム内で特定の課題を達成することで報酬を得られるシステムです。

開発するときに考えておきたいこと

では、いざソーシャルゲームを開発するとなった時にはどのようなことを考えればいいのでしょうか?
まずは押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

開発するときに考えておきたいこと4つ
  • ターゲットの選定
  • 収益モデルの設計
  • 開発会社の選定
  • 開発後の運営

ターゲットの選定

ソーシャルゲームの開発を検討する際には、単にゲームを作るだけでなく、長期的に運営していくための戦略が必要です。
特に、「どのようなターゲット層に向けたゲームなのか」を初期段階で明確にすることが重要になってきます。

ユーザー層によって、ゲームのジャンルやデザイン、課金モデルが大きく変わるため、市場調査をしっかり行い、競合との差別化を図りましょう。

収益モデルの設計

また、収益モデルの設計も慎重に考える必要があります。
ソーシャルゲームでは、ガチャ、バトルパス、広告収益などさまざまな課金方法がありますが、ユーザーに無理なく課金してもらう仕組みを作ることが重要です。
また、長期的にユーザーを飽きさせないために、定期的なイベントやアップデートの計画を立てることも欠かせないですね。

開発会社の選定

さらに、開発会社の選定においては、開発の技術面が成否を左右するケースが多いです。
特に、ソーシャルゲームでは、多くのユーザーが同時にアクセスするため、サーバーの負荷を分散するなどの工夫が必要になります。
スムーズな開発を進めるためには、経験豊富な開発会社やパートナーと協力することも重要なポイントですね。

開発後の運営

ソーシャルゲームは“開発して終わり”ではありません
開発後の運営が、成功するための一番重要なポイントです。

そのため、開発だけでなく、運営を見据えてマーケティングの視点を持つことが成功のカギとなるでしょう。
開発前にしっかりとした計画を立て、長期的に愛されるゲーム作りを目指していきましょう。

費用以外に見るべき7つのポイント

ここまでで、「このくらいの費用感なのか」というのはざっくりと分かっていただけたのではないかと思います。
では、開発会社を選ぶ際に見るべき7つのポイントについて整理していきます。

会社の設立年

こちらは重要視する方が多いかもしれませんね。
しかし、設立年が古ければ古いほどいいのでしょうか?これについても詳しく見ていきます。

まず、会社の設立年の考え方ですが、大前提として、単純に会社設立から企業が5年、10年と存続していることはとても素晴らしいことです。
10年後の企業生存率はベンチャー企業で6.3%と言われるほどに低く、特にWeb関連の事業を行っている企業はベンチャー企業がほとんどのため、今存在している会社の50社中3社しか生き残らない計算になります。
そんな中、この”設立年”をどのように見ればよいのでしょうか?

参考:中小企業白書(2017年)

基本的には、5年以上存続している会社であれば、ある程度安心できると判断しても良いでしょう。
これは感覚の問題になるので、確かな判断基準とは言えませんが、5年以上存続している会社であれば制作実績もある程度持っているので、まず最初に確認する部分として見ておくことをおすすめします。

従業員数と被保険者数のバランス

また、企業情報を見る際に、この「従業員数と被保険者数のバランス」についても見ていきましょう。

これは、特に制作会社のあるあるなのですが、案件を「社員」だけでなく「業務委託契約者」に一部または全て任せているケースがあります。
制作会社での人員ではなく、「業務委託契約」にて案件の人員補充を行っている場合、一部の企業でこの人数を「従業員数」に含んでいる場合があります。

アプリ開発・制作においては、業務委託契約の人員を使っていようと問題はないのですが、それを企業側が意図的に隠している場合、もし業務委託契約者に何かあった場合に責任を取ってもらえない可能性があるということを覚えておいていただきたいです。
基本的には、業務委託契約者が制作を行って何か問題が発生した場合は、受託している企業側が責任を取るものなのですが、そういう企業ばかりとも限りません。

「被保険者数」とは、企業の社会保険に入っている人のことです。
業務委託契約を行っているフリーランスの制作者たちは社会保険に入れないため、「従業員数」と「被保険者数」のバランスを確認して、比率が極端に違っていないか、従業員数に偽りがないかを見ておくと、トラブルに巻き込まれる危険性が低くなります。

開発実績

これは言うまでもないですが、開発会社の実績を確認することは、誰もが”重要だ”と感じるポイントですよね。
では、どのように実績を見ていけばよいのでしょうか?

開発実績は、企業によって公開内容がさまざまなのと、取引企業が公開NGとしている場合があるため、一概に全ての開発実績が大事とは言えませんが、大手企業の実績があったり、実績数が多ければそれでいいというわけでもありません。

開発実績を見るうえで重要視するポイントは以下の通りです。

開発実績を見るうえで重要視するポイント
  • 開発実績件数
  • 自社と同業の実績歴があるか
  • 自社が求める開発に合った実績があるか

開発会社を選ぶ際に重要なのは「自社が求めるものを形にしてくれるかどうか」
それを見極めるために、まずはどんなアプリを構築したいのか具体的にイメージし、求めるイメージと似たゲーム開発を実績として持っているかどうかが大きな判断基準になります。

”どこの”実績があるかではなく、”どんな”実績があるかを注視してみましょう。

開発以外の事業

ソーシャルゲームなどの開発以外の事業というと、例えばコンサルティング事業を行っているとか、開発だけでなく自社で運営しているとか、実店舗を経営しているとか、そういった「別事業で何をしている会社なのか」も選定基準として持っていてもいいでしょう。

例えば、マーケティングコンサルなどを別事業として行っている会社であれば集客についてのノウハウを持っていたり、ソーシャルゲームを運営している会社であれば当事者としての経験があるため、ただゲームを作るだけではなくビジネス自体が成功するような提案をしてくれる可能性が高くなります。

取引先

これは必須ではありませんが、できれば取引先も見ておいたほうが安心かなという要素です。
取引先の見方として基準になるのは以下の通りです。

制作会社の取引先の見方
  • 銀行との取引がいくつか存在するか
  • 国や自治体組織との取引は存在するか
  • 大手企業との取引は存在するか

これは、上記取引がなければよくないということでもありません。
会社の信用度を見る基準として、銀行や国・都市の機関、大手企業との取引があれば、会社としての信用度が社会的に高いと評価されるためです。
あったらラッキーという感じで、軽く確認しておくくらいで問題ありません。

サービスの柔軟性

これは見積もりを取ってみないとわからない場合もありますが、基本的に以下のような基準で制作サービスの柔軟性を見ていきます。

開発サービスの柔軟性を見る基準
  • 仕様変更への対応力
  • 運営・アップデート対応の柔軟性
  • SNSや広告配信、分析ツールとの連携

これらは”ただ依頼のままに制作している会社”なのか、”幅広い提案をくれる会社”なのかを判断する基準にもなります。

自社でどれだけ構築をイメージしていても、開発のプロほどの知識があるわけではありません。
近年のソーシャルゲームの傾向や流行などに詳しい開発会社であれば、提示してくれる内容が多岐にわたることもあります。

まずは自社の要望と合致するかどうかをしっかりと見極めたうえで、さまざまな実装スキルがある会社に見積書を依頼すると、時間や費用に対するコスパも良くなります。

サービスのサポート体制

これは、見積もりを取って、実際にやり取りしてみないと分からない部分です。
判断基準は以下の通りです。

開発サービスのサポート体制を見る基準
  • 営業担当者の提案内容が充実しているかどうか
  • 実際進めていくとなるとどういうやり取りになっていくのかを明示してくれるかどうか
  • 担当者とのやりとりがスムーズかどうか

実際に見積もりを取った後に開発会社とやり取りをする際、しっかりと自社に寄り添ってくれる企業なのかを判断する基準となります。
やり取りが透明性高くできていると、開発会社も、依頼会社も、お互いが安心してやり取りすることができ、スムーズに開発が進みます

しかし、「窓口が営業担当で、細かい状況を共有しづらい」といった場合、進捗はもちろん、開発の意向を上手く汲み取ってくれるかどうかも怪しくなり、思っていた制作物に仕上がらないといったトラブルも起きてしまいます。

見積もりを取った際には「制作ディレクターと直接やり取りすることは可能ですか?」「制作時はどういうやり取りになりますか?」などしっかりと疑問をぶつけてみるのがいいでしょう。

ソーシャルゲームの開発会社選びだからこそ気を付けたい5つのポイント

ここでは、他のシステム開発やアプリ開発とは違う視点で、特にどんなことに気を付けて開発会社を選べばいいかについて解説していきます。

ソーシャルゲームの開発会社選びだからこそ気を付けたい5つのポイント
  • 「開発力」だけでなく「運営力」があるか
  • 収益モデルへの理解があるか
  • サーバー負荷対策とリアルタイム通信のノウハウがあるか
  • マーケティングとユーザー分析の支援ができるか
  • 継続的なサポート体制が整っているか

「開発力」だけでなく「運営力」があるか

ソーシャルゲームは、リリース後の運営が成功の鍵を握ります。
一般的なシステム開発では、納品後は保守フェーズに入ることが多いですが、ソーシャルゲームは定期的なイベント更新、新キャラ追加、バランス調整、ユーザーデータ分析が欠かせません。
そこで、以下について開発会社に尋ねてみましょう!

開発会社に確認すること

  • 過去に運営を担当した実績があるか?
  • アップデートやイベントの対応経験があるか?

収益モデルへの理解があるか

ソーシャルゲームでは、ガチャ、バトルパス、広告収益、シーズン制の課金など、多様なマネタイズ手法が用いられます。
一般的なシステム開発会社やアプリ開発会社では、これらのビジネスモデルを理解していないことが多いため、収益設計まで相談できるかを確認することが重要です。
そこで、以下について開発会社に尋ねてみましょう!

開発会社に確認すること

  • 課金システムや、プレイヤー同士のゲーム内経済について設計経験があるか?
  • データ分析を基にした売上向上の施策提案ができるか?

サーバー負荷対策とリアルタイム通信のノウハウがあるか

ソーシャルゲームは、リアルタイムで多くのプレイヤーがアクセスするため、サーバーの負荷分散や通信の最適化が必須です。
一般的な業務システムやスマホアプリ開発では、こうした大規模な負荷対策が不要なケースが多いため、サーバー技術に強い開発会社を選ぶことが重要となります。
そこで、以下について開発会社に尋ねてみましょう!

開発会社に確認すること

  • クラウド技術(AWS、GCP、Azureなど)の知識があるか?
  • リアルタイム通信(WebSocket、gRPC)の実装経験があるか?
  • 大量の同時アクセスを想定した負荷試験を事前に行うことができるか?

マーケティングとユーザー分析の支援ができるか

ソーシャルゲームは、単に開発して公開するだけではなく、いかにユーザーを増やし、長く遊んでもらうかが重要です。
ユーザーの継続率向上のために、プレイデータを分析し、A/Bテスト(複数の選択肢によって比較するテスト)やキャンペーン施策を打つ必要があります。
そこで、以下について開発会社に尋ねてみましょう!

開発会社に確認すること

  • プレイヤーデータの分析・改善提案ができるか?
  • マーケティング支援や広告運用の知識があるか?

継続的なサポート体制が整っているか

ソーシャルゲームは長期運営が前提となるため、開発会社がリリース後も対応できる体制を持っているかを確認することが大切です。
特に、バグ対応、アップデート、イベント運営などのサポート範囲を明確にしておく必要があります。
そこで、以下について開発会社に尋ねてみましょう!

開発会社に確認すること

  • リリース後の保守・運用サポートを提供しているか?
  • 24時間365日の監視や障害対応が可能か?

厳選したおすすめ開発会社5選 

では、前述で述べた制作会社を選ぶ際に見るべき7つのポイントを踏まえて、開発会社の目線で厳選したおすすめの開発会社をご紹介します。

スクロールできます
企業名会社の
設立年数
従業員数

被保険者数の
バランス
ソーシャルゲームの制作実績件数開発以外の事業取引先
株式会社テンダゲームス19年IP(知的財産)を用いたプロデュース・コンサルティングなど株式会社ディー・エヌ・エー、グリーホールディングス株式会社、株式会社でらゲーなど
株式会社シリアルゲームズ25年3DCG/VRコンテンツの企画制作など株式会社カプコン、株式会社スクウェア・エニックス、株式会社ベネッセコーポレーションなど
アプリファクトリーはるni株式会社8年プログラミング教育LINEヤフー株式会社、鹿児島地域振興局、株式会社南日本放送など
Crico株式会社12年イベント運営、人材コンサルティングなど東映アニメーション株式会社、株式会社ポケモン、株式会社ミラティブなど
株式会社サクセス46年ビジネスソリューションソフトの制作および販売株式会社スクウェア・エニックス、株式会社バンダイナムコオンライン、株式会社ディー・エヌ・エーなど
※Webサイト内に記載のない内容は「ー」と記載しています。
※会社の設立年数は2025年2月時点のものです。
※従業員数と被保険者数のバランスは80%以上を◎、50%以上を〇としています。

株式会社テンダゲームス

株式会社テンダゲームスの特徴・強み
  • 開発から運営サポートまで幅広いサービスを提供
  • 大手ゲーム企業にも多数の取引実績がある
  • 運営サポートやマーケティングの支援も充実

株式会社テンダゲームスは、家庭用ゲームやオンラインゲームの、開発から運営サポートまで幅広いサービスを提供しており、ゲーム作りのあらゆる場面で頼れる存在です。

同社の強みは、大手ゲーム企業にも多数の取引実績があることです。
スクウェア・エニックスやバンダイナムコなど、業界を代表する企業と多くの人気タイトルを開発しています。

さらに、ゲーム開発だけでなく、運営サポートやマーケティングの支援も充実
開発運営を見据えた提案ができるため、長く愛されるゲーム作りを実現できるでしょう。

会社の設立年数 19年(2025.2月時点)

被保険者数割合100%

大手企業との取引有

マーケティング支援も対応可能

株式会社テンダゲームスの概要

設立年2005年
電話番号03-5979-7818(代表)
所在地東京都豊島区西池袋1-11-1 WeWork メトロポリタンプラザビル内
事業内容ゲームの企画・開発・運営・シナリオ作成・演出・デザイン制作
ソーシャルゲームプラットフォーム運営・コンサルティング
IP(知的財産)を用いたプロデュース・コンサルティング
Web3技術を活かしたコンサルティング
実績https://tendagames.co.jp/services/online_game/

株式会社シリアルゲームズ

株式会社シリアルゲームズの特徴・強み
  • 20年以上の実績を持つゲーム開発会社
  • オンラインゲームのサーバー構築やWebサービス開発が強み
  • 3DCG/VRコンテンツの企画制作なども行っている開発会社

株式会社シリアルゲームズ20年以上の実績を持つゲーム開発会社で、スマートフォンやPC、家庭用ゲーム機向けのゲームを開発しています。
特に、オンラインゲームのサーバー構築やWebサービス開発に強みを持ち、安定した通信環境の提供が可能です。

また、カプコンやスクウェア・エニックスなど、大手ゲーム企業との取引実績が豊富で、企画から運営まで一貫してサポートできる体制を整えています。
3DCG/VRコンテンツの企画制作なども行っている開発会社のため、さまざまな開発技術を持っている可能性が高く、新たな視点でのゲーム開発提案をくれることが期待できます。

会社の設立年数 25年(2025.2月時点)

被保険者数割合100%

大手企業との取引有

サーバー構築やWebサービス開発に強い

株式会社シリアルゲームズの概要

設立年2000年
電話番号
所在地東京都台東区台東1丁目21番地4号 東京ミシン会館ビル4F
事業内容ゲームコンテンツ企画制作
ゲームサーバーアプリケーション開発運用
WEBアプリケーション企画開発
3DCG/VRコンテンツの企画制作
その他スマートフォン・PC等各種プラットフォームでのアプリケーション/ソフトウェアの開発
実績https://www.serialgames.co.jp/works/

アプリファクトリーはるni株式会社

アプリファクトリーはるni株式会社の特徴・強み
  • 鹿児島市拠点の、スマートフォンやPCのゲーム開発を中心に開発するゲーム開発会社
  • 設立してわずか8年ながら大手企業との取引も多く、信頼度の高い開発会社
  • プログラミング教室を運営し、小・中学生・高校生向けのプログラミング教育を行っている

アプリファクトリーはるni株式会社は、鹿児島市に拠点を置いたゲーム開発会社で、スマートフォンやPCのゲーム開発を中心に、多彩なプロジェクトを開発してきました。
設立してわずか8年ながら大手企業との取引も多く、信頼度の高い開発会社だと言えます。

社内にはプランナー、デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなど、ゲーム制作に必要な専門家が揃っており、企画からリリースまで一貫したサービスを提供しています。

技術者の教育にも力を入れており、プログラミング教室「IT Adventure」を運営し、小・中学生・高校生向けのプログラミング教育を行っています。

会社の設立年数 8年(2025.2月時点)

被保険者数割合65%

大手企業との取引有

マーケティング支援も対応可能

アプリファクトリーはるni株式会社の概要

設立年2016年
電話番号099-298-9335
所在地鹿児島県鹿児島市住吉町13-1ハーバーフロントビル2F/3F
事業内容ゲーム開発
プログラミング教育
実績https://haru-ni.net/works/

Crico株式会社

Crico株式会社の特徴・強み
  • 企画・開発・デザイン・進行まで一貫して対応
  • 2D・3Dグラフィックやアニメーションなど、高い表現力と技術力で魅力的なコンテンツを多数制作
  • アソビを通して人の生きる本質を追求している”面白い”視点を持った開発会社

Crico株式会社は、東京都千代田区に本社を構えるゲーム開発会社です。
スマートフォンや家庭用ゲーム向けのソーシャルゲームを中心に、企画・開発・デザイン・進行まで一貫して対応しています。
大手グラフィックゲーム企業との豊富な取引実績を持ち、2D・3Dグラフィックやアニメーションなど、高い表現力と技術力で魅力的なコンテンツを多数制作しています。

また、社内クリエイターの育成やクリエイター支援事業も展開しており、常に新しい才能と発想を取り入れていく柔軟性も魅力的。
企業ミッションとして「未来の“面白い”をカタチにする。」を掲げており、アソビによる人や社会のつながりを創造して、人の生きる本質を追求している”面白い”視点を持った開発会社です。

会社の設立年数 12年(2025.2月時点)

被保険者数割合81%

大手企業との取引有

クリエイター支援事業も展開

Crico株式会社の概要

設立年2013年
電話番号
所在地東京都千代田区外神田3-6-17フェニックスビル7F
事業内容グラフィックス・アニメーション・シナリオ制作
ゲーム・アプリ等のコンテンツ開発
クリエイター、エンジニアのための学習機会提供サービス
コンテンツ開発に関連するコンサルティング
イベント運営
ウェブサイトの企画運営
ライセンスマッチング、交渉、契約
人材コンサルティング
(労働者派遣  事業許可番号:派13-314498
有料職業紹介 事業許可番号:13-ユ-311570)
実績https://crico.co.jp/works/

株式会社サクセス

株式会社サクセスの特徴・強み
  • 1978年創業の老舗ゲーム開発会社で、ゲームの開発実績は2,000タイトル以上
  • リリース後の運営・改善にも対応可能
  • 小規模ゲームから大規模ゲームまで開発実績を持つ

株式会社サクセスは、1978年創業の老舗ゲーム開発会社で、スマートフォン向けのソーシャルゲームから家庭用ゲーム、ブラウザゲームまで幅広いジャンルの開発・運営実績を持っています。
スクウェア・エニックスやバンダイナムコオンラインなど、大手企業との取引も多数あり、安定した品質と信頼性のある開発会社です。

また、開発だけでなくリリース後の運営・改善にも対応可能な体制が整っており、長期的なパートナーとして開発依頼をすることが可能です。
ゲームの開発実績はなんと2,000タイトル以上。そのすべてが公開されており、小規模ゲームから大規模ゲームまで対応可能なことがわかります。

会社の設立年数 46年(2025.2月時点)

被保険者数割合100%

大手企業との取引有

2,000タイトル以上のゲーム開発実績有

株式会社サクセスの概要

設立年1978年
電話番号03-6432-5230(代表)
所在地東京都品川区東五反田1-21-13 ファーストスクエア五反田3F
事業内容ゲームソフトの開発・販売および運営
ビジネスソリューションソフトの制作および販売
有料職業紹介事業(許可番号:13-ユ-310164)
労働者派遣事業(許可番号:派13-316365)
実績https://www.success-corp.co.jp/development/works/

まとめ

ソーシャルゲーム開発と他の開発との違いを整理し、最適な開発会社を選ぶポイントを解説しました。

ソーシャルゲーム開発と一口に言っても、その開発の特徴は開発企業によってさまざま。
まずはいくつかの企業に見積もりを依頼し、複数の開発会社とコンタクトを取ってみて、自社に合う会社選びを行ってみるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

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