近年、AIを活用したシステムを導入する企業が増えています。
その理由は、業務の効率化やコスト削減、より正確な判断ができるといったメリットがあるからです。
また、データを活用しないと競争力を維持しにくくなっているのも、AI導入が進む背景の一つです。
たとえば、問い合わせ対応を自動化する「チャットボット」や、売上の動きを予測する「データ分析AI」、機械の異常を素早く検知する「監視システム」など、さまざまな分野でAIが活躍しています。
しかし、AIを開発するには専門的な知識が必要で、自社でゼロから作るのは簡単ではありません。
そこで、多くの企業がAIの開発を専門とする開発会社に依頼し、自社に合ったAIシステムを導入しています。
本記事では、AI搭載システムとは何か、どんな開発方法があるのかをわかりやすく解説し、最適な開発会社を選ぶポイントを紹介していきます。
AI搭載システムとは?

まずはAI搭載システムの定義や活用事例を見て、イメージを掴んでみましょう。
AI搭載システムの定義
AI搭載システムとは、人工知能(AI)を活用して業務の自動化や効率化、意思決定の最適化を行うシステムのことを指します。
従来のシステムは、あらかじめ設定されたルールに従って処理を行うものでしたが、AI搭載システムはデータを学習し、環境に適応しながら高度な判断を行えるのが特徴です。
例えば、「チャットボット」はユーザーの質問内容を理解して適切な回答を生成できますし、「画像認識AI」は医療分野で病変を検出するのに活用されています。
このように、AI搭載システムは「学習」、「判断」、「最適化」という3つの機能を持ち、幅広い業界で導入が進んでいます。
AI搭載システムの活用事例
AI搭載システムは、さまざまな業界で導入され、業務の効率化やコスト削減に貢献しています。
以下に活用事例をいくつかご紹介いたします。
- カスタマーサポート(チャットボット、データ分析)
- 医療(診断支援AI、画像解析)
- 製造業(異常検知、ロボット制御)
- 金融(不正検知、自動取引)
- 交通(自動運転、渋滞予測)
カスタマーサポート|『損害保険ジャパン日本興亜株式会社』の例
コールセンター業務にAIを導入し、オペレーターと顧客の通話内容を音声認識技術で記録。
これにより、オペレーターのパソコン上にリアルタイムで最適な回答を表示させ、対応の迅速化と人件費の削減を実現しました。
医療|『日本赤十字社』の例
AI問診ツールを導入し、1回の診察時間を平均3分短縮することに成功しています。
これにより、医師の負担軽減と患者の待ち時間短縮が実現されています。
製造業|『トヨタ自動車株式会社』の例
システム導入前、車体塗装における色の管理は職人の経験と勘に頼っており、作業の効率化と品質向上が求められていました。そこで、 AIを用いた塗装シミュレーションシステムを開発し、塗料の配合から塗装された車体のビジュアル再現までをデジタル化しました。
これにより、 実際に塗装することなく品質評価が可能となり、開発のスピードアップと品質向上を実現しています。
金融|『住信SBIネット銀行株式会社』の例
不正送金の手口が巧妙化する中、従来の対策では限界がありました。
そのため、自社開発のAIシステムを導入し、24時間365日体制で振込のモニタリングを実施しています。
これにより、新たな不正送金パターンを随時学習し、モニタリング業務の高度化・効率化を実現しています。
交通|『中国・深圳市』の例
深圳市では、急速な都市化により、交通事故や渋滞が増加していました。
そこで、交通情報用カメラが常に市内の交通状況を把握し、データを蓄積。
AIによる効率的な信号機の自動制御が行われています。
これにより、交通の流れがスムーズになり、渋滞や事故が減少してきました。
AI搭載システムを導入するメリット・デメリット
ここまで、AI搭載システムを導入する魅力について見てきましたが、改めてメリット・デメリットを整理してみましょう。
AI搭載システムを導入するメリット5つ
では、まずメリットから見ていきましょう。
AI搭載システムを導入するメリット5つ
- 業務の自動化と効率化
- データ分析と予測の精度向上
- 顧客一人ひとりに合わせたサービス提供
- 人材不足の解消と生産性の向上
- 新たなビジネスチャンスの創出
AIシステムを導入することで、繰り返し作業や単純業務をAIが代行し、業務時間の短縮と人件費削減が可能になります。
24時間365日稼働できるため、業務の継続性が向上したり、ミスの削減や品質の均一化も実現できます。
AIが大量のデータを処理し、売上予測・異常検知・マーケティング分析などを高精度で実施することが可能になります。
人間では難しい複雑なパターンの分析や最適な意思決定を支援できたり、人間だとスキルセットによって実現可能な範囲が限られることもありますが、AIにより再現性の高い分析結果を出すことができます。
AIが顧客の行動データを分析し、一人ひとりに最適な商品や情報を提供することができます。
チャットボットや自動応答システムにより、リアルタイムでのカスタマーサポートも可能です。
AIの導入により、単純作業を自動化し、人手不足の問題を改善することができると考えられます。
従業員はより創造的・高度な業務に集中でき、業務の質が向上するでしょう。
AIを活用した新サービスの開発や、データ活用による新たな収益モデルの創出が可能になります。
それが競争力の強化につながり、市場での優位性を確立できるので、AIのコンサルティング的要素を活用してより幅広くビジネスチャンスを創出することができます。
AI搭載システムを導入するデメリット5つ
では、次はデメリットを見ていきましょう。
AI搭載システムを導入するデメリット5つ
- 初期コストと運用負担が大きい
- データ品質とセキュリティの課題
- 専門知識が必要で人材不足が課題
- AIの判断プロセスが不透明な場合がある
- すべての業務に適用できるわけではない
AIシステムの開発・導入には高額な初期投資が必要となる場合が多いです。
運用後もデータの更新やモデルの改善が継続的に求められるため、ある程度の予算が必要でしょう。
AIの性能は学習データの質に大きく依存し、不適切なデータを使うと誤判断のリスクがあります。
また、AIは大量のデータを扱うため、情報漏洩や不正利用のリスクも考慮する必要があります。
AIの開発や運用には、機械学習やデータサイエンスの知識が必要となります。
しかし、AIエンジニアなどの人材不足により、自社開発・導入のハードルは高いのが現状です。
専門家に依頼するともちろん費用がかかりますので、AIシステムの開発の必要性と専門家に依頼するコストを天秤にかけて導入前に検討しましょう。
AIに頼りすぎてしまうと、意思決定プロセスや業務の遂行プロセスが不透明になりやすく、AIがなぜその判断をしたのかが分からないために説明責任を果たせない場合が出てきてしまいます。
特に医療・金融・法律分野などでは、AIの判断をそのまま適用するのが難しいケースもあるので、注意して利用するようにしましょう。
ルールが曖昧な業務や、創造性・人間の感覚が必要な業務には向いていないのがAIの最大の特徴です。
そのため、創造性を利用する「芸術」や「文学」、「研究開発」等の分野や、感情や倫理的判断が必要な「カウンセリング」や「教育」、「介護」等の分野で活用する際は注意が必要でしょう。
AI搭載システムの開発方法

では、AI搭載システムの開発について詳しく見ていきましょう。
どのように開発を進めるべきかは”開発の目的”によって変わってきます。
まずはAI搭載システムを開発する上での基本的な考え方や技術の選択方法を理解し、開発方法についても触れていきましょう。
AI搭載システムを開発するときの考え方
AI搭載システムの開発方法の考え方には、「ルールベースAI」、「機械学習AI」、「深層学習AI(ディープラーニング)」の3つがあります。
ルールベースAIは、事前に定めたルールに従って処理を行う方式で、比較的シンプルなシステムに適しています。
例えば、FAQに基づくチャットボットなどがこれに該当します。
機械学習AIは大量のデータをもとにパターンを学習し、予測や判断を行う手法です。
マーケティングのデータ分析や異常検知システムで多く活用されています。
深層学習(ディープラーニング)AIはニューラルネットワークを活用して画像認識や音声認識などの高度な処理を行う技術で、自動運転や医療診断などに使われています。
目的に応じて適切な開発方法の考え方を選択するようにしましょう。
開発アプローチの種類 (開発方法の考え方) | 活用方法の例 |
---|---|
ルールベースAI | チャットボットなど(シンプルなシステム) |
機械学習AI | マーケティングのデータ分析や異常検知システムなど |
深層学習AI | 画像認識や音声認識など(高度な処理が必要) |
すでにあるパッケージサービスを利用する方法
AIを導入する方法のひとつに、すでに開発されているパッケージサービスを利用する方法があります。
これはあらかじめ学習済みのAIを使えるサービスのことで、例えばGoogleの「Vertex AI」やAmazonの「SageMaker」によって「機械学習AI」を利用することが可能です。
これらを使えば、画像認識や文章の自動解析などのAI機能を、特別な知識がなくても簡単に活用できます。
他にもパッケージ化されているAI搭載システムが存在し、ある程度の活用可能範囲はありますが、「AIシステムを試してみたい」、「複雑なシステム利用は考えていない」などの企業にはピッタリかと思います。
自社に合わせたAI搭載システムを開発する方法
専門の開発会社と一緒に、ゼロからAIシステムを作る方法もあります。
この方法の大きな魅力は、自社の業務にぴったり合ったAIを開発できることです。
例えば、工場で機械の異常を検知するAIや、病院で診断をサポートするAIなど、業界や用途に合わせたAIシステムを作ることができます。
また、自社の業務データを使ってAIを学習させることで、より高い精度で動作するシステムを作れるのもメリットです。
ただし、開発には時間とコストがかかるため、どのくらい予算や期間が必要か、しっかり計画することが大切です。
AIは導入したら終わりではなく、運用しながら精度を上げたり、新しいデータを学習させたりする必要があるため、長期的に取り組む覚悟も必要となるでしょう。
開発会社を選ぶ際に見るべき7つのポイント

ここまでで、基幹システムを作るのに必要な知識についてはざっくりと理解していただけたのではないかと思います。
では、開発会社を選ぶ際に見るべき7つのポイントについて整理していきます。
会社の設立年
こちらは重要視する方が多いかもしれませんね。
しかし、設立年が古ければ古いほどいいのでしょうか?これについても詳しく見ていきます。
まず、会社の設立年の考え方ですが、大前提として、単純に会社設立から企業が5年、10年と存続していることはとても素晴らしいことです。
10年後の企業生存率はベンチャー企業で6.3%と言われるほどに低く、特にWeb関連の事業を行っている企業はベンチャー企業がほとんどのため、今存在している会社の50社中3社しか生き残らない計算になります。
そんな中、この”設立年”をどのように見ればよいのでしょうか?
基本的には、5年以上存続している会社であれば、ある程度安心できると判断しても良いでしょう。
これは感覚の問題になるので、確かな判断基準とは言えませんが、5年以上存続している会社であれば開発実績もある程度持っているので、まず最初に確認する部分として見ておくことをおすすめします。
また、設立から長年経営している開発会社であっても、最新の技術や仕様について知識不足で、古い技術で対応している場合は注意が必要です。
非効率なシステム設計となったり、機能を拡張することが困難になる場合があるので、設立年数だけを見るのではなく、しっかりと開発会社の実績や対応を見るよう心がけましょう。
従業員数と被保険者数のバランス
また、企業情報を見る際に、この「従業員数と被保険者数のバランス」についても見ていきましょう。
これは、特に開発会社のあるあるなのですが、案件を「社員」だけでなく「業務委託契約者」に一部または全て任せているケースがあります。
開発会社に所属している人員ではなく、「業務委託契約」にて案件の人員補充を行っている場合、一部の企業でこの人数を「従業員数」に含んでいる場合があります。
システム開発においては、業務委託契約の人員を使っていようと問題はないのですが、それを企業側が意図的に隠している場合、もし業務委託契約者の作業が原因で何か問題が起こった場合に責任を取ってもらえない可能性があるということを覚えておいていただきたいです。
基本的には、業務委託契約者が制作を行って何か問題が発生した場合は、受託している企業側が責任を取るものなのですが、そういう企業ばかりとも限りません。
「被保険者数」とは、企業の社会保険に入っている人のことです。
業務委託契約を行っているフリーランスの制作者たちは社会保険に入れないため、「従業員数」と「被保険者数」のバランスを確認して、比率が極端に違っていないか、従業員数に偽りがないかを見ておくと、トラブルに巻き込まれる危険性が低くなります。
開発実績
これは言うまでもないですが、開発会社の開発実績を確認することは誰もが”重要だ”と感じるポイントですよね。
では、どのように実績を見ていけばよいのでしょうか?
開発実績は、企業によって公開内容がさまざまなのと、取引企業が公開NGとしている場合があるため、一概に全ての開発実績が大事とは言えませんが、実績数が多いから何でもいいというわけではありません。
開発実績を見るうえで重要視するポイントは以下の通りです。
- 開発実績件数
- 自社と同業の実績歴があるか
- 自社が求める開発に合った実績があるか
開発会社を選ぶ際に重要なのは「自社が求めるものを形にしてくれるかどうか」。
それを見極めるために、まずはどんなシステムを構築したいのか具体的にイメージし、求めるイメージと似たシステムの開発を実績として持っているかどうかが大きな判断基準になります。
”どこの”実績があるかではなく、”どんな”実績があるかを注視してみましょう。
システム開発以外の事業
システム開発以外の事業というと、例えばコンサルティング事業を行っているとか、管理システムを自社で運営しているとか、実店舗を経営しているとか、そういった「別事業で何をしている会社なのか」も選定基準として持っていてもいいでしょう。
例えば、マーケティングコンサルなどを別事業として行っている会社であれば集客についてのノウハウを持っていたり、基幹システムを運用している会社であれば当事者としての経験があるため、ただシステムを作るだけではなくビジネス自体が成功するような提案をしてくれる可能性が高くなります。
取引先
これは必須ではありませんが、できれば取引先も見ておいたほうが安心かなという要素です。
取引先の見方として基準になるのは以下の通りです。
- 銀行との取引がいくつか存在するか
- 国や自治体組織との取引は存在するか
- 大手企業との取引は存在するか
これは、上記取引がなければよくないということでもありません。
会社の信用度を見る基準として、銀行や国・都市の機関、大手企業との取引実績があれば、会社としての信用度が社会的に高いと評価されるためです。
あったらラッキーというくらい軽く確認しておくくらいで問題ありません。
サービスの柔軟性
これは見積もりを取ってみないとわからない場合もありますが、基本的に以下のような基準で開発サービスの柔軟性を見ていきます。
- 社内でシステムを利用するときに専門知識がなくても利用可能かどうか
- 機能改修や追加などのカスタマイズが可能かどうか
- 開発後の保守対応が柔軟かどうか
これらは”ただ言われたままの内容で開発している会社”なのか、”幅広い提案をくれる会社”なのかを判断する基準にもなります。
自社でどれだけ具体的に「こんなシステムが欲しい」とイメージしていても、開発のプロほどの知識があるわけではありません。
近年のシステム傾向や流行などに詳しい開発会社であれば、提示してくれる内容が多岐にわたることもあります。
また提案力のある会社だと、希望する機能が予算内で実現不可能な場合、予算内で実現可能な別の機能を提案してくれることもあります。
まずは自社の要望と合致するかどうかをしっかりと見極めたうえで、さまざまな実装スキルがある会社に見積書を依頼すると、時間や費用に対するコスパも良くなります。
サービスのサポート体制
これは、見積もりを取って、実際にやり取りしてみないと分からない部分です。
判断基準は以下の通りです。
- 営業担当者の提案内容が充実しているかどうか
- 実際進めていくとなるとどういうやり取りになっていくのかを明示してくれるか
- 担当者とのやりとりがスムーズかどうか
実際に見積もりを取った後に制作会社とやり取りをする際、しっかりと自社に寄り添ってくれる企業なのかを判断する基準となります。
やり取りが透明性高くできていると、開発会社も、開発を依頼する会社も、お互いが安心してやり取りすることができ、スムーズにシステム開発が進みます。
しかし、「窓口が営業担当で、細かい状況を共有しづらい」といった場合、開発進捗はもちろん、開発における意向を上手く汲み取ってくれるかどうかも怪しくなり、思っていたシステムに仕上がらないといったトラブルも起きてしまいます。
見積もりを取った際には「ディレクターと直接やり取りすることは可能ですか?」や「開発時はどういうやり取りになりますか?」などしっかりと疑問をぶつけてみるのがいいでしょう。
依頼する前に注意すべき3つのポイント

では、実際に基幹システム開発を依頼するとなった場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
開発実績と技術力の確認
AIの開発にはさまざまな手法があり、開発会社の実績と技術力によって開発可能な範囲もかなり左右されます。
特に、自社の業界に近い開発経験があるかどうかを入念に確認するようにしましょう。
過去の開発事例をチェックする
- どの業界のAI開発実績があるか?(医療・製造・金融など)
- ルールベースAI・機械学習・深層学習(ディープラーニング)のどれに強い開発会社か?
技術スタックを確認する
- 得意なAIシステム開発はどんなものか?
(AWS, Google Cloud, Azure などのクラウドプラットフォームにより変わる) - 要件に合わせて柔軟に対応してくれるか?
(TensorFlow、PyTorchなどのオープンソース技術に対応しているかどうか)
コストと開発スケジュールの透明性
AI開発は長期的なプロジェクトになることが多いため、費用や開発スケジュールを事前に明確にしておくことを忘れないようにしましょう。
コストの内訳を確認
- 初期開発費用だけでなく、データ収集・AIモデルのチューニング・運用保守費用まで含めた見積もりを取ること
- 不明瞭な追加費用が発生しないかをチェックすること
開発スケジュールの管理
- 適切な開発期間が設定されているか?
(小規模なものは1~3ヵ月、大規模なものは9ヵ月~1年のものが多い) - マイルストーン(開発の進捗管理ポイント)が明確に設定されているか?
データの取り扱いとセキュリティ対策
AIシステムは大量のデータを扱うため、データ管理の安全性を確保することが必要不可欠です。
特に、個人情報や機密データを扱う企業は、セキュリティ基準を満たしているかをしっかり確認しましょう。
データの管理方法を確認
- AI学習に使用するデータはどのように取り扱われるのか?
- データの所有権は誰にあるのか?
セキュリティ対策が万全かをチェック
- 情報漏洩リスクを防ぐ暗号化やアクセス管理が行われているか?
- クラウド上でのデータ保管や運用の安全性は確保されているか?
厳選したおすすめ開発会社10選 ~自社に合わせたAI搭載システムを開発~

では、前述で述べた開発会社を選ぶ際に見るべき7つのポイントを踏まえて、開発会社の目線で厳選したおすすめの開発会社 ~自社に合わせたAI搭載システムを開発~をご紹介します。
企業名 | 会社の 設立年数 | 従業員数 と 被保険者数のバランス | AIシステムの 開発実績 | システム開発以外の事業 | 主要取引先 |
---|---|---|---|---|---|
株式会社インフォディオ | 22年 | ◎ | ー | クラウドサービスの開発・販売 | 国税庁 株式会社JTB みずほ銀行 |
AMBL株式会社 | 23年 | ◎ | ー | DX支援事業 | 株式会社アイデム 株式会社NTTドコモ 松竹株式会社 |
株式会社 Laboro.AI | 8年 | ◎ | ー | カスタムAI導入のためのコンサルティング事業 | 味の素株式会社 株式会社大広 山口県 |
株式会社ゼンク | 19年 | ◎ | ー | コンピュータ導入・運用に関するコンサルテーション | アイハラ貿易株式会社 株式会社NTTドコモ 国士舘大学 |
株式会社アープ | 29年 | ◎ | ー | ー | キヤノンITソリューションズ株式会社 トーイツ株式会社 エンカレッジ・テクノロジ株式会社 |
アドバンスソフト株式会社 | 22年 | 〇 | ー | 計算科学技術分野の出版・セミナー・シンポジウム等の開催 | ー |
株式会社エスユーエス | 25年 | ◎ | ー | AI教育など | 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 |
HEROZ株式会社 | 15年 | ◎ | ー | ー | SMBC日興証券株式会社 株式会社バンダイ 株式会社竹中工務店 |
ギリア株式会社 | 7年 | ◎ | ー | ー | 株式会社みずほ銀行 株式会社トライグループ 日本郵船株式会社 |
株式会社エクサウィザーズ | 9年 | ◎ | ー | ー | イオン株式会社 ロート製薬株式会社 中国電力株式会社 |
※会社の設立年数は2025年2月時点のものです。
※従業員数と被保険者数のバランスは80%以上を◎、50%以上を〇としています。
株式会社インフォディオ

- AI-OCRや自然言語処理(NLP)を活用したデータ処理の自動化が得意
- 手書き文字や非定型帳票の読み取りを高精度に行う「スマートOCR」を提供
- 法務省や大手企業にも導入実績有
株式会社インフォディオは、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、AI技術を活用した業務効率化システムの開発に強みを持つ企業です。
特に、AI-OCRや自然言語処理(NLP)を活用したデータ処理の自動化に優れ、手書き文字や非定型帳票の読み取りを高精度に行う「スマートOCR」などのプロダクトを提供しています。
また、法務省やみずほ銀行、NTTデータなどの官公庁・大手企業にも導入されており、信頼性の高さが強みです。
SaaS型サービスの提供も得意としており、既存システムとのスムーズな連携を重視しています。
会社の設立年数 22年(2025.2月時点)
被保険者数割合94%
大手企業との取引有
パッケージ商品も提案可
株式会社インフォディオの概要
設立年 | 2002年 |
電話番号 | 03-5840-9051 (代表) |
所在地 | 【本社】 東京都文京区本郷2-27-20本郷センタービル 5F 【本郷テクニカルセンター】 東京都文京区本郷2-25-10本郷トーセイビルⅣ 5F |
事業内容 | AI / IT ソフトウェア プロダクト・クラウドサービスの開発・販売 ソフトウェア開発・システムインテグレーション |
実績 | https://www.infordio.co.jp/advantage/ |
AMBL株式会社

- AI活用を中心にマーケティングを含めた4つの事業領域を持つDXのプロフェッショナル集団
- 大手企業との取引実績20年以上
- 開発依頼企業の内部リソース強化もサポート可能
AMBL株式会社は、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
AI活用を中心にクラウドネイティブ、UXデザイン、マーケティングの4つの事業領域を持つDXのプロフェッショナル集団です。
これらの専門分野を組み合わせることで、企業のデジタルトランスフォーメーションを総合的に支援しています。
大手企業との20年以上にわたる取引実績があり、プロジェクトを成功に導いてきた信頼性があります。
人材育成のプラットフォームも有しており、社内外の人材教育を通じてDX推進に必要なスキルと知識を提供しています。
開発依頼企業の内部リソース強化もサポート可能となり、持続可能な成長を促進できます。
会社の設立年数 23年(2025.2月時点)
被保険者数割合93%
大手企業との取引有
パッケージ商品も提案可
AMBL株式会社の概要
設立年 | 2001年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 東京都品川区大崎一丁目2番2号アートヴィレッジ大崎セントラルタワー10階 |
事業内容 | DX支援事業 |
実績 | ー |
株式会社 Laboro.AI

- 画像認識や自然言語処理、強化学習が得意
- 2023年7月に東証グロース市場に上場
- 味の素など100社以上の大手企業と取引実績有
株式会社 Laboro.AIは、「カスタムAI」というサービスで、オーダーメイドのAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、画像認識や自然言語処理、強化学習など多岐にわたるAI技術を駆使し、クライアントのビジネスに最適化されたAI開発を行っています。先端技術をビジネス課題と結びつけ、産業全体の変革を目指しています。
2023年7月には東証グロース市場に上場し、 味の素など100社以上の大手企業と取引実績を持っていて、その信頼性と技術力が高く評価されています。
会社の設立年数 8年(2025.2月時点)
被保険者数割合100%
大手企業との取引有
東証グロース市場に上場
株式会社 Laboro.AIの概要
設立年 | 2016年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 東京都中央区銀座八丁目11-1 |
事業内容 | 機械学習を活用したオーダーメイド型AI「カスタムAI」の開発事業 カスタムAI導入のためのコンサルティング事業 |
実績 | https://laboro.ai/case/ |
株式会社ゼンク

- データ分析や需要予測、異常検知などの分野で実績豊富
- ビジネス理解~保守まで一貫したサポートな可能
- パッケージ商品もあり、多様なニーズに対応可
株式会社ゼンクは、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、企業の多様なビジネス課題に対応するAI受託開発を提供しています。
製造業や人材業界など、さまざまな業界でプロジェクトの経験を持ち、データ分析や需要予測、異常検知などの分野で実績を積んでいます。
開発プロセスとしては、ビジネス理解から概念検証、システム構築、運用・保守まで一貫してサポートし、クライアントに最適なAIソリューションを提供しています。
店舗型のビジネス向け予測AIや運送業・物流事業者向け予測AIなどのパッケージ商品も保有しており、多様なニーズに応えてくれる開発会社です。
会社の設立年数 19年(2025.2月時点)
被保険者数割合100%
大手企業との取引有
パッケージ商品も提案可
株式会社ゼンクの概要
設立年 | 2005年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区柳町1番地 伸幸ビル5F |
事業内容 | コンピュータシステムの企画・設計 構築・導入・運用に関する業務 ソフトウェアの設計・開発 AI関連事業(データ分析、需要予測AI開発、AI連携、AI活用、AI導入支援など) コンピュータ導入・運用に関するコンサルテーション ホームページの企画・作成・運用に関する業務 |
実績 | https://zenk.co.jp/service/ai/contract/#dounyu |
株式会社アープ

- クラウドシステムや医療系システムの開発が得意
- 「DICOM規格」での製品開発の実績があり、特に医療業界の業務効率化やセキュリティ強化に貢献
- 最新のAI技術を取り入れたパッケージ商品も幅広く展開
株式会社アープは、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、クラウドシステムや医療系システムの開発を得意とする開発会社です。
「DICOM規格」という医療用画像の保存や通信、取り扱いに関する国際標準規格を使用した製品開発の実績があり、特に医療業界に対する業務効率化やセキュリティ強化に貢献しています。
また、手間のかかるパソコン設定や定型業務を自動化するRPAソリューション「SetROBO RPAソリューション」や、Windowsテスト自動化ツール「Test」、社内のあらゆる情報をAI化する「RAGBuddy」、次世代認証技術「AI音声キー」など、最新のAI技術を取り入れたパッケージ商品も幅広く展開しています。
会社の設立年数 29年(2025.2月時点)
被保険者数割合96%
セキュリティに強い
パッケージ商品も提案可
株式会社アープの概要
設立年 | 1995年 |
電話番号 | 03-5259-5891 |
所在地 | 東京都千代田区神田小川町3-8 神田駿河台ビル 6F |
事業内容 | RAGBuddy -社内のあらゆる情報をAI化- 次世代認証 AI音声キー AI・Deep Learning ソフトウェア開発・評価・運用 医療画像システム開発 業務自動化ソリューション “SetROBO RPA Solution” Windowsテスト自動化ツール “Test Design” Webコンテンツ改ざん検知/自動復旧システム”isAdmin” |
実績 | https://www.arp-corp.co.jp/works/ |
アドバンスソフト株式会社

- 解析シミュレーションソフトウェアの開発・販売が得意
- 物理学において計算科学・技術の発展にも積極的
- シミュレーション技術とAIを融合させた開発商品を提供
アドバンスソフト株式会社は、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、最先端の理論を応用した解析シミュレーションソフトウェアの開発・販売を行う開発会社です。
受託解析や受託開発、コンサルティングなど多様なソリューションを提供してくれます。
また、オンラインセミナーの開催や技術情報誌の発行など、物理学分野における計算科学・技術の発展にも積極的に取り組んでいます。
AI技術の活用にも積極的に取り組んでおり、特にシミュレーション技術とAIを融合させた開発商品を提供しています。独自開発の「Advance/iMacle」は、第一原理計算ソフトウェアとして深層学習の学習効率を向上させるツールであり、シミュレーションデータの最適化やモデル精度の向上を支援します。
会社の設立年数 22年(2025.2月時点)
被保険者数割合60%
物理学分野専門の開発会社
ナノテクノロジー研究開発を強力に支援
アドバンスソフト株式会社の概要
設立年 | 2002年 |
電話番号 | 03-6826-3970 |
所在地 | 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビルディング17階西 |
事業内容 | 計算科学技術に関する研究及びコンサルティング 計算科学技術用ソフトウェアの研究・開発・保守及び販売 計算科学技術の解析業務受託 計算科学技術分野の出版・セミナー・シンポジウム等の開催 その他の付帯する事業 |
実績 | ー |
株式会社エスユーエス

- AIによる画像診断・外観検査が得意
- 異常検知・設備などの非破壊検査や販売管理・在庫予測などのAIシステム開発実績有
- 市場価値ある人財の育成にも注力
株式会社エスユーエスは、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、エンジニアリングソリューション、AIソリューション、AR/VRソリューション、ITコンサルティング、HRコンサルティング&テクノロジーの5つの事業領域でサービスを提供しています。
「人と企業の笑顔が見たい」という経営理念のもと、市場価値ある人財の育成にも注力している開発会社です。
AIシステム開発においては、画像診断・外観検査を得意としており、「異常検知・設備などの非破壊検査」や「スケジュール・シフト調整」、「販売管理・在庫予測」におけるAI活用のシステム開発を実績として保有しています。
会社の設立年数 25年(2025.2月時点)
被保険者数割合99%
画像診断・外観検査が得意
AI導入をリードする人材育成も得意
株式会社エスユーエスの概要
設立年 | 1999年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 京都府京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8 京都三井ビルディング5階 |
事業内容 | IT分野・機械分野・電気/電子分野・化学/バイオ分野におけるエンジニア派遣・開発請負 AR/VR教育および AR/VR ソリューション開発・販売 AI教育および AI ソリューション ERP分野におけるコンサルティング・システム開発・導入支援 その他IT を活用したサービス事業 |
実績 | https://www.sus-g.co.jp/service/ai/ai-casestudy1/ |
HEROZ株式会社

- 将棋ゲームアプリ「将棋ウォーズ」の開発会社
- AI技術を活用し建設・エンタメ・金融など多様な業界の企画・開発・運用を行う
- 金融業界における知識が深く、投資にも精通している
HEROZ株式会社は、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
700万人以上の利用者を持つ将棋ゲームアプリ「将棋ウォーズ」をきっかけに広く知られるようになったAI搭載システムの開発会社です。
AI技術を活用したサービスの企画・開発・運用を行い、各産業での常識破壊を実現することを目指しています。
建設・エンタメ・金融など多様な業界のDX推進を支援するAIソリューションを展開しており、金融業界における知識が深く、投資にも精通しているため、セキュリティの強さも特徴として挙げられます。
会社の設立年数 15年(2025.2月時点)
被保険者数割合100%
大手企業との取引有
金融業界に強い
HEROZ株式会社の概要
設立年 | 2009年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 東京都港区芝5-31-17 PMO田町7F |
事業内容 | AI技術を活用したサービスの企画・開発・運用 |
実績 | https://heroz.co.jp/lp/# |
ギリア株式会社

- 画像解析を活用した設備の外観検査や深層強化による学習生産計画の最適化が得意
- 製造・社会インフラ・金融・教育などの業界で実績有
- 人間では捉えきれない繊細な情報を取り扱うのが得意
ギリア株式会社は、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、AI技術を活用して、画像解析を活用した設備の外観検査や、深層強化による学習生産計画の最適化に強みを持つ開発会社です。
これらの技術を組み合わせ、製造・社会インフラ・金融・教育などの業界で最適なAI導入をサポートしています。
自然言語処理や姿勢・視線解析などのAI導入実績を持ち、人間では捉えきれない繊細な情報を取り扱うのが得意です。 また、産業向けのAI技術に注力していて、”差異化できるAI技術”をさまざまな産業領域向けに提供できます。
会社の設立年数 7年(2025.2月時点)
被保険者数割合80%
大手企業との取引有
繊細な情報を取り扱うのが得意
ギリア株式会社の概要
設立年 | 2017年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 東京都台東区台東4-19-9 山口ビル7 8F |
事業内容 | 人工知能及び応用技術に係るコンピュータソフトウェア システム等の企画・開発・コンサルティング・保守等 |
実績 | https://ghelia.com/service/case/ |
株式会社エクサウィザーズ

- AI導入の企画から開発・運用までを一貫してサポート
- 年間250件以上のAI・DXプロジェクトを開発・運用
- 介護や医療分野の課題解決にも力を入れている
株式会社エクサウィザーズは、オーダーメイドでAI搭載システムの開発を行っています。
同社は、企業向けのAIプラットフォーム「exaBase」を中心に、AI導入の企画から開発・運用までを一貫してサポートしています。特に、SaaS型のAIアプリケーションやMLOps(AIモデルの管理・運用を効率化する仕組み)を提供し、企業の業務をスムーズにAI化できるよう支援しています。
AIやDX診断サービスの生成など、企業の生産性向上や業務効率化にも貢献しています。
年間250件以上のAI・DXプロジェクトを開発・運用しており、「exaBase生成AI」、「exaBase IRアシスタント」、「CareWiz」など、業界ごとに特化したAIサービスを展開しています。
特に、介護や医療分野の課題解決にも力を入れ、AIの活用を広げています。
会社の設立年数 9年(2025.2月時点)
被保険者数割合70%
大手企業との取引有
パッケージ商品も提案可
株式会社エクサウィザーズの概要
設立年 | 2016年 |
電話番号 | ー |
所在地 | 東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階 |
事業内容 | AIを利活用したサービス開発による 産業革新と社会課題の解決 |
実績 | https://exawizards.com/works/ |
まとめ
20年以上開発に携わっている弊社が「AI搭載システム開発会社の選び方」を解説しました。
AI搭載システムと一口に言っても、その開発の特徴は開発企業によってさまざま。
まずはいくつかの企業に見積もりを依頼し、複数の開発会社とコンタクトを取ってみて、自社に合う会社選びを行ってみるのがおすすめです。
選定代行サービス『SELECTO』では、貴社のニーズに合った開発会社の選定サービスを完全無料で提供中!
開発会社選びに迷ったら、ぜひ活用してみてくださいね。