共同経営はやめとけ?うまくいかない?裏切りや取り分問題への対処法
共同経営は、複数の人々が共同で事業を立ち上げたり、経営を行ったりする形態です。
しかし、共同経営にはさまざまな問題が存在します。
本記事では、共同経営がうまくいかないと言われる理由、共同経営のメリット、問題への対処法について紹介します。
共同経営はやめとけ⁉うまくいかない理由
共同経営がうまくいかないとされる理由はさまざまですが、主に共同経営が失敗するといわれる理由を解説します。
意見の相違、方向性の違い
共同経営では経営方針やビジョンの不一致により辞める決断が生じることもあります。
共同経営者はそれぞれのビジネスに対して異なる考え方や目標を持っていることがあります。
これにより、将来の方向性や成長戦略についての意見の相違が生じ、共同経営を続けることが難しくなる可能性があります。
取り分や借金に関するトラブル
共同経営では取り分やお金に関するトラブルが発生することも珍しくありません。
利益の分配や出資金の負担についての意見の食い違いが生じることがあり、経営者間の不和を引き起こすことがあります。
また、借金や債務問題のリスクも挙げられます。
共同経営では、複数の経営者が責任を分担していますが、負債が発生した場合、経営者全員が責任を負うことになります。
もしも共同経営が失敗した場合、個人の資産や信用も危険にさらされる可能性があります。
役割と責任の不均等
各共同経営者が役割や責任を明確に理解していないと、業務の重複や負担の公平性が生じ、経営者間での不満や対立が生まれやすくなります。
同じ立場で同じ給与であるはずのパートナーが、自分より働いていない、自分より会社に貢献していないといった不満から、揉め事に発展しやすいようです。
意思決定がしにくい
経営者が複数であると、意思決定権が誰にあるのかが曖昧になり、意思決定がしにくくなってしまいます。
上下関係が全くないと、責任の所在も曖昧になりがちです。
何かトラブルが発生した際にも、誰が責任を取るのかということが問題になり、事態の収拾がつかなくなってしまいます。
共同経営者が辞める際の借金・お金の問題
共同経営者が経営を辞める場合、特に借金が関係していると複雑な状況が生じる可能性があります。
借金を折半するべきなのか、事業を続ける方が背負うべきなのか、さまざまな問題が考えられます。
こうした際には、共同経営に関する契約書、合意事項を確認し、弁護士や税理士に相談しましょう。
共同経営で裏切られたエピソード
共同経営においては、信頼関係の欠如や裏切りのリスクが存在します。
ある人のケースでは、昔からの友人と共同経営者としてプロジェクトに取り組んでいましたが、パートナーが徐々に重要な情報を共有してくれなくなったということがありました。
結果として、パートナーが知らない間に新しい事業に資金を流し込んでおり、共同で経営するはずが裏切られていたということがわかります。
このように、信頼していた人から裏切られるということも起こってしまいがちなのが共同経営です。
共同経営のメリット
「やめとけ」「うまくいかない」と言われる共同経営ですが、もちろんメリットもあります。
資金調達が効率的になる
共同経営では、複数のパートナーが資金を出し合うことで、事業の資金調達が効率的になります。
これにより、小規模な会社を立ち上げるにあたっても、十分な資金を確保することができます。
資金があれば大規模なプロジェクトや投資が可能となり、成長の機会が拡大します。
スキルと経験を補完し合える
共同で経営することで、自分一人ではカバーできないスキルや経験を持つ人と協力することが可能になります。
各々の長所と短所を補完し合えるため、できることの幅も広がります。
実際に共同事業(レベニューシェア)でシステム開発を行っている弊社としては、一番のメリットはこの部分だと感じています。
弊社の共同事業の実績の一部
- 大手カメラメーカーと共同開発したWEBサービス
- 医療従事者に特化した人材紹介会社と共同運営の求人サイト
- コンサルティング会社と共同運営のビジネスマッチングサイト
また、各自が持っている人脈やネットワークを活かして、ビジネス機会の開拓に繋げることもできるため、個人での経営よりも大きな成果になる可能性が高まります。
弊社の共同事業(レベニューシェア)での開発実績や、レベニューシェアのメリットについては、下記にて詳しく説明しています。
リソース不足の解消
レベニューシェアに限らず弊社ではシステム開発の依頼をいただきますが、リリースしても運用や管理をするリソースが社内にないという悩みを抱える企業は少なくありません。
しかし共同経営であれば、この悩みを解決することができます。
特にシステムの運用や保守を担当するエンジニアは業界全体でも人手不足が問題になっており、今まで社内にエンジニアがいなかった企業がエンジニアを確保するのは容易ではありません。
弊社セルバでは優秀なエンジニアが多く在籍しているため、社内にシステムの運用や管理をするリソースがなければ全てお任せすることが可能です。
メンタル面での支えになる
立場上、孤独になりがちな経営者ですが、同じ立場のパートナーがいることで、苦労を分かち合うことができます。
経営への不安やプレッシャーが大きくても、気軽に悩みを話すことができる人が身近にいることは、メンタル面での支えになり、経営にも大きなメリットになるでしょう。
うまく共同経営をするには
共同経営がうまくいくためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
パートナー選び
パートナー選びは最も重要と言っても過言ではありません。
ビジネスの方向性や価値観が一致していることはもちろん、信頼関係を築くことができる人物かどうか、人間的な相性が良い相手を選ぶことも重要です。
相性が合わないパートナーとの共同経営は、トラブルの元となる可能性が高いです。
継続的なコミュニケーション
意思疎通や情報共有を円滑に行うために、定期的なミーティングや報告体制を整えましょう。問題や意見があれば素直に話し合うことも重要です。
コミュニケーションの不足がトラブルの原因となることが多いため、面倒でも積極的にコミュニケーションを図り、情報共有は十分に行う必要があります。
明確なルール決定
明確なルール設定も共同経営の成功には欠かせません。
収益や負担する費用の配分方法を事前に明確に決め、パートナー間で合意を形成しましょう。ルールを守ることで、利益の公平性や信頼関係を維持することができます。
また、どちらかの経営者が辞めることになった際の手続きなども、始めから定めておくことで何か起こったときに対応することができます。
まとめ
共同経営は、パートナーの裏切りや取り分の問題など、様々な課題が存在します。
しかし、慎重なパートナー選びやコミュニケーションの改善、明確なルール設定など、適切な対処法を実践することでそれらを防ぎ、共同経営の成功に近づくことができます。
弊社セルバでは、共同経営という形でビジネスを始めたい方からのご相談も承っております。
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