仲介ビジネスの言い換え?意外と知らないビジネスマッチングについて解説
ビジネスマッチングという言葉はあまり聞き慣れないかもしれません。
企業と企業が出会える場、または企業と企業を結び付けるサービスそのものを指す言葉で、いわゆる仲介ビジネスの一つです。
本記事では、ビジネスマッチングの概要や役割について詳しく解説していきます。
ビジネスマッチングを利用する目的
ビジネスマッチングサービスを使う目的は『お互いに利益を得られる関係を築くこと』であり、仕事を依頼したい企業と仕事を受けたい企業が利用します。
結婚相談所や恋愛マッチングアプリの仕組みをビジネスに応用したもので、インターネット上でビジネスマッチングサービスを提供する企業も増えています。
ビジネスマッチングサービスを活用することで、経営活動において多くのメリットを得ることができます。
ビジネスマッチングサービスのビジネスモデル
ビジネスマッチングサービスでは、大きく分けて下記4つの料金体系があります。
- 掲載料
- 成果報酬
- オプション料
- 広告収入
掲載料
サイトやアプリなどの媒体に情報を掲載する時に料金が発生するビジネスモデルです。
求人や不動産などでよく見られます。
利用者からすると利益が出るかわからない段階で出費が発生するため、利用に踏み切るハードルがやや高いのがデメリットと言えます。
そのため、無料のお試し期間を設けるなどで利用のハードルを下げている企業が多くなっています。
成果報酬
マッチングが成立した時に報酬を受け取るビジネスモデルです。
ビジネスマッチングサービスで最も多く採用されているのがこちらです。
利用者はマッチングが成立するまでは無料で利用できるため、サービスの利用者獲得が容易になります。
一方で、運営者はマッチングが成立しないと収益が得られないため、安定した収益を上げるのが難しいというデメリットもあります。
オプション料
基本サービスは無料で使えるようにし、有料のオプションを用意して報酬を得るビジネスモデルです。
オプション料の利点は、利用者に幅広い選択肢を提供することで、さまざまなニーズに応えるのが可能なことです。
一方で、オプションの内容や料金の管理が煩雑になるというデメリットもあります。
広告収入
サイトやアプリなどの媒体に広告を表示して、広告主から収益を得るビジネスモデルです。
簡単に導入でき、適切な内容や形式の広告を選ぶことで大きく収益を上げることも期待できます。
ただし、収益を得るには十分なアクセス数が必要であり、マッチングビジネスの主要な収益源としては現実的ではありません。
ビジネスマッチングサービスは橋渡し役
ビジネスマッチングサービスは、言わばビジネスの橋渡し役です。
一口にビジネスマッチングサービスと言ってもその種類は数多くありますが、どのサービスもビジネスの橋渡し役をする報酬として収益を上げています。
利害が一致した企業同士を引き合わせる
発注企業は、自社の課題の解消や事業を成長させることを目的としてビジネスマッチングサービスを利用します。
受注企業は、販路拡大や新規顧客獲得を目的としてビジネスマッチングサービスを利用します。
運営会社は利害が一致した発注企業と受注企業をマッチングし、事業の効率化を促進した報酬として収益を得ています。
集客代行としての役割もある
ビジネスマッチングサービスは、発注企業と受注企業をマッチングさせるだけでなく、集客代行としての役割も求められます。
特に受注側は「新規顧客の開拓をしたいが集客のノウハウがなく困っている」企業が少なくないため、情報をサイトやアプリなどの媒体に掲載して宣伝できる場所を提供すれば、継続的な利用が見込めます。
これからビジネスマッチングサービスを立ち上げるなら
これから事業としてビジネスマッチングサービスを立ち上げたいと思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ビジネスマッチングサービスはこれから参入しても成功する可能性は十分にあると言えます。
成功させるためには、下記の点を意識してサービスを考える必要があります。
- どんな企業同士をマッチングさせるのか決める
- 既存のマッチングサービスとの差別化
- 集客に力を入れる
どんな企業同士をマッチングさせるのか決める
まずはどんな企業同士をマッチングさせるサービスにするのかを明確にしましょう。
特に業界や目的を限定せず利用できるビジネスマッチングサービスも存在しますが、その運営企業と同等のブランド力や資金力がなければ、ユーザーにとってはわざわざ後発のサービスを利用するメリットがないため、対象となる業界や目的はあえて絞ることをおすすめします。
実際に対象となる業界や目的を絞ったマッチングサービスの例として、下記が挙げられます。
- フリーランスのライターとライティングの仕事を依頼したい企業をマッチングするサービス
- WEB制作会社とホームページ制作を依頼したい企業をマッチングするサービス
- 課題を抱える自治体とそれを解決する民間企業をマッチングするサービス
既存のマッチングサービスとの差別化
既存のマッチングサービスとの差別化は必須です。
前述の通り、既存のマッチングサービスとほぼ同じサービス内容であれば、ユーザーにとって後発のサービスをわざわざ利用するメリットがないからです。
人気のサービスでも、何かしらの弱みはあります。
既存サービスの弱みをカバーするサービスを提供したり、既存サービスではマッチングできずあぶれてしまうユーザーをターゲットにすることで差別化は可能です。
集客に力を入れる
前述の通り、ビジネスマッチングサービスは集客代行として利用される側面もあります。
利用者が少ないマッチングサービスはマッチングできる可能性が低く、ユーザーにとって利用するメリットがないため、集客には最も力を入れるべきと言っても過言ではありません。
集客の手段としてはSNSや広告が代表的ですが、企業と企業をつなぐビジネスマッチングサービスであれば、検索エンジンで上位に表示されるよう対策したり、リストマーケティングを行うなども効果的です。
弊社セルバでは創業20年の実績があり、集客代行も多数行ってきました。
ビジネスマッチングサービスを立ち上げたいけれど集客の方法がわからない…という場合も、お気軽にご相談ください。
まとめ
ビジネスマッチングはいわゆる仲介ビジネスの一つで、仕事を外注したい企業と仕事を受注したい企業をマッチングするサービスです。
サービスを利用することで効率的にビジネスパートナーを見つけることができたり、集客代行として利用されることもあります。
これからビジネスマッチングサービスを立ち上げるのであれば、ターゲット層や目的を明確にし、既存のマッチングサービスとの差別化を行うことをおすすめします。
セルバではビジネスマッチングサイトの開発から、補助金の利用や集客についての相談まで承っております。
ビジネスマッチングサービスを立ち上げたい方は、ぜひセルバまでご相談ください。
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