【ポータルサイト運営者必見!】SEOに強いサイトの内部・外部対策とは?
SEOに強いサイトとは、Googleアルゴリズムがチェックする5つの評価基準を満たすサイトのことです。
【評価基準】
・検索意図に一致しているか?
・ページの品質が高いか?
・サイトの信頼性が高いか?
・UI/UXはよく考慮されているか?
・マイナスポイントはないか?
(出典:Google General Guidelines ※英語文書)
このように、検索結果の上位を目指すにはユーザーのニーズに応える有益なコンテンツを作るように推奨しています。さらに、SEO対策には「内部」と「外部」という2つの側面があります。
内部対策
内部対策の目的は、サイトの減点を極力減らし、クローラーにサイト情報を適切に認識させ、評価を得ることです。
内部要因として、HTMLの構成・ソースコードをきれいに書くなど、サイトそのものに直接関係してきます。では、おもな内部対策の種類について解説していきます。
サイトマップを作成する
XMLサイトマップを作成し、ウェブマスターツールに登録することで、インデックスされるのが早くなります。なんのことか分かりにくいかと思いますので、噛み砕いて説明いさせて頂きます。
XMLサイトマップとは、簡単に言えば、クローラーに向けたサイトマップのことです。
新しく立ち上げたばかりのサイトだと被リンクが少ない上に、クローラーに見つかりにくい状態です。その際に役立つのがこのXMLサイトマップです。
サイトマップを送信することによって、クローラーにサイトの巡回を依頼することができ、リンクを辿るよりも容易にクローラーがページを訪問することができます。
Googleサーチコンソールを使って行います。手順は、以下の通りです。
❶メニューから[サイトマップ]を選びます。
❷XMLサイトマップのURLを入力し、[送信]ボタンをクリックします。
❸サイトマップが認識されると、完了画面が表示されます。
構造化マークアップ
クローラーにテキスト情報やコンテンツ内容を理解しやすくさせる方法のことです。
通常のHTMLの場合は<div>〜</div>で記載するため、クローラーは「〇〇〇〇」という単語をただの文字列としか認識することができません。しかし構造化マークアップを取り入れると、「〇〇〇〇」という単語にサイト情報が紐付けされ、理解してくれます。
パンくず
パンくずを設定するだけで、ユーザーはサイトを訪れた際、今のページにいるのかを視覚的にわかりやすくなります。
「ホーム > カテゴリー名 > (サブカテゴリー名) > 記事タイトル」
のようにサイトのカテゴリー構成を常に明確にしておくことが重要です。
モバイルファーストインデックス(MFI)
数年前からGoogleはモバイルファーストインデックスへの移行について発表しており、PCサイトではなくスマホサイトを基準に評価を重要視しています。そのため、モバイルファーストインデックスに対応していないサイトはSEOの順位が下がってしまう可能性があります。
【対応策】
・スマホ用のページを作成する(レスポンシブデザイン)
・デバイス幅(スマホサイズ)に調節する
・タップ領域を48px以上、テキストサイズを16pxをベースにする
知っていただきたいのは、スマホからページが閲覧できるからモバイルファーストインデックスではないということです。
ページの表示速度
ページが表示されるまでに3秒以上かかると53%のユーザーが閲覧を止めてサイトを離れます。その為、理想は2秒以内が望ましいと言われています。
Google PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)は、表示速度を調べたいWEBサイトのURLを入力するだけでウェブページの読み込み速度をフィールドデータが表示してくれる無料ツールです。
※データ結果の数字は変更しております。
・First Continental Paint(FCP):テキストや画像が表示されるまでの時間
・First Input Delay(FID):クリックなどのアクションから反応するまでの時間
・Largest Contentful Paind(LCP):最も大きいテキストや画像が表示されるまでの時間
・Cumulative Layout Shift(CLS):予期しないレイアウトの崩れ
外部対策
外部対策の目的は、第三者からの評価を効果的に集め、サイト全体の評価を得ることです。外部要因として、多くの被リンクを集めることや良質なコンテンツの作成などが直接関係してきます。では、おもな外部対策の種類について解説していきます。
オウンドメディア作成
メディア記事が上位表示されるようになれば広告費をかけず、アクセス数のアップや潜在顧客の獲得が可能になります。
そもそもオウンドメディアとは、事業会社が社内で「運営・発信・プロモーション」が行えるのが強みです。
自社の言葉で正確な発信をするので信頼があり、顧客とのエンゲージメントを高めることができるます。更に、サイトをブックマークや被リンクされることで外部から強化することにつながります。
〜オウンドメディアの立ち上げ方〜
①ゴールを設定する
②運用体制・更新頻度の設定を行う
③サイト・デザインコンセプトの決める
④記事を制作・投稿する
メディア対策
メディア対策として、話題性のある内容記事も定期的に書いていきましょう。
ニュース性の高い記事は、「NewsPicks、SmartNews、Gunosy」などに掲載されます。このようにメディア露出することで認知度向上にも繋がります。
今回は、スマートニュースの掲載基準について、簡単に触れていきます。
①まず「クローラー」というプログラムを使ってインターネット上を回遊し情報を集めます。
②独自のアルゴリズムにてスコア計算・採点し、1日約1,000記事を選択する。
記事が選ばれるためには、話題になっている内容の良質な記事を執筆することが必要になってきますね。
被リンク対策
被リンクを集めることはページの評価を上げる対策として有効ですが、単にたくさん集めれば良いというわけではありません。
例えば、関連性の高い業種や権威性のあるサイトからのリンクなど、高品質なリンクを取得することが必要です。そのため、意図的に取得したリンクはペナルティの対象ともなりうる場合があります。ご注意ください。
〜おすすめの被リンク対策方法〜
●プレスリリース
調査内容・結果やニュースになりそうな内容はプレスリリースを打つことを忘れずに行いましょう。利用企業数が5万社以上のPRTIMESがおすすめです。
●インタビュー記事
インタビュー記事は、普通の読み物として見せることができ、インタビューされた人も魅力的に見せることが可能です。さらに、記事にリンクを貼ってもらい、被リンクの獲得に繋げるいい手段になります。
サイテーション
サイテーションは、インターネット上(他社サイトやSNS上)で、自社サイト名や商品名などについて言及されることを指します。
被リンクをもらわずとも話題になることで認知が増え、結果的にSEO効果の高まりが期待できます。
サイテーションを増やすためには、インターネット上だけにとどまらず、認知度を上げるために行なうオフラインの活動も重要といえるでしょう。
〜獲得するコツ〜
コツ1.覚えてもらいやすいサイト名・サービス名にする
コツ2.社名・商材名・サービス名の表記を統一する
コツ3.SNSなど使用し、ユーザーとの接点をなるべく増やす
まとめ
文頭に記載したGoogleアルゴリズムがチェックする5つの評価基準を意識するのもとても大事ですが、まずは明日からでも実行できる「内部・外部」対策を行うことから始めていきましょう。