効率的にコンバージョンをアップし、成果を出す方法を紹介
求人サイトを運営していて、思ったようにユーザーの登録数やPV数が伸びなくて広告を打ってみたり、LPを作ってみたり試行錯誤した経験はないでしょうか。闇雲に試作を打ち続けても絶対効果は出ません。
この記事では、効率的にコンバージョンをアップし、成果を出す方法を紹介したいと思います。
基本的な考え方
求人サイトのコンバージョンをアップさせる基本的な方法は、2つしかありません。
①アクセス数・ユーザー数を増やす。
②CVR(コンバージョン率)を高める。
実際、このどちらを優先するべきか判断できないと思います。だからといって優先順位をつけずになんとなく手をつけてしまって、うまくいっても今後に活かすことができません。
その為、アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスを用いて、CVRとサイトに訪れるアクセス数・ユーザー数のどちらに課題があるか、自社サイトの状況に合わせて、まずはこのどちらから手をつけるかを決めていきます。
ユーザーからのアクセス数を上げる
まずはユーザーからのアクセス数を上げる方法です。アクセス数を上げるには、広告出稿するか、自然検索順位をあげるかの2つの方法が考えられます。
広告出稿
「広告」は手っ取り早くアクセス数を増やすことのできる代表的な方法です。
既に広告出稿をしていてクリック率が低い場合は、改善点としてクリエイティブの見直しを行う事です。可能であれば、2.3パターンほど再度テストを行なってみるといいでしょう。更に、媒体の変更も検討するといいでしょう。理由は、自社サイトのターゲットではない可能性があるからです。
自然検索順位を上げる
自然検索順位をあげるには根気が入りますが、効果が出ると絶大な威力を発揮します。SNSや自社コンテンツを発信し、とにかくサイトへの誘導させる動線を増やしていきましょう。これらの施策によってアクセス数が増えても成果が出ない場合は、CVRを高める施策を行ったほうが良いでしょう。
【SNS】
私がTwitterとYouTubeをやってる理由は、これですな。
若い人の大半は、検索エンジンはGoogle使うと思うけど、
Googleで「瀬戸麻希」って検索したら、Twitterがホームページに出てくる。でホームページ、YouTubeの順。つまり、
【SNS発信は、SEO対策になるんです】!!!!! pic.twitter.com/nk27bu7VgA— YouTuberの商標専門弁理士瀬戸麻希🙄YouTuberの商標Amazonブランド登録の商標専門 (@ensemble43530) November 15, 2021
ページのコンバージョン率を上げる
まず、CVRを上げる施策を始める前に、改善が必要なページを把握することが最も大事になります。サイト全体のページを調べた際に、明らかにCVRが低いページが見付かります。CVRが上がらない原因を特定して改善できれば、CVRは必然的に上がっていきます。
改善余地があるページの発見方法
改善が必要なページは、”ユーザー動き”や”ページのフロー(流れ)”を理解すると割と容易に特定できます。
例えばゴールを応募してもらう事と仮定しましょう。
①のトップページから登録画面ページへの遷移率は50%と、他のパターンと比較してもかなり離脱していることがわかります。ということは、トップページから求人検索のページへ遷移しやすい構成にすることが望ましいということが一目瞭然でわかります。
このように「離脱率の高いポイント」を見つけることで、改善が必要なページ容易に特定できます。
遷移率を確認する方法
Googleアナリティクスのナビゲーションサマリーを活用してページ遷移率を調べることができます。
初めにGoogleアナリティクスへログインし、左メニューの「行動>サイトコンテンツ」内にある「すべてのページ」を選択します。すると、PV数・ページ別訪問数・離脱率などのデータが一覧で表示されます。
次に「ページ」の欄からページ遷移を詳しくチェックしたいURLをクリックします。切り替わった画面の上部にある「ナビゲーションサマリー」をクリックしましょう。
①閲覧開始数
閲覧開始数は、起点となるページを入り口として閲覧された割合が表示されます。ユーザーが広告や検索エンジンなどから直接起点ページに入ってきた場合に、こちらにカウントされます。
②前のページ
起点ページの前に訪れていたページの閲覧回数の割合です。
③離脱数
起点ページから離脱した割合です。起点ページを最後にこのサイトを離れた場合、ここにカントされます。
④次のページ
起点ページから次のページに遷移した割合です。
⑤次のページ遷移、ページビュー数
起点ページから遷移した次のページのURLが「次のページ遷移」です。右側の「ページビュー数(%)」はこのような式で計算されています。
「各ページへの遷移数」÷「次のページ遷移数の総数」の計算式で次のページ遷移のうち、該当のページがどれくらいの割合を占めているかを表したものになります。
ナビゲーションサマリーでは、ページ遷移を期間別で比較でき「特定のページからの遷移が減っている・増えている」というときにチェックしたい場合にも役立ちます。
まとめ
今回は、「効率的にコンバージョンを上げ、成果を出す為の方法について」解説させて頂きました。この記事を読んで、闇雲に改善策の着手しても効果がでないことが分かったと思います。
これからは、Googleアナリティクスのナビゲーションサマリーを活用し、ページ遷移率を調べる事で改善が必要なページを明確にしていきましょう。