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皆さんの周りには「生活残業」(生活費を稼ぐためにわざとする残業)をしている女性はいませんか?
うちの会社は残業が多くないはずなのに、毎回遅くまで残業をしている女性がいる
勤務時間中は忙しそうにしていないのに、残業を毎日する部下がいる
不当に残業代を稼ごうとしている社員を見るとモヤモヤしてしまいますよね。彼女たちには一体どのような特徴があるのでしょうか。また、不必要な残業を辞めさせるために効果的な方法はないのでしょうか。
この記事では、仕事がないのに不必要な残業をしている女性社員の対処法を紹介します。
「残業はできるだけしたくない」
そう思う人がほとんどと思いきや、世の中には自主的に残業をする人がいます。
そもそも残業をしている人には4種類のタイプがあります。
このなかで3番目に該当するのが、今回取り上げる「仕事がないのに残業したがる女性」です。
残業せざるをえない職場や、自主的な残業・サービス残業にも問題点や弊害がありますが、同様に深刻な問題なのが「生活費目当ての残業」です。
生活残業をする彼女たちには向上心は一切なく、いかに来月の自分の給料を増やすかだけを考えて仕事をしています。
そして厄介なことに、一部の会社ではそんな彼女たちが高く評価されてしまうケースがあるのです。
長時間労働を美徳とする会社では、残業をする人たちを高く評価し、きっちり定時で上がる人たちを「やる気がない」と評価します。
結果、無意味な残業が常態化し、優秀な人材が転職して会社から流出してしまいます。
一方、「残業=仕事ができない人」という認識のある会社では残業をしづらい雰囲気があるため残業で稼ごうとする女性は少なくなる傾向があります。
それでも開き直って残業をする人もいるようですが…
「残業=頑張っている」とみなされる会社では、仕事をサボっている人がより多くの給料を得てしまう矛盾が起こります。
例えば、時間内にきっちり仕事を片付けて定時退社するAさんと、毎日2時間の生活残業をするBさんの手取り額を比較してみましょう。
給料 | 定時退社のAさん | 毎日2時間の生活残業のBさん |
---|---|---|
月給 | 23.0万円 | 23.0万円 |
残業代 | 0円 | 6.5万円 |
総支給額 | 23.0万円 | 29.5万円 |
手取り | 約19万円 | 約24.1万円 |
表から分かるように、仕事をだらだらしているBさんのほうが毎月5万円以上多く給料をもらっています。
本来は仕事ができる人のほうが給料を多くもらうべきはずが、不必要な残業代の支給によって「仕事をサボっているのに沢山の給料をもらう」という逆転現象が起こっているのです。
では、残業をわざとする女性にはどのような特徴があるのでしょうか?
残業をしたがる女性にはいくつかの共通した特徴があるようです。皆さんの周りにいる生活残業をする女性にはいくつ当てはまりますか?
1つ目が「業務中におしゃべりが多い」です。
仕事があるにもかかわらず、業務中におしゃべりばかりしている女性は、退勤時間になっても仕事が終わらずだらだらと残業している可能性が高いです。
2つ目は「上司から気に入られている」です。
生活残業をする女性は、サボっていると上司に思われないよう上手く立ち回るのに長けています。そのため、本当は一番仕事をしていないのに上司から「残業してまで仕事を熱心にしている」と高評価を得ている人も少なくありません。
部下の管理ができていない点で、これは上司の責任とも言えます。
3つ目は「開き直っている」女性です。
多少の罪悪感を持ちながら生活残業をしている人もいますが、一部、生活残業をすることを開き直っている女性もいます。
彼女たちはこちらが注意しても、「仕事がなかなか終わらなくて…」と謝りつつ、全く改善しようとはしません。
生活残業をする女性に無駄な残業をさせないようにするためには、いくつかの対処法があります。
一番手っ取り早いのが、残業時間を規制して社員全員を強制的に退社させる方法です。オフィスが施錠されてしまえば、生活残業をする女性も帰らざるをえなくなります。
デメリットは、本当に残業が必要な人も帰らなければならなくなる点です。
退勤時間ギリギリに当日中に対処が必要なタスクが発生した場合、家に仕事を持ち帰る社員が増え、「サービス残業」の温床になってしまいます。
これを防ぐ方法に「残業の事前申請制」があります。
生活残業とサービス残業を防ぐ方法として、「残業の事前申請制」が効果的です。これは、上長に事前に残業する旨を申請し、承認を得られた場合のみ残業ができる制度です。
これにより、仕事がないのに職場に居座り続けることは不可能になり、生活残業ができなくなります。
必要な残業と不必要な残業を線引きできる効果的な制度ですね
ただ、残業をするためにわざと仕事を未完了にする社員には効果がありません。これを防ぐ方法として効果が高い対処法が「固定残業制」です。
最近よく耳にするようになった固定残業制は、あらかじめ給与に一定時間の残業代を含めて支給する制度です。
ポイントは、実際に残業したorしなかったに限らず、毎月一定の残業代が支給される点です。
よく「どれだけ残業をしても残業代が変わらないブラックな制度」と誤解されますが、残業時間が所定の時間を超えると、超過分の残業代が別途支給されます。
固定残業制を導入することで、「ある程度残業しても給与が上がらないなら、仕事を早く終わらせて定時で帰りたい」という意識が働き、社員の業務効率の改善が期待できます。
固定残業代を不必要なコストと会社側が捉えると、導入が難しい制度ではありますが、残業代が一定になりやすいので人件費の管理がしやすくなるメリットもあります。
ここまでのまとめ
【管理職向け】生活残業への対処法
・残業時間の規制
・残業の事前申告制
・固定残業制
次に、就業規則を変更できない一般社員向けの対処法を紹介します。
同僚に生活残業をする女性がいて、かつ自分の上司もそれを黙認している場合、より上の上司に相談するのが良いでしょう。
直属の上司が「残業=頑張っている」という考えを持っていると、生活残業をする社員を高評価して現状を改善しない場合があります。
そのときは、直属の上司よりさらに上の上司に相談しましょう。
業務の開始時にTo Doリストを共有するのも良いでしょう。これによって、各社員の業務量が可視化され、不自然に仕事が遅い社員を上司が注意しやすくなります。
また、ただリストアップするだけではなく、締切日や完了時刻を記入するようにするとサボりづらくなるでしょう。
上司に言い出しづらかったり、生活残業をしている人が改善する気がない場合、こちら側が割り切るしかありません。
いくら生活残業であちらが稼ごうと、自分たちの給料が減るわけではありません。また、だらだらと仕事をしている人の仕事のでき(成果物など)は必然的に低くなります。
最終的にはあなたのほうが出世して、彼らよりずっと多い給料を得られるはずなので、存在を無視して自分の仕事に専念しましょう。
【一般社員向け】生活残業への対処法
・さらに上の上司に相談する
・To Doリストを朝一番に共有する
・【最終手段】割り切る
仕事がないのにだらだらと残業をして残業代を稼ごうとする人を見ると腹が立ちますよね。しかし、早く仕事を終わらせている社員のほうがずっと優秀です。
腹は立ちますが、生活残業をしている人たちを相手にせず、地道に給与を上げる努力をしていれば、必然と生涯年収は彼女たちより多くなります。
残業をしたがる女性と同じ土俵に立たず、自分が何歩もリードしていると思えば自ずと彼女たちの存在も気にならなくなるかもしれませんね。
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