【社会人300人に聞いた】学生時代より社会人生活が楽しくない理由とは?

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社会人の皆さんは何を楽しみに生きていますか?この質問にはっきりと答えられる社会人は多くいません。

社会人になってからの人生はつまらない

仕事だけの人生に疲れた

多くの人がこのように答えるでしょう。

なぜなら、日本は1日の多くを占める「仕事」への満足度が世界と比較しても低いので、社会人になってから仕事ばかりの日々に楽しさを見いだせない人が多いからです。

米調査企業のギャラップが公開した最新の「グローバル就業環境調査」によると、2023年、日本の「仕事満足度」(ワークエンゲージメント)を感じる従業員の割合はわずか6%だった。(世界平均23%)

そこで今回は社会人300人に学生時代と比較した現在の生活の充実度や普段の楽しみを調査。
社会人になってからの人々が何に楽しさを感じているのかを数値で明らかにし、毎日を楽しく過ごすヒントを探りました。

今回の調査のまとめ
  • 4割が「学生時代のほうが楽しかった」と回答
  • ストレスの大きな原因に「職場の人間関係」を挙げる人が最多
  • 今の自分を「楽しんでいる人」として10点満点で評価してもらうと、仕事にやりがいを感じている人は平均7.8点、全く感じていない人は平均3.8点大きな差があった

▼アンケート調査の概要
調査期間:2025年01月21日〜2025年02月04日
調査期間:株式会社クラウドワークスを利用した自社調査
調査対象:正社員として企業に勤めている20〜50代の社会人300名
有効回答数:300
*本アンケート結果を引用する場合は「キャリアクラフト」のURL( https://www.selva-i.co.jp/career_craft )を記載してください。

目次

「社会人になってからの人生がつまらなすぎる」

社会人になると仕事が忙しくなり、趣味や家族・友人との時間が十分に取れなくなってしまい、「つまらない」「楽しくない」と感じる人が多いようです。

実際、今回のアンケートでも多くの社会人が現状の生活に不満を抱いていることが分かりました。

40%が「学生時代のほうが楽しかった」

「社会人と学生、どちらが楽しかったですか?」と聞いたところ、学生時代のほうが楽しかった」と答えた人が全体の40%を占め、最多となりました
5人に2人は現在の生活に満足していないということなので、かなり多い割合ですね。

一方、2番目に多い回答は「どちらも同じくらい楽しい」(31%)で、3番目に多かった「社会人のほうが楽しい」(25%)と合わせると56%の人が社会人生活を楽しんでいると言えます。

職場の人間関係がストレスの大きな原因か

社会人になってから「辛い」と感じる瞬間を聞いた結果が次の表です。

複数回答可

1番多かった回答が「職場の人間関係が悪いとき」(181人)で6割の人が「辛い」と感じる瞬間に挙げました。2番目は「仕事量が多すぎるとき」(149人)、3番目は「仕事のせいでプライベートの時間が削られるとき」(140人)で、仕事が「つらい」を感じる要因の上位を占めていることが分かります。

1位 職場の人間関係がうまくいかないとき(181人)

  • 会社では気が合わない人とでも一緒に仕事をしなくてはいけないので、人間関係での悩みは常に尽きません。(40代男性、「学生のほうが楽しかった」)
  • 会社の人間関係が悪くとてつもなく社内の雰囲気が暗く仕事に行くのが辛い(20代男性、「学生のほうが楽しかった」)

2位 仕事量が多すぎるとき(149人)

  • 仕事量が多すぎて、帰宅後も仕事の事を考えてしまい心が休まらないことが続いたときにつらいと思います。(30代女性、「学生のほうが楽しかった」)
  • 膨大な仕事量を抱え込んでしまっていると、精神的にかなり辛い。(40代女性、「学生のほうが楽しかった」)

3位 仕事のせいでプライベートの時間が削られるとき(140人)

  • 休日遊ぶ予定を立てていたのに休日出勤になって同伴者に嫌な思いをさせた。(50代以上男性、「学生のほうが楽しかった」)
  • 仕事がなかなか終わらずに家族のもとに帰るのが遅くなるときです。(20代男性、「どちらも同じくらい楽しい」)

4位 金銭的に余裕がないとき(98人)

  • 様々な毎月の支払いを払うと自由に使えるお金が少なく、欲しい物はお金が溜まってからと何時までも買う事がない。(40代男性、「どちらも楽しくなかった」)
  • 物価が高くなり、食費を中心に費用がかかり、金額面で不安を覚えるようになってきた。(40代男性、「学生のほうが楽しかった」)

5位「このままでいいのか」と将来に不安を感じるとき(81人)

  • 結婚する友達が増える中、自分は将来結婚できるかなど不安に思うとき。(30代女性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • シングルマザーになりました。今の仕事では将来的に困ることは明白です。かと言って資格取得のため勉強できるまとまった時間が無く、たくさん考えることがあります。(30代女性、「学生時代のほうが楽しい」)

楽しいと感じる瞬間はプライベートの時間がほとんど

社会人になってから「楽しい」と感じる瞬間を聞いた結果が次の表です。

複数回答可

1位は「趣味の没頭しているとき」(200人)で67%の人が「楽しい」と感じる瞬間に挙げました。

2番目は「旅行や美味しい食事を楽しむとき」(190人)、3番目は「家族や友人と楽しい時間を過ごすとき」(184人)、4番目は「のんびりと一人の時間を過ごせるとき」(178人)となり、Top5のうち上位4位がプライベートの時間を占めていることが分かります。

1位:趣味に没頭しているとき(200人)

  • 休日に1日中趣味である「読書」をできた時は、楽しい1日だったと感じます。(40代男性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • 趣味でゴスペルを思いっきり歌っているとき(40代女性、「どちらも同じくらい楽しい」)

2位:旅行や美味しい食事を楽しむとき(190人)

  • 家族と旅行に行き、そこの土地の美味しい食事を堪能して楽しく過ごしているとき(40代女性、「どちらも楽しくなかった」)
  • 旅行でご当地の食べ物を食べる時が楽しいです。(40代女性、「どちらも同じくらい楽しい」)

3位:家族や友人と楽しい時間を過ごすとき(184人)

  • 若い頃は、仕事が一番でしたが、現在は、仕事をしながらも、家族と夕食を一緒に食べることなどが「楽しい」と感じます。(50代以上、女性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • 週末に家族でドライブして、少し遠出するのが一番の楽しみです。子供と遊んで、おいしいご飯を食べに行くのがいつもの流れです(30代女性、「社会人のほうが楽しい」)

4位:のんびりと一人の時間を過ごせるとき(178人)

  • 休日、家でゆっくりと映画を見たりゲームをしたり、自分の好きな時間が過ごせることです(30代男性、「学生のほうが楽しかった」)
  • 休日の朝に1人でゆっくりと散歩する時(20代女性、「学生のほうが楽しい」)

5位:感謝や評価を受けたとき(139人)

  • 上司への説明準備を頑張った後に、上司から丁寧な説明をありがとうと言われたときです。(20代男性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • 職位やステータスが上がった時にそう思う(30代女性、「学生のほうが楽しかった」)

「仕事が楽しさ・やりがいを感じる」は76%

社会人になって「つらい」と感じる原因の多くが仕事だった一方、仕事にやりがいを全く感じていない人は少数派であることが判明しました。

「仕事に楽しさ、やりがいを感じますか?」という質問には、60%の人が「たまに感じる」16%が「よく感じる」と回答し、合計で76%の人が仕事に楽しさややりがいを感じていました

「全く感じない」は24%で、全体の中では少数派です。

「よく感じる」派

  • レジ接客で客とちょっとした世間話をしたり、自分の趣味関連の商品を扱っているので、そういった物の中で働けるのが楽しいし新しい情報も入ってくるので勉強になる。(40代女性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • 納品を終えた後、クライアントから「仕事が早くていつも助かってます」とさりげなく労いの言葉をかけてもらった時。(40代男性、「どちらも同じくらい楽しい」)

「たまに感じる」派

  • 自分がメインで関わった仕事が、評価されたり、直接、褒められたりすると、リップサービスでも嬉しくなります。(50代女性、「学生時代のほうが楽しかった」)
  • やってくれてありがとうと一言もらえるだけで、頑張ってよかったと思えます。(30代女性、「学生時代のほうが楽しかった」)

「全く感じない」派

  • 仕事は特に楽しくもないし、お金が必要だから仕方なく働いているだけ。(30代女性、「どちらも同じくらい楽しい」)
  • 新しい、難しい仕事が終わった時には達成感はあるが、全く評価されないので、やりがいは感じない。(40代男性、「学生時代のほうが楽しかった」)

「大人になったらお金に余裕ができる」は嘘?

学生のころに「大人になったら遊ぶ時間は減るけど、使えるお金は増えるよ」と聞いたことはありませんか。

使えるお金が増えたら、趣味や遊びの幅が広がってもっと充実した時間を過ごせるはず。学生時代にそう考えた人が沢山いると思います。
しかし、実際社会人になってからお金に余裕ができたかと言われれば、ほとんどの人が「そんなことない」と答えるでしょう。

そこで、ここでは社会人と使えるお金の関係から、経済的な余裕がどれだけ人生に幸福をもたらすのかを調査しました。

65%が学生時代より使えるお金が「増えた」

「学生時代より自由に使えるお金が増えましたか?」という質問では、増えた」が65%と最多の回答になりました。

具体的に増えた金額は「2〜5万円/月」が最も多く、次が「1〜2万円/月」でした。大学生の自由に使えるお金の平均金額が〜2万円(※)なので、おそらく社会人が自由に使える金額は5〜7万円ほどと推測できます。

※就職ジャーナル「【2018年調査】先輩たちに聞きました。 1カ月で自由に使える金額は?」参照

これだけ見ると、学生より社会人のほうがたくさんのお金を使えることが分かります。

Q. 社会人になって購入した、学生では手が届きにくい高額なモノ・体験を教えてください。

  • ゲームソフトが発売日に購入できるようになった。学生の時だったら、中古が出るのを待ったり買いたい商品を選定して我慢しなければならなかった。(40代女性、自由に使えるお金「3〜5万円/月増えた」、金銭的制約「あまり感じない」)
  • 550万円でスポーツカーを購入した。(50代以上男性、自由に使えるお金「15万円以上/月増えた」、金銭的制約「全く感じない」)
  • ヨーロッパ旅行100万円(30代女性、自由に使えるお金「15万円以上/月増えた」、金銭的制約「やや感じる」)

しかし、金銭的な余裕が増えたかといえばそうではありません

「趣味や楽しむうえで、金銭的な制約(お金がかかるから実行できない、など)を感じますか?」という質問では、自由に使えるお金が「増えた」人でも、68%もの人が「非常に感じる」「やや感じる」と答えました。

  • お金に余裕がなくて、趣味で必要な道具を揃えることができないのが悲しい(30代男性、自由に使えるお金「3〜5万円/月増えた」、金銭的制約「やや感じる」)
  • 貯金できないギリギリの生活なので、娯楽や食に十分なお金が使えなくて楽しみ方の選択肢が選べない。(30代女性、自由に使えるお金「学生時代とほぼ変わらない」、金銭的制約「非常に感じる」)

このように自由に使える金額が増えても、金銭的な余裕が増えるわけではありません。
社会人は生活費以外にも、交際費にかける金額が増えたり、老後資金や教育費など将来に向けて貯金を行う必要があったりするため、趣味や楽しみにかけられるお金はそこまで多くないのです。

以上のことから、社会人になって収入が増えただけでは、毎日の生活が楽しくなるわけではないことが分かりました。

しかし、お金が人生の幸福度に全く関係ないわけではありません。

学生時代より使えるお金が「減った」と答えた人は、増えた人より「学生時代のほうが楽しかった」と回答する割合が多くなります。

お金が増えただけでは人生が楽しくなることはありませんが、減ってしまうと人生の幸福度を下げる要因となるのです。

社会人を楽しんでいる人は何が違うのか

「今の自分を「楽しんでいる人」として評価すると10点満点中何点ですか?」

と聞かれたら皆さん何点を自分につけますか?
今回アンケートを行った社会人300人の答えは次のようになりました。

最多の点数は5点と7点で、平均点は5.45点となりました。5〜8点あたりにピークがきていることが分かります。どのような人が高点数を自分につけているのでしょうか。

ここで、次の表を見てください。

これは、仕事にやりがいや楽しさをどれだけ感じているかごとに回答者を分けて平均の数値を出したものです。

仕事にやりがいをよく感じている人は、スコア7.8点と全体平均の5.45点を2点以上も上回る結果となった一方、仕事にやりがいを全く感じていない人の平均は3.8点でした。

つまり、仕事にやりがいを感じている人ほど、社会人生活が楽しいと感じているのです。

仕事を楽しんでいる人は人生の幸福度が高い

調査の結果から、人生の幸福度が高い人は仕事を楽しんでいることが分かります。
つまり、仕事にやりがいや楽しさを見つけると、「仕事だけの人生がつまらない」「社会人になってからの人生がつまらなすぎる」といったネガティブな気持ちは緩和されるのです。

「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と完全に切り離している人も少なくありません。
そんな方は、一週間だけでも、意識的に仕事へのモチベーションを高めてみるのはいかがでしょうか

たとえば、業務の中で「何か新しい学びを見つける」「小さな成功体験を積み重ねる」といった工夫をすることで、意外なほど気持ちが変わるかもしれません。

仕事に向き合う姿勢を少し変えるだけで、人生そのものの充実度が高まる可能性があります。
また、場合によっては転職を選択肢に入れてもいいかもしれません。

このまま楽しくない生活を送るより、色んなことを試してみるほうが絶対に損しません。まずは小さな一歩から、試してみませんか。

まとめ

今回の調査では社会人がどれだけ人生に楽しさを感じているのかを明らかにしました。
結果、4割の社会人が「学生時代のほうが楽しかったと回答し、最多の割合になりましたが、2番目に多い回答の「どちらも同じくらい楽しい」(31%)と3番目に多かった「社会人のほうが楽しい」(25%)とを合わせると56%の人が社会人生活を楽しんでいました

「今の自分を「楽しんでいる人」として評価すると10点満点中何点ですか?」という質問では、全体の平均が5.5点でした。
仕事にやりがいをよく感じている人は、7.8点とそうでない人の3.8点より4点も平均が高くなりました

人生を楽しくさせる方法は人それぞれですが、仕事の充実度を高めると、人生の幸福度が高くなる傾向があるようです。

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。

自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

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