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【社内イベントいらない？】300人に聞いた本音｜肯定派・否定派のリアルな声を調査！
職場環境の向上や社員同士の親睦を深めるため、多くの企業で社員旅行や部活動、飲み会、運動会、忘年会、お花見、歓送迎会など、さまざまな社内イベントが実施されています。
頻繁に開催するケースは少ないものの、多くの企業で定期的な社内イベントが開催されているようですね！
しかし、働き方が多様化する現代において、社内イベントに対する社員の意識はどう変化しているのでしょうか…？
今回は300名の社会人を対象にアンケート調査を実施し、社内イベントの現状、そしてそれが職場環境に与える影響を考察しました！
今回の調査で分かったこと
- 社内イベントに「反対」の人は47%、賛成派の23%を大きく上回る結果に
- 歓送迎会や飲食を伴うイベントが人気な一方で、拘束時間が長いイベントは不人気
- 社内イベントでは「自由参加の雰囲気」を求める声が過半数を占める
- 成功のポイントは「自由参加」「費用負担の軽減」「拘束時間の短縮」にあり
▼アンケート調査の概要
調査期間：2024年11月27日〜2024年12月11日
調査方法：株式会社クラウドワークスを利用した自社調査
調査対象：現在企業にお勤めの20～50代の方
有効回答数：300
＊本アンケート結果を引用する場合は「キャリアクラフト」のURL（https://www.selva-i.co.jp/career_craft/）を使用してください。
目次
社内イベントに賛成？反対？
社内イベント反対派が優勢！
調査結果によると、社内イベントに反対する割合は47%で、賛成派（23%）を大きく上回りました。
また、中立派も29%存在し、「賛成でも反対でもない」という意見も根強いことがわかります。
以下では、賛成派・中立派・反対派それぞれの意見を見ていきます！
賛成派の声
コミュニケーションの機会が仕事の円滑化に繋がる
「仕事ができるかどうかだけで個人を判断してしまう人が多いので、仕事から離れてコミュニケーションをとることによって、仕事上でもより円滑なやり取りが行えると思うから。」（女性・30代）
「所属メンバーのコミュニケーションや以外な一面を見ることができ、仕事の時に気軽に声を掛けられるようになるから。」（男性・30代）
「テレワークで職場の人と会う機会が少ないため、近況や仕事のことを知りたいから。」（女性・50代）
「職場のチームワーク強化が図れるし、組織を越えた交流もできる。また、経営幹部ともお近づきになれる。」（男性・50代）
中立派の声
一定の効果はあるが、参加の強制や負担が課題
「コミュニケーションの場を作ること自体は良いと思うが、強制参加となると否定的になるので中立です。」（女性・20代）
「イベントには一定の親睦効果があるが、気の合わない人と交流するのは疲れる。」（男性・50代）
「飲み会は良いですが、子どもを預けなければならず、早く仕事を切り上げないと参加できない。」（女性・30代）
「イベントで同僚の意外な一面を知るのはいいが、時間や労力を割くのが負担。」（男性・50代）
反対派の声
負担や苦痛を感じる人が多いため、各々プライベートの時間を尊重するべき
「業務時間外は自分の時間として好きに使いたいのに会社に拘束されるのが嫌。上司や同僚に気を使うのでリフレッシュどころか疲れる。」（女性・40代）
「コミュニケーションも大事だが、自分の時間の方が大切だと思うから。」（男性・30代）
「交流が名目でも、実際は上司が好き勝手しているだけで、ハラスメントの温床になっている。」（男性・20代）
「過去に幹事役を押し付けられて大変な思いをしたので、もう参加したくありません。」（女性・20代）
「仲の良い社員がほとんどいないため、コミュニケーションを取ること自体が苦痛です。」（女性・20代）
社内イベントが与える影響は？
チームワーク向上よりも時間・費用の負担感
アンケート結果では、社内イベントがもたらすポジティブな影響として「チームワークの向上」が132票、「ストレス発散」が57票を集めました。
しかし、それを上回る割合で「プライベートの時間を侵害される」（157票）や「時間や費用が負担になる」（141票）といったネガティブな意見に票が寄せられています。
また、「特定の人との関わりに気を遣う」（121票）といったことへの懸念も見られました。
これらの結果から、多くの社員が社内イベントを「負担」と感じる要素を抱えていることが明らかになりました。
各イベントの参加意欲を調査！
歓送迎会や飲食を伴うイベントが人気！
「歓送迎会」「忘年会・新年会」「飲み会」「ランチ会」といった飲食を伴うイベントは、比較的参加意欲が高い結果となりました。
特に歓送迎会は、300人中54人が「ぜひ参加したい」、110人が「できれば参加したい」と回答しており、全体の半数以上が前向きな姿勢を示しました。
こうしたイベントは職場の節目や交流の場として位置づけられやすく、社員にとって参加する意味が明確である点が支持される要因と考えられます。
拘束時間が長いイベントは不人気傾向
一方で、「社員旅行」「運動会・スポーツ大会」「お花見・BBQ」「部活」など拘束時間が長いイベントは参加意欲が低い傾向に。
例えば社員旅行では、300人中146人が「参加したくない」と回答し、不人気イベントの筆頭に挙げられました。
この結果から、「気軽に参加できる」「拘束時間が短い」イベントが社員に求められていることが伺えます。
「社員同士の交流」が参加理由トップ
社内イベントに参加したい理由として最も多く挙げられたのが、「社員同士の交流が深まるから」（155票）です。
多くの社員が、普段の業務では見えにくい同僚の一面を知ることで、職場内のコミュニケーションが活性化すると考えています。
また、「職場の雰囲気が良くなるから」（96票）や「楽しそうだから」（92票）といった、雰囲気の改善やリフレッシュ効果への期待も伺えます。
「プライベート優先」が不参加理由の多数派
参加を控えたい理由として最も多かったのは、「プライベートを優先したい」（168票）という意見でした。
業務時間外は自分の時間として確保したいと考える人が多いことが、この結果から明らかです。
特に現代では、仕事とプライベートを明確に分けたいと考えるワークライフバランス重視の考え方が広がっています。
続いて、「楽しめる内容ではないと感じる」（130票）や「職場の人間関係に疲れる」（116票）といった理由も挙げられました。
こういった不満が、イベントに対するハードルを上げているようです。
社内イベントに期待することは？
気軽さと自由さが重要！
社員が社内イベントに期待するものとして最も多かったのは、「参加してもしなくてもいい自由な雰囲気」（161票）でした。
強制感のない、自由参加の形式が求められていることが分かります。
次いで、「費用を会社が全額負担してくれる」（150票）という意見も多く、経済的な負担軽減への期待が高いことが見て取れます。
また、「楽しくリラックスできる内容」（139票）や「拘束時間が短い」（127票）といった、参加しやすさやストレスフリーな環境への配慮を望む声が目立ちました。
さらに、「勤務時間外に行わず業務と見なしてもらえる」（75票）という意見からは、ワークライフバランスを重視する時代背景も反映されています。
【体験談】参加してよかったイベントを聞いてみた
実際に「参加してよかった」と感じた社内イベントについて、体験談を聞いてみました！
社員同士の交流が深まったイベント
- 「忘年会。普段自分が全くしゃべらない人とお酒を飲んでリラックスして会話してみたら、趣味が同じで会話が弾み、とても楽しかった。」（女性・40代）
- 「歓送迎会。テレワーク勤務のため、普段会えないお世話になった人やこれからお世話になる人と直接会うことができてよかった。」（女性・50代）
- 「ランチ会。普段話さない人と話せて良かったから。」（女性・40代）
リフレッシュできたイベント
- 「バーベキュー。休日に会社以外の場所で、皆で買い出しに行ったり、レクリエーションがあって楽しかったから。」（女性・30代）
- 「クリスマスイベント。最初は気があまりのらず、嫌々参加したのですが、そこで出る料理が美味しくビンゴ大会等もあって意外と楽しめた。」（男性・20代）
- 「スポーツ大会。みんなで集まり上下関係なく大人が必死に様々なスポーツに熱くなり、かなり楽しかったです。」（女性・30代）
成長に繋がったイベント
- 「ボランティア活動や社会貢献イベント。会社への帰属意識が高まり、社会貢献しているという充実感を得られた。」（女性・30代）
- 「チームビルディング研修。頭を使うような迷路にチームとして参加し、チームワークが強化されたような感じがしたので良いと感じた。」（男性・30代）
会社が費用負担をしてくれたイベント
- 「忘年会。普段自分では行けないような割烹料理店で費用が全額会社負担で個室で落ちついて話せたから。」（女性・30代）
- 「社員旅行。費用は会社が全額負担してくれて、自分ではめったに行かない場所だったのでリフレッシュもできた。」（女性・30代）
- 「新年会。社長からお年玉をもらったり、幹部から新年の抱負を聞けたりしてモチベーションが上がった。」（男性 ・30代）
【体験談】参加したくなかったイベントを聞いてみた
反対に、「参加しなければよかった」と感じた社内イベントについても体験談を聞いてみました。
拘束時間が長いイベント
- 「社員旅行。時間の無駄だと感じた。休みがなくなった。」（女性・30代）
- 「社内運動会。丸一日拘束されるので、疲労回復に使いたい休日を潰されたのには辟易しました。」（男性・40代）
- 「ボーリング大会。長々と拘束されて、自分より目上の人たちを応援し続けなくてはいけなくて苦痛だった。」（女性 ・30代）
体力面・精神面で疲れたイベント
- 「お花見。外で寒いのに加え、地べたに座ってシートの上を歩き回ってのお酌がしんどかったから。」（女性・30代）
- 「飲み会。仕事の話も疲れるけど、友達でもない人にプライベートのことを聞かれるのが苦痛だったから。」（女性・30代）
- 「休みの日を使ったバーベキュー。上司のために一日中肉を焼き続けて疲れた上に自分はほとんど食べられず、疲れただけで1日が終わったから。」（女性・30代）
- 「社員旅行。仲の良い同僚と同じ部屋になれず、あまり話した事のない同僚と同じ部屋になりずっと気まずく、旅行自体が非常に疲れました。」（男性・40代）
- 「忘年会。上司のお小言や愚痴ばかり聞かされて、終始嫌な気分でお酒や料理を飲み食いしなければならなかったので。」（男性・20代）
費用面の負担が大きいイベント
- 「毎月行われる誕生日会。頼んでもいないのに自分も開催されるため、他の人のときに参加しないわけにいかなくなる。自分の誕生日会以外は実費なので本当に迷惑ですしお金の無駄です。」（女性・30代）
- 「飲み会。あまり飲まないのに割り勘で高額を請求され、不毛な時間に感じた。」（女性・40代）
- 「宿泊を伴う交流会。泊まったり食事したりの費用は出してもらえましたが、かなりの遠方だったのでガソリン代がバカにならないなと思いました。」（女性・40代）
強制参加のイベント
- 「忘年会。強制的に歌を歌わされたり、参加が義務の圧を感じたりしたから。」（女性・40代）
- 「上司企画の飲み会。若手皆が気を遣って楽しめない雰囲気だけど参加しないわけにもいかず…でした。」（女性・40代）
- 「強制的な歓送迎会。スピーチすることもないのにマイクが回ってきて無理矢理コメントさせられた。盛り上がらず送られる立場の人がかわいそうだった。」（女性・50代）
- 「クリスマス会。家族と過ごしたかったのですが社長主催だったので顔を出すことに。豪華にゲームなどもありましたがやはり家族と一緒に過ごしたかったです。」（女性・40代）
内容に興味がないイベント
- 「サッカー観戦。スポーツに興味が無いため、楽しめませんでした。」（女性・30代）
- 「ソフトボール大会。球技が上手な人だけが活躍できて、私のような下手な人はチームの足を引っ張ってしまい役に立てず不愉快だったから。」（男性・50代）
- 「飲み会。お酒が飲めないので、雰囲気についていけなかった。」（男性・30代）
まとめ
今回の調査から、社内イベントは単なるレクリエーションではなく、社員同士のつながりを深める重要な場である一方、プライベートの尊重や運営方針が参加意欲に大きな影響を与えることがわかりました。
企業がイベントを通じて社員の絆を深め、職場環境の向上を目指すには、「自由参加の雰囲気」や「費用負担の軽減」、「拘束時間の短縮」など、社員が気軽に参加できる工夫が必要です。
社員のニーズに応じたイベント企画が、職場環境の改善に繋がる鍵となるでしょう。
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