年俸制がやばいと言われる理由5選!理解すべきポイントを徹底解説

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昨今、企業の経営方針や働き方改革の影響で、様々な給与形態を導入する動きが見られます。
実力主義の印象があり、「やばい」と言われることもある年俸制ですが、実際にはどのような影響があるのでしょうか。

本記事では、年俸制の概要、年俸制が「やばい」と言われる理由、年俸制のメリットなどについて詳しく解説していきます。

目次

年俸制とは?

年俸制とは、1年単位で給与額を決定し、その額を12ヵ月(またはそれ以上)に分けて支給する給与形態のことを指します。

月給制年俸制
決定単位月単位年単位
決定方法年功序列が一般的成果主義
支払い方毎月月ごとに分けて支給
ボーナスある会社が多いある場合は年俸に含まれることが多い
残業代ある年俸に含まれることが多い

日本では、終身雇用制が主流であったため、月給制が一般的でしたが、働き方改革やグローバル化の影響もあり、年俸制を導入する企業も増加しています。
業種としては、個人のパフォーマンスに重きを置かれるIT業界、証券業界、コンサルティング業界などで多くみられる傾向があります。

年俸制を導入している日本の大手企業の例

ソフトバンク/三井住友銀行/野村證券/トヨタ自動車/サイバーエージェント/CAPCOM

1年ごとに金額が変動する

年俸制の特徴は、社員の前年度の成果によって翌年の年俸額が決定される点です。
これは、社員が一定の成果を上げることを期待されているということを示しています。

一定の成果が見込めない場合や業績が低下した場合は、年俸額が減額されることもあります。

年俸制がやばいと言われる理由5選

年俸制は、一見するとメリットが多く見えますが、実際にはいくつかの問題点が指摘されています。
以下では、年俸制がなぜ「やばい」と言われるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

  • 業務量や成果が重視されがち
  • 翌年に大幅な減額がある場合がある
  • いい成績をあげても月の給与は変わらない
  • 残業代が支払われない場合がある
  • ボーナスがない場合がある

業務量や成果が重視されがち

年俸制は、一年間の業績に基づいて給与が決定されます。
これは、一見すると成果主義の考え方に基づいていると言えますが、実際には業務量や成果が過度に重視される傾向があります

つまり、年間を通じて業績が良ければ良いほど給与が増加し、業績が悪ければ給与が減少するというシステムです。
これは、社員に過度なプレッシャーを与え、過労やストレスを引き起こす可能性があります。

翌年に大幅な減額がある場合がある

年の初めに給与が決定されるため、その年の成績が良くない場合、翌年の給与が大幅に減額されることがあります

これは、社員の不安を増大させ、生活に影響を及ぼす可能性があります。
また、その評価を巡ってトラブルが起こる可能性もあります。

いい成績をあげても月の給与は変わらない

年俸制では、年間の成績に基づいて給与が決定されますが、月々の給与は一定です。
つまり、月ごとに成績が良くても、その成果がすぐに給与に反映されるわけではありません。

これは、社員のモチベーションを下げる原因となり得ます。

残業代が支払われない場合がある

年俸制では、基本給と一定の残業時間が含まれる場合が多く、定められた時間内の残業については、追加の残業手当が支払われない場合があります。
そのため、社員が長時間働かざるを得ない状況を生み出す可能性があります。

労働契約で指定された時間を超えて働いた場合、その分の残業手当は別途支給される必要があります。
企業の労使協定や就業規則を確認してみましょう。

ボーナスがない場合がある

 年俸制では、給与として1年間に支払われる金額が全てであり、別途ボーナスが支払われることはありません

しかし、以下の場合のようにボーナスが支給される場合もあります。

〈年俸制でのボーナス支給〉

  • 年俸とは別で支給されるパターン
  • 年俸額にボーナスが含まれているパターン
    (例:年俸額を16分割し、16分の2の金額をボーナスとしてボーナス月に支給)

年俸制のメリット

年俸制が「やばい」と感じられるかもしれない理由を見てきましたが、それだけでは全体像を把握することはできません。
年俸制には多くのメリットも存在します。

  • 1年間は減給の心配がない
  • 計画が立てやすい
  • 翌年の大幅アップが期待できる

1年間は減給の心配がない

年俸制では、年間の給与額が最初に決められます。

そのため、一度決定された給与が途中で減ることはありません
これは、毎月の生活費を計画する際に安心感をもたらします。

計画が立てやすい

 年俸制では1年間の給与が最初に決まるため、1年間の収入を予測しやすくなります
これは、生活設計や大きな購入を計画する際に便利です。

また、金利や税金を考慮に入れた上で、将来の財務計画を立てることが可能です。

翌年の大幅アップが期待できる

年俸制は、一年間の成果に応じて翌年の給与が決定されます。
したがって、前年に良い成果を上げた場合、その成果が給与に反映され、大幅な給与アップが期待できます

これは、モチベーションを高め、自己成長を促す助けとなります。

まとめ

年俸制は、一年間の業績に基づいて給与が決定され、社員の成果を期待する制度です。
ただし、業績が残せなかった場合、翌年の給与が減額するリスクや、モチベーションを下げる可能性があります。

それでも、一度決定された給与が途中で減らない安定性や、収入予測のしやすさ等、魅力的なメリットもあります。
年俸制が自分に合うかを判断するためには、メリットとデメリットの理解と自身の業績評価能力が重要です。
自分の働き方やライフスタイルを見直した上で合う給与形態を選択をしましょう。

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
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