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自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!
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今回は、株式会社セルバでマーケティングと採用を兼任しているゆうきゆきさんに、自身のキャリアについてお話を伺いました。
異業種への転職を3度経験し、現職で活躍するゆうきさん。その背景には、試行錯誤しながら挑戦する姿勢がありました。
後半では、セルバの働き方について、採用担当者の視点から語っていただきました。求職者の皆様にとっても必見の内容です!
ゆうきさんのプロフィール
アパレル会社でのセールスや飲食店でのホールスタッフなどを経て、2017年にECサイト店長として株式会社セルバに入社。現在はマーケティングと採用を兼任し、自社サイトのSEO対策やコンテンツ制作などの業務に携わっている。
ー株式会社セルバに入社されるまでの経歴を教えてください!
高校を卒業した後は大学で心理学を学ぶ予定だったんですが、直前で母が大きな病気になって、家庭の諸々を私がしないといけなくなったので、急遽通うことが難しくなってしまったんです。
家庭のことは半年ほどで落ち着いたので、その後は派遣のバイトをしていました。
本当は行きたい専門学校があったんですが、経済的な事情で難しかったので、仕事をすることにしました。
派遣で何度かお世話になった職場の中にアパレルの大手企業があって、スタッフさんが皆良い人で雰囲気も良かったので、直雇用の販売員の面接を受けてそこに入りました。
そこから数ヶ月ほど働いて準社員になり、約3年勤めました。
ー接客業がファーストキャリアだったんですね
そうですね。以前から服飾に興味はあったんですが、あくまで趣味の範疇でした。なのでそれを仕事にしようとは実は全く思っていなかったんです。
ー具体的にはどのような業務をされていたんですか?
業務内容としてはごく一般的なもので、来店されたお客さまに接客して商品を販売するという仕事でした。
ノルマほど厳しいものではないですが、店舗ごとに目標が設定されていて、それが達成できないときは「どうして達成できないのか」と考えたりすることはありました。
ーゆうきさんのWantedlyのプロフィールを拝見したんですが、南大阪の販売で1位をとったこともあるんですよね。その前後でモチベーションに変化はありましたか?
実は南大阪エリアで1位を取ろうと意識していたわけではなくて、そういうランキングがあったことすら知らなかったんです。
ある日上司からいきなり「南大阪エリアで売上1位を取れたよ」と教えてもらって、すごく嬉しかったんですが、その報酬が5,000円だったんですよ。笑
それで、「これだけ頑張っても全然報われないならもういいや」って思ってしまって。
ー確かに頑張った対価に見合わないと思ってしまいますね…。
販売の仕事はお客様から直接お礼を言われることも多くてやりがいはあったんですが、異動した先の店舗で毎日終電近くまで残業していたのに、実際は定時に全員のタイムカードを切って残業を過少申告していたり、長時間働いても低年収なのに実質的にはノルマのようなものがあったりして、「今は若くて体力があるからなんとかなっているけど、ずっとは続けられないな」と思って退職しました。
ーアパレルの退職後はどうされていたんですか?
その後は、個人経営のカフェレストランで約3年働いていました。
ホールで給仕するのがメインでしたが、チーフとしてイベントの企画や画像編集ソフトでメニューや掲示物を作ったり、スタッフのマネジメントも行っていました。今思えばこのときの経験がセルバでの業務に活きているのかもしれないですね。
ー当時のモチベーションはどういったものだったんですか?
お店自体が好きだったし、スタッフも同世代の女性ばかりで楽しかったです。当時一緒に働いていた先輩たちは今でも仲良くしてくださってます。
女性ばかりの職場というと「ドロドロしてたでしょ?」と言われることがものすごく多いんですが、まったくそんなことなかったです。笑
ー楽しく働けそうな環境ですね!
そんな感じで人間関係も良くて楽しく働いていたんですが、かき入れ時のGWのシフトが足りなくて、チーフの1人だった私はものすごく長い連勤を強要されたんですね。別にそれだけなら良かったんですが、連勤を強要した上司はしっかり休んでるんですよ。笑
ーええ!理不尽って思ってしまいますね
そこが納得いかなくて、このときに1年以内に転職しようと決めました。シフト制で交代する仕事は足りなくなったときに揉めがちなのも嫌だったので、カレンダー通りに休めるデスクワークがいいなと思って、PC教室に通い始めました。
その後お店の責任者が変わるタイミングで退職して、3~4ヶ月ほど転職活動してアミューズメント業界の日系大企業の本社で約4年半働きました。リース物件の管理や小口現金の管理などを行っていました。
ー接客業からの転身ですね!業種が変わったことでの苦労はありませんでしたか?
ワークライフバランスも充実していて仕事自体はそこまで苦ではなかったんですが、仕事そのものよりも社内政治に力を入れているような上司が多くて、年功序列が色濃かったのがつらかったですね。「言わずとも察しろ」の風潮が強いのも私には合いませんでした。あまり空気を読むのが得意な方ではないので。笑
当時29歳だったこともあって、異業種に転職するなら最後のチャンスだと思って退職しました。
給与水準が低すぎたことも大きな理由ですが、もし給与水準が高かったとしても続けていくのは難しかったと思います。
ー様々な業種を経験されていたのですね!では、それらの経歴を経て、IT業界を選び、セルバを選んだ決め手やきっかけはどのようなものだったのですか?
IT業界で働く!と決めていたわけでは実はなくて、本当にたまたまセルバの求人を見つけたのがきっかけです。
当時セルバではECサイトを運営していて、その店長を募集していたんですが、EC運営の実務経験がなくても応募できたのはありがたかったですね。
ー未経験からのスタートで不安はありませんでしたか?
そうですね。今よりも通販が一般的でなかった頃からよくECは利用していたので、その裏側を知れる仕事には興味があったし、販売やイベント企画の経験が活かせるかなと思って楽しみでした。
ただ、実をいうと当時ブラック企業をかなり警戒していたので、「実はこれ全部嘘だったりしないかな」「釣り求人なのかな」っていうのはちょっと思っていました。というのも、前職の給料が正規でその当時のセルバに入社したときの半分くらいしかなかったので、「高卒でこんなに高い給料が貰えるならかなりブラックなのでは…?」と少し怪しんでいたんです。
ー未経験の業種だと相場や環境がイメージできなくて不安になりますよね。そんな中での入社の決め手は何でしたか?
実際オフィスで面接してもらったときに「大丈夫そうだな」と思ったことと、面接の後にECの発送作業をしている現場を見せてもらえたのですが、それによって具体的に入社した後のイメージができたのが入社を決めたきっかけです。
オフィスがある北浜にはもともとよく遊びにも行っていたので、北浜に綺麗なオフィスがあったのも決め手でしたね。笑
ーでは、セルバに入社されてからのキャリアについて教えてください!
先述の通り最初はECサイトの店長として入社しました。当時セルバでは国内向けのECサイトを1つ、海外向けのECサイトを2つ運営していて、その3つの企画と運営を行っていました。
ー3つも同時に行っていたんですね!未経験ということでしたが、業務はどのように進めていたんですか?
WEBの仕事は未経験な上に社内に前例もなかったので、最初は調べながら試行錯誤を繰り返す日々でしたね。中学生のときから何時間もWEBで遊ぶほどのめり込んでいたので苦にはならなかったです。
高卒で英語力がないのと文化の壁もあって海外向けは本当に苦戦したのですが、私より少し早く入社していたインターンの京大生が企画や広告運用を手伝ってくれて、売上を一気に上げてくれました。すごくありがたかったですね。
ーではEC運営のメンバーとしてはゆうきさんにプラスしてインターン生がお手伝いするという体制だったんですか?
そうですね。割と今の体制と近いかもしれないです。3人くらいインターン生とアルバイトの方がいて、私が責任を持つという形でやっていました。
ー現在、セルバにはECの部門がなくなりマーケターというポジションが生まれましたが、それにはどういった経緯があるんですか?
その後コロナの影響で海外への出荷に規制がかかって難しくなってしまって、海外からの売上がほぼゼロになってしまったんです。このままではいけないと思い新しい事業を始めようと提案しました。
国内向けに新しいECサイトを立ち上げることも考えたのですが、ECはどうしても仕入のコストが多くかかってしまうので、商品がなくても収益が発生する方法としてアフィリエイトに目をつけてオウンドメディアを立ち上げました。
ーではコロナ渦を転機に本格的にマーケターとしてのキャリアを歩み始めたという感覚ですか?
そうですね。本当にそんな感じです。それまではほとんどECの運営しかしていなかったんですが、オウンドメディアをやるならSEOのノウハウが必要だと思って独学で1から勉強しました。
実は過去にセルバでSEOコンサルの事業も行っていたそうなのですが、当時のノウハウが古くなって使えなくなっていたんです。移り変わりが激しい分野では過去のやり方が通用しないので、最新のノウハウを得るために勉強しました。
ー独学で何かを勉強される機会が多いですね!
勉強と言っても机に向かって暗記する等というわけではなくて、実際やってみて効果があったことを繰り返したり、失敗したことは違う方法に切り替えたりっていうような感じでした。
ーインプットよりも実際に手を動かすみたいな…?
そうですね。SEOは実際に手を動かさないとわからない部分も多いんだろうなと感じていました。おそらく、理論だけでは経験が積めないし、机上の空論になってしまうと思っていたんです。
オウンドメディアを立ち上げる際に一定数の記事が必要だということに気づいたので、最初はとにかく記事を書いて、それで上位にランクインした記事の傾向を分析することから始めました。
ーでは、現在の業務内容について教えてください!
現在はセルバが運営している複数のサイトのマーケティングやSEO対策を担当しながら、採用担当も兼任しています。
コンテンツ制作はインターンの方が担当して、私はその加筆修正やタスクの管理を行うことが多いので、記事を一から書く機会は最近は減っていますね。
あとはオウンドメディア作成代行を事業として始めたいと思っているので、その準備も進めています。
ーこれまで携わった案件で印象的だったことを教えていただきたいです!
やはり自分で1から立ち上げたオウンドメディアですかね。社外の人にもたくさん協力していただき盛り上げたプロジェクトでした。
SEOだけだと弱いと思ったときに、流入数を増やすためにSNSで広報活動をしていたことがあったんです。その際にメディアの方向性に合いそうなライターさんにDMでお声がけをして数名の方にご協力いただいたんですが、みなさん快く受けてくださった経験がとても印象的でした。
プロジェクト自体は成功とは言えませんでしたが、自分自身の成長にも繋がった良い経験です。ただ、当時はノウハウがないところからスタートしたので、今ならもっとこうできたなと思うことはありますね。
ーゆうきさんはマーケターとしての業務以外にも、2023年の10月から採用担当もされているんですよね。採用担当をすることになった経緯や、採用業務に対する思いをお聞かせください!
採用に興味を持ったきっかけは2つあるんですが、1つは当時一緒に仕事をしていたインターン生の1人が「大学を卒業してもセルバで働きたい」と言ってくれて、現在エンジニアとして活躍していることですね。
そのときの社内事情的に本人の希望していたポジションでの採用は難しいと代表から言われていたのですが、エンジニアとの兼任を提案したら双方に快く受け入れてもらえて、大学卒業後はエンジニアとして活躍しているのを見て、人事の仕事に興味を持ちました。
もう1つは、オウンドメディアの仕事をするようになってからライターの面接を行うようになったり、同じチームの方を採用する際の面接に同席させてもらう機会ができたことです。
その中で「この事実は面接の時点で伝えていた方が良いのではないか」「もっとこういう質問をした方が良いのではないか」等と考えることがあり、採用業務に興味を持ちました。
採用では書類選考と一次面接を担当しているのですが、採用とマーケティングの仕事は共通する部分が多いです。
キャリアに関する記事を制作することも多いので、採用で求職者の方の声を直接聞けるのはありがたい機会です。
ー採用業務を行う中で、一緒に働きたいと思う人はどんな人ですか?
泥臭い仕事でも頑張れる人ですね。
セルバのどの職種にも言えることなのですが、一部のインフルエンサーの影響で実態とはかけはなれたキラキラしたイメージが浸透してしまったなと思うことがあります。
なので実態に近い現実的なイメージを持っている方だったり、泥臭い実態を知っても受け止めて頑張れる方とは一緒に働きたいと感じます。
面接ではそういったギャップをできるだけなくすように心がけています。
ー服装が自由なことからも風通しが良さそうな印象を受けますが、実際職場の雰囲気や社風はどのようなものですか?
若手でも意見を言いやすい社風かなと思います。若手でもアルバイトでもアイデアを出すことを推奨していますし、反映もされやすいですね。
年功序列や言われたことをただこなすだけの仕事が性に合わなかった私にとっては働きやすい環境です。
また、飲み会など時間外の社内イベントはかなり頻度も少ないですし参加も強制ではないので、ウェットな人間関係が苦手な人にも向いていると思います。
あと、仕事中にお菓子を食べても咎められません。笑
ーゆうきさんのお話を聞いていても、入社してすぐ裁量を持てるというのが伝わってきます
自分の考えを形にしたいという意欲がある人であれば、ぜひセルバでどんどんアイデアを出してほしいなって思います!
ただ、誰にとっても働きやすいかというと、合う合わないは正直結構分かれるかなと思います。
「選択や決断するのが苦手で誰かに決めてほしい」「考えるのが苦手だから言われたことだけしていたい」人にとっては辛いと感じるかもしれません。
また仕事はチームプレイなので黙々と1人で作業していたい人や、良くも悪くも皆ドライなのでウェットな人間関係を求める人にも辛いかもしれないですね。
ー社内の制度や福利厚生で、ゆうきさんがよく利用するものや、「あって良かった!」と思うものはありますか?
11~16時をコアタイムとして勤務時間をずらせる制度(いわゆるフレックス勤務に近い形)があるのですが、その制度はかなり活用させてもらっています。
これを言うと「変わってるね」とよく言われるんですが、もともと毎日終電とかでなければ遅くまで仕事するのはそこまで苦にならない反面、早く行かないといけないのって結構苦痛で。笑
あと昔からやや過眠の傾向があるので、この制度ができてから体調を崩しにくくなったのもありがたいです。
あとは出社している人限定にはなりますが、社内にフリードリンクがあったり、冷蔵庫を好きに使わせてもらえるのも地味にありがたいですね。自腹で購入すると意外とばかにならない部分なので。笑
ーセルバでは未経験のエンジニアも募集しているとのことですが、キャリア支援の面で何か制度はありますか?
実務未経験の方をエンジニアとして採用しているのですが、理系出身でなくても歓迎しているので、これからエンジニアになりたい人にとっては良い制度だと感じています。
ー確かに、文系出身のエンジニアの方が多くて驚きました。
約3ヶ月間無給で勉強する期間はありますが、二次面接に合格すれば高額なプログラミングスクールに通わなくていいのは求職者の方にとっても大きなメリットだと思います。
ー有給休暇や残業について気になる求職者の方も多いと思いますが、セルバはライフワークバランスが実現できる職場ですか?
有給や残業については、名ばかりではなく問題なく使えるものだと思っていただいて大丈夫です。
求人にも「有給消化率100%」とありますが、これは本当です。
有給を取得したことで他の人のリソースを奪わないように気をつける必要はありますが、「上司が休んでないから休んじゃダメ」とかそういった風潮はないですね。
残業についても同じで、上司が残っているからといって先に帰りづらい風潮もないですし、私自身も部下にあたる人が先に帰ったからといって嫌な気分になることもないです。笑
ーゆうきさんがセルバに入社してよかったと思うポイントがあれば教えてください!
セルバに入社したのは偶然でしたが、2024年3月で入社してから7年になります。
ここまで長く勤めていられるのも、意見やアイデアを出しやすい環境であることが大きいですね。
ーゆうきさんが目指したいキャリアや挑戦していきたいことについて教えてください!
先述したオウンドメディア作成代行を事業として始めて、ちゃんと軌道に乗せていきたいです。
自社で運営しているサイトでは本来作らないようなジャンルにも触れられた方が、楽しめるし成長にもつながると思うので。
また、SEOで上位に行くことが難しいとされている不動産や金融のジャンルにも挑戦して、成果を出していけたら理想ですね。
ー最後に、セルバに興味を持っている方々に向けてメッセージをお願いします!
現在セルバではエンジニアを経験者、未経験者、新卒ともに募集しています。
私のように年功序列やウェットな人間関係が向いていなかった人には合っている環境かなと思いますし、意見やアイデアが反映されやすい環境なので、「そういう職場で働いてみたい!」という方のご応募をお待ちしています!
ーゆうきさん、本日はどうもありがとうございました!
あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?
自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。
自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!
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