会社のホームページに顔写真を載せたくない…|断り方とリスクを解説

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近年、企業のホームページに従業員の顔写真を掲載するケースが増えています。
しかし、中には「顔写真を公開されたくない」と考える人も少なくありません。

プライバシーの観点や個人的な事情から、写真掲載を避けたい場合、どのように断ればよいのでしょうか?

本記事では、会社のホームページに顔写真を掲載することのリスクや、適切な断り方について詳しく解説します。

目次

会社のホームページに顔写真が載るのが嫌…

企業が信頼性や親しみやすさをアピールするために、社員の顔写真をホームページに掲載するのは一般的です。
しかし、すべての社員がそれを望んでいるわけではありません。

https://twitter.com/f09603393/status/1884709816188473472
https://twitter.com/kaguranao_yuri/status/1679096394337099777

プライバシーや安全性の観点から、顔写真の公開を避けたいと考える人も多いのです。

本人の許可なく顔写真を載せることは違法!

企業が従業員の写真をホームページに掲載する際は、本人の同意が必要です。
これは個人情報保護法に基づく規定であり、すべての事業者が守らなければならない共通のルールです。

  • 個人情報を取り扱うに当たっては、どのような目的で個人情報を利用するのか具体的に特定する必要があります。
  • 個人情報の利用目的は、あらかじめホームページ等により公表するか、本人に知らせなければなりません。
引用:政府広報オンライン『「個人情報保護法」を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは?

もし会社が本人の許可なく顔写真を公開した場合、個人情報保護法違反に該当する可能性があります。
その場合、個人情報保護委員会に相談することができます。

個人情報を出すことのリスク

以下では、インターネット上で個人情報を出すことのリスクについて解説していきます。

不特定多数に顔を知られてしまう

顔写真がネット上に公開されると、誰でも簡単に検索・閲覧できる状態になります。
特に、フルネームや勤務先が一緒に掲載される場合、SNSや掲示板での特定や営業や勧誘のターゲットになるなど、思わぬリスクを伴う可能性があります。

また、インターネットの特性上、一度公開された情報は完全に削除するのが難しく、長期間にわたって残り続ける可能性がある点も問題です。
自分では気にならなくても、将来的に転職や独立を考えた際に、過去の顔写真が予期せぬ形で影響を及ぼすこともあります。

ストーカーや嫌がらせの被害に遭う可能性

顔写真が公開されることで、見知らぬ人に認識されやすくなり、ストーキングや嫌がらせの被害に遭う可能性もあります。
特に、過去にトラブルに巻き込まれた経験がある人にとっては、深刻な問題となるでしょう。

SNSの発達により、個人情報の特定が容易になっている現代では、名前や職場の情報と顔写真が結びつくことで、見知らぬ相手に狙われるリスクが高まります。
特に女性の場合、不審者や迷惑行為をする人からの被害に遭う可能性があるため、慎重に対処することが大切です。

会社のホームページへの顔写真掲載の断り方

顔写真の掲載を避けたい場合、どのように伝えればよいのでしょうか?
具体的な断り方をいくつか紹介します。

  • 「知人のトラブル」を理由にする
  • 家庭の方針であることを理由にする
  • 他の媒体でも断っていると伝える
  • 画像の加工を相談する

「知人のトラブル」を理由にする

「過去に知人がトラブルに遭ったことがあり、個人情報の公開には慎重になっています」と伝えると、会社側も無理に掲載を強要しにくくなります。
過去にSNS上で嫌がらせを受けた経験があるなど、具体的なエピソードを軽く伝えると理解を得やすいでしょう。

家庭の方針であることを理由にする

「家庭の方針として、顔写真をインターネット上に公開しないようにしています」と説明すると、納得してもらいやすいです。
家庭の事情を理由にすると、相手も無理に押し通しにくくなります。

また、家族が厳格に個人情報を管理していることを強調すると、企業側も尊重する姿勢を示してくれる可能性が高まります。

他の媒体でも断っていると伝える

「SNSなどでも顔写真の公開を控えており、一貫した方針なのでご理解いただけますでしょうか?」と伝えるのも効果的です。
普段から顔写真をネットに公開していないことを示すことで、説得力が増します。

この理由を伝える際は、普段からプロフィール画像をアイコンやイラストにしておくなどの工夫をしておくと、より信憑性が増します。
企業側も、他のメディアでも顔出しを避けている人に対しては、無理に掲載を求めづらくなります。

画像の加工を相談する

「どうしても掲載が必要なら、顔をぼかす、モザイクをかける、シルエットで対応するなどの方法は可能でしょうか?」と相談することで、妥協点を探ることができます。

企業によっては、個人の希望を考慮して写真の加工を施すケースもあります。
顔の一部を隠す方法や、後ろ姿のみの掲載など、柔軟な対応が可能かどうかを確認してみましょう。

まとめ

会社のホームページに顔写真を掲載されることには、プライバシーや安全性の観点からリスクが伴います。
本人の同意なしに掲載することは法律違反となるため、納得できない場合はしっかりと断ることが大切です。

断り方としては、「知人のトラブル」「家庭の方針」「他の媒体でも断っている」などの理由を伝えるのが有効です。
また、ぼかし加工などの代替案を提案するのも良い方法でしょう。

顔写真の掲載に不安がある場合は、無理をせず自分の意思をしっかりと伝えましょう。

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

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この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
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