劇団員と会社員の両立!サイダス土屋さんのパラレルキャリアの歩みを徹底取材

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。

自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

株式会社サイダスでインサイドセールスを担当しながら、劇団椿組でプロとして演劇活動を続けている土屋あかりさん。

仕事と演劇という異なる分野を両立するため、フレックスタイム制やリモートワークの制度を最大限に活用し、どちらの活動も精力的に取り組まれています。

今回は、そんな土屋さんのキャリアの歩みや両立の秘訣、そして「人との縁」を大切にする生き方についてお話を伺いました!

目次

株式会社サイダス&劇団椿組に所属する土屋さんに話を聞いてみた

土屋あかりさん
高校卒業後、地元長野県の印刷会社で営業補佐として10年間従事しながら、社会人劇団の一員としても活躍。2020年、株式会社サイダス代表の松田氏との偶然の出会いをきっかけに長野県から上京し、同社に中途入社。現在はカスタマーサクセス推進部でインサイドセールスを担当している。演劇活動をライフワークとし、2022年4月より劇団椿組に所属。IT企業での仕事と演劇活動を両立させるパラレルキャリアを実践している。

仕事と演劇の更なる可能性を求めて上京を決意

サイダス代表との偶然の出会いが転機に

ー土屋さんは、地元長野県の印刷会社からキャリアを始められたんですよね!

はい!高校を卒業してから10年間印刷会社で働いていました。営業補佐として働きながら地元の社会人劇団にも所属して、演劇活動も並行して続けていました。

ー当時からお仕事と演劇活動を両立されていたんですね…!

そうなんです。

仕事が終わると夕方から夜にかけて演劇の稽古をしていました。社会人劇団ということもあって、平日は仕事、週末はお芝居に集中する生活でしたね。好きなことだからこそ、無理なく続けられたんだと思います。

ーその後、拠点を東京に移したきっかけは何だったのですか?

実は、サイダスのメンバーが合宿で長野に来ていた時に、代表の松田と偶然出会ってお話する機会があったんです。

その際に、「仕事をしながら演劇活動をしているが、本当はもっと演劇の方にも力を入れていきたい」ということをお伝えしたら、松田が「じゃあ、うちに来て仕事も演劇ももっと頑張ればいいじゃないか」と言ってくれたんです。その言葉で上京を決意しました!

ー偶然の出会いが転機になったんですね!代表の松田さん、とてもフレンドリーな方なんですね。

そうなんです(笑)。年齢や立場に関係なく、誰にでも気さくに話しかけてくれます。

ー環境が変わることへの不安はありませんでしたか?

不安ももちろんありましたが、当時20代後半だったこともあり、「20代の内に行動を起こしたい、頑張らなければならないタイミングだ」という思いがありました。

それに、演劇活動を通じて東京への憧れが強かったので、サイダスの後押しもあって「今しかない!」という気持ちが勝っていましたね。

「人の縁」で切り開いた役者としてのキャリア

ー続いては演劇をテーマにお伺いします!小学校時代にミュージカルに出演されたことがあったとのことですが、当時から演じることが好きだったんですか?

そうですね…実は当時の私は少し内気なところがあって、大人ばかりの中で自分をうまく出すことができていませんでした。お芝居の楽しさを感じる余裕はまだなかったですね。

ー今の土屋さんからは意外な一面ですね!

そうなんですよ(笑)。でも、いろんな人との関わりを通じて少しずつ自分を表現できるようになり、名前の通り「明るい」性格が前面に出るようになりました!

ーそうなんですね!社会人になって再び演劇を始めたのはどういったきっかけがあったのですか?

それは本当に「人の縁」がきっかけでした!

小学生の頃お世話になったミュージカルの先生と偶然再会し、「あなたは声が大きくて明るいから、お芝居に向いていると思う。またやってみたら?」と誘ってもらったんです。当時うまくいかなかったという悔しさがあったので、そこから自分の明るさを武器に演劇の世界に戻る決意をしました。

ーその助言があったからこそ今のキャリアがあるのですね…!上京後、劇団椿組に所属された経緯にも、人との縁が関係しているのですか?

まさにそうです!

長野で印刷会社に勤めていた頃、親しくしていた出版関係者の方に「東京で演劇を頑張りたい」とお話ししたところ、同じ長野出身の椿組座長、外波山文明さんを紹介いただきました。

劇団椿組とは

東京都新宿区を拠点に活動する、創立39年の歴史ある劇団。座長は俳優・演出家・声優として活躍する外波山文明氏。毎年7月、花園神社境内に設置された特設ステージで野外劇を上演している。高い芸術性や舞台美術の躍動感が特徴。

そのご縁で、外波山さんの経営する飲み屋を訪ね、「東京で一生懸命頑張りたいんです」と意欲を伝えたところ、次回公演に出演するチャンスをいただくことができたんです。それがきっかけで椿組に入ることになりました!

ーすごいですね!その行動力や熱意が今に繋がっているんですね。

そうですね…!「頑張りたい」という気持ちを汲み取っていただける方たちとのご縁で、多くのチャンスをいただけたことに、本当に感謝しています。

ープロの劇団に入ると、稽古のスケジュールや公演の規模も大きく変わったのでは?

そうですね、社会人劇団の頃は活動時間が限られていたため、夜の稽古がメインで、半年くらいかけて本番に臨むような長期スパンの活動でした。

一方、椿組はプロの劇団なので、日中も含めて1ヶ月間毎日稽古をして、本番を迎えるという短期集中型です。

公演の規模に関しては、やはり東京と田舎ではお客様の数が大きく異なります。観劇人口が多い東京では、より多くの人に観てもらえる機会がありますね!

パラレルキャリアを実現するための働き方とは…!?

サイダスのインサイドセールスで活躍中

ー土屋さんはサイダスでインサイドセールスとしてご活躍中ですね!

はい、そうです!サイダスの商品に興味を持ってくださったお客様に電話やメールでアプローチしています。初めてのお客様と電話で話すことが多いのですが、演劇で培った「声を使って伝える」経験が活きていると感じます。自分の声で何かを伝えるのは得意ですね。

そして、現在はカスタマーサクセスの部署にも所属しています。ここでは、既存のお客様に対して製品をさらに上手に使ってもらえるような提案をしたり、お客様の働きがいをサポートしたりしています。加えて、解約率の管理や商談の調整、メンバー管理など、裏方の業務も増えていますが、それにもやりがいを感じています。

ー幅広い業務に携わっていらっしゃるんですね!

もともとアナログな印刷会社に勤めていたので、IT企業のサイダスに入った当初は、まったく違う環境に戸惑うこともありましたが、次第に自分の強みを活かせる仕事に関わらせてもらえるようになりました!

フレックス制&リモートワークで両立を実現!

ーサイダスのお仕事と椿組での演劇活動を両立するために、土屋さんが活用している制度を教えてください!

サイダスでは、フレックスタイム制度が導入されていて、働く時間が固定されていません。チームの中でルールはありますが、家庭や通院などの事情を考慮し、朝5時から夜10時の間であれば働く時間を日によって調節することができます。

ーそれは便利な制度ですね!

本当に助かっています!もちろんチームの皆さんのスケジュールを考えながらになりますが、例えば、昼から夕方まで稽古がある日は、朝早めの時間から出勤してお昼まで仕事をして、稽古後の夕方に少し仕事をする、といったスケジュールで動いています。

ある稽古日のスケジュール

7:00-13:00

仕事(お客様へのメール送付、架電)

13:00-13:30

お昼休み

13:30-14:00

稽古場へ移動

14:00-19:00

稽古

19:00-20:00

帰宅・夕食

20:00-22:00

仕事(資料作成、顧客管理ツールのデータ精査)

22:00- 0:00

稽古のおさらい・就寝準備

    0:00

就寝

ー 1日の中でも2回に分けて働けるんですね!

そうなんです!ただ、1日中フル稼働することになるので、体調管理と時間管理は徹底しています。無駄な時間を省くために、1日のスケジュールを細かく立てて「この時間までにこのタスクを終わらせる」と目標を決め、効率化を図っています。

ースケジュールを立てる際に工夫していることはありますか?

本番期間中は、リモートワークを活用して早朝から働くことが多いのですが、朝は集中しやすいので、数字を扱う裏方の業務や細かい作業をこの時間に進めています。時間帯に応じて「この時間はこの仕事が向いているからこれをやろう」と工夫しながら計画を立てています!

ーリモートワーク中の社内コミュニケーションで工夫している点はありますか?

リモートワークのときは対面での交流が減りますが、その分チャットツールを積極的に活用するようにしています!

「おはようございます!」や「今日も頑張ります!」といった挨拶を欠かさず、時には「舞台、ぜひ来てくださいねー!」と宣伝することもあります(笑)。

サイダス社員の方々が観劇に訪れた際のお写真

視野を広げられることがパラレルキャリアの魅力

ー演劇での経験がサイダスでの仕事に、またサイダスでの経験が演劇に活かされていると感じる部分はありますか?

そうですね、特にインサイドセールスでお客様と電話する際に、演劇の経験が活きていると感じます。

初対面のお客様と短時間で話す中で「この人と話してみたい」と思ってもらうために、言葉遣いや話のトーン、テンポに気を配るようにしています。

これは演劇で「言葉を使って伝える」スキルを学んだからこそ、自然にできているのだと思います。

ー確かに、土屋さんとお話ししていると明るさが伝わってきて、もっとお話を聞きたくなります…!

ありがとうございます(笑)。

演劇でお芝居を作る過程では、役者同士や裏方のスタッフ、演出家とのコミュニケーションが本当に重要です。仕事でも演劇でも、何か分からないことがあれば「教えてください」と素直に伝えることが大事だと思っています。この姿勢がどちらの場面でも役立っていると感じますね。

ーその素直なお人柄が、人と人をつなぐ縁を引き寄せているのかもしれませんね…!

ーパラレルキャリアをテーマに様々なことをお聞きしてきましたが、その魅力について、実際に土屋さんが体感していることを教えてください!

そうですね…やはり、新しい経験を積めることが大きな魅力です。

演劇に携わる人と会社員では、考え方や価値観が全く違うことが多いです。それぞれのコミュニティで異なる人々と出会うことで、人脈が広がり、視野も広がっていきます。

ー複数のコミュニティに所属しているからこそ得られる視点がありそうですね…!

そうですね。多くの人と関わることで、柔軟な発想力も身についていると感じます。そういった意味で、パラレルキャリアを通して得られる視野の広がりは、本当に貴重なものだなと思いますね。

今後のキャリア

ー土屋さんの今後のキャリアにおける目標を教えてください!

私の目標は、「夢」と呼べる大きなものよりも、自分がやりたいことをずっと続けていくことです。やりたいことと仕事、どちらにも全力で取り組むことで、お互いが相乗効果を生み出し、より良いものが生まれることを証明したいと思っています。

実際に、サイダスのメンバーも私の公演を見に来てくれて、「元気をもらえた」「私も頑張ろうと思えた」と声をかけてくれることがあります。こうして、周囲にプラスの影響を与えながら、今を全力で生きる姿勢を持ち続けたいですね。

サイダス社員の方々から花束を贈られた土屋さん

ーありがとうございます!土屋さんのお話は、夢を追いかけながらキャリアも諦めたくない人にとって、まさにロールモデルですね…!

ー最後に、パラレルキャリアを目指す方へのメッセージをお願いします!

パラレルキャリアは必ずしも収入につながるものではありませんし、自分の自由な時間が削られることもあります。しかし、その過程で身につけるスキルや知識、そして出会う人々は、人生を豊かにしてくれる大切な財産です。

私は「縁」を大切にして生きてきましたが、その縁を育てることこそがとても重要だと考えています。大変なこともありますが、行動して新しい出会いを得ることで、人生がより豊かになります。悩んでいることがあったとしても、たった1つの出会いが人生を180度変えることもあるんです。

パラレルキャリアを通じて多くの縁を結ぶことで、人生は一層豊かになると思います!

ー土屋さんのお話から、人との縁を大切にするパラレルキャリアの素晴らしさが伝わってきました!本日はありがとうございました!

\サイダスに興味を持った方はこちらもチェック!/

あなたのキャリアについて、インタビューさせていただけませんか?

自社の宣伝をしたい方大歓迎!ぜひキャリアクラフトにインタビューさせてください。
取材からインタビュー記事の公開に至るまで、費用は一切かかりません。

自分ではありふれた経歴だと思っていても、過去のあなたと同じ境遇にある方のキャリアの道しるべになるかもしれません。
異業種に転職された方、フリーターから正社員になられた方、ブランクから復帰された方、未経験からフルリモートの仕事に就かれた方など、様々なキャリアの方をお待ちしています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

キャリアクラフトは大阪・東京を拠点に20年、人材事業やシステム開発を行ってきたセルバが運営する「新しい働き方を創るメディア」です。
従来の新卒や転職だけでなく、フリーランスやパラレルキャリアなどの新しい働き方や、リモートワークや時短勤務などの新しく浸透しつつある制度について発信しています。
自身のキャリアに迷っている人のお役に立てればと考えています。

コメント

コメントする

目次