上司に退職を切り出す勇気が出ないとき｜緊張・不安への対処法

退職を切り出す勇気が出ないときの対処法

退職を切り出すのって勇気が入りますよね。少しでも退職を言いやすくなる方法をここでは紹介します。

同僚や先輩にまず「相談する」

いきなり退職願を出すのではなく、同僚や信頼できる先輩に新しいキャリアについて相談するのが良いでしょう。
周囲に自分の気持ちを知ってもらっていることで安心感を得ることができます。

また、彼らの意見やアドバイスは、あなたが退職を決定する上で非常に有用な情報を提供するでしょう。
この相談は、あなた自身の感情と思考を整理し、自分自身の決断に自信を持つ助けにもなります。

仕事の落ち着いている時間に切り出す

あなたの退職を切り出すタイミングは、仕事が落ち着いている時間を選ぶことが重要です。
つまり、大きなプロジェクトの真っ最中や、デッドラインが迫っている時間帯など、ストレスが高まっている時期は避けましょう。

そのような状況では、上司もあなたの退職に対して十分に時間を割くことが難しく、また、あなた自身も冷静な判断を下すことが難しいかもしれません。
したがって、業務が一段落した時期や、平穏な職場環境が保たれている時期を選ぶことが、円満な退職に繋がるでしょう。

退職代行サービスを使う

自分で退職を切り出す勇気がない場合は、退職代行サービスを使ってみましょう。

退職代行サービスとは、弁護士などが労働者の代わりに職場に退職の申し入れと退職手続きを行ってくれるサービスのこと。料金は25000円前後程度です。

労働組合か弁護士が運営しているサービスがおすすめですが、悪徳な退職代行業者が蔓延っているのも実情です。
下記の記事では退職代行サービスの評判と口コミについて詳しく解説されていますので、ご覧ください。

引き止められにくい退職理由

退職を申し出る際は、上司に引き止められにくい退職理由を答えると良いでしょう。

身体的・精神的な理由

これは、健康状態が退職理由として挙げられる場合です。特に、過度のストレスや過労が原因である場合、上司も引き止めることは難しいでしょう。

新しい業界にチャレンジしたい

これは、自身のスキルセットを広げ、キャリアをさらに進めるために新しい環境に移りたいという退職理由です。この理由を挙げれば、上司もあなたの成長志向と専門知識向上のための意欲を理解し、引き止めにくいでしょう。

家族との時間を大切にしたい

これは、家庭の事情や子育て、介護など、家族との時間を重視するという退職理由です。この理由であれば、上司も理解しやすく、引き止めにくいでしょう。

起業したい

これは、自己実現のためや新しい挑戦をしたいという退職理由です。自分自身のビジネスを立ち上げ、リーダーとしての能力を試したいという強い意志があれば、上司もあなたの決断を尊重するでしょう。

理想的な退職の切り出し方

理想的な退職の切り出し方は以下の通りです。

①退職する3ヶ月前（一般的に1ヶ月前）に申し出る
②直属の上司に伝える
③基本的には対面で伝える

参考リンク：上司への退職の切り出し方！タイミングや伝え方を転職のプロが伝授！| すべらない転職

退職する3ヶ月前（一般的に1ヶ月前）に申し出る

誰かが退職するとその人の業務の引き継ぎ作業をしなければなりません。したがって退職する3ヶ月前には退職する旨を伝えるのが望ましいです。

直属の上司に伝える

退職する旨は直属の上司に伝えましょう。あらかじめ同僚や先輩に退職したいことを伝えていると、少し精神的な負担が減るかもしれませんね。

基本的には対面で伝える

退職は基本的に対面で伝えるのが望ましいです。しかし、どうしても対面で言いづらい場合は退職代行サービスを利用してみても良いでしょう。

円満退職のために

円満退職のために次の2点について注意しましょう。

①引き継ぎ作業を怠らない
②取引先に挨拶回りをする

引き継ぎ作業を怠らない

退職が決まれば自分がいなくなった後も職場の人々が困らないように、きちんと引き継ぎ作業をしましょう。また、後任者がいない場合は引継書を作成しましょう。

取引先に挨拶回りをする

外部と関わる仕事をしている場合は取引先に挨拶回りをしておきましょう。きちんと挨拶をしておくことで前職のイメージアップに繋がります。

まとめ

・退職を切り出す勇気がない場合は、少しずつ言いやすい環境づくりを行う。
・自分で言うのが辛い場合は退職代行サービスを利用するのも一つ
・退職が決定したら引き継ぎ作業をしっかりしましょう。