あなたのサイトは大丈夫?ポータルサイトSEOでありがちな7つの勘違い
再現性の高いポータルサイトSEOのノウハウを公開!
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病気のことや、診てくれる病院について知りたい!と思った時に便利なのが『医療ポータルサイト』。
情報の内容は多岐にわたり、「病院情報」や「病気の概要」のほか、「妊娠・出産に関する情報」「最新医療情報」「介護医療情報」など、医療に関するさまざまな情報を知りたいというニーズがあります。
では、そんな『医療ポータルサイト』に求められていることは何でしょうか?
また、サイト運営における目標設定はどのようにするのでしょうか?
20年以上ポータルサイト構築に携わる弊社の目線で、サイト構築についてはもちろん、成功事例や運用方法などを解説していきます。
弊社で制作を行う場合の費用なども記載していきますので、良かったら参考にしてくださいね。
まずは医療ポータルサイトの定義から見ていきましょう。
医療ポータルサイトとは、医療や健康に関する情報を集約し、ユーザーが必要な情報を迅速に得られるように設計されたウェブサイトのことを指します。これには、病気や症状に関する解説、治療法や薬の情報、医療機関の検索・予約、オンライン診療サービスなどが含まれます。
多くの医療ポータルサイトでは、信頼性の高い情報を提供するために、医師や専門家が監修するコンテンツを掲載していることが多くあります。
また、患者の不安を軽減し、適切な医療機関への受診をサポートする役割も担っています。
近年では、AIを活用した問診システムや、オンライン診療との連携機能を備えたサイトも増えており、デジタル技術の進化に伴い、単なる情報提供サイトから医療サービスを統合的に提供するプラットフォームへと発展している傾向があります。
近年、医療ポータルサイトの需要が高まっています。
その背景には、日本の医療費の増加が大きく関係しています。
医療ポータルサイトの需要が高まっている理由は以下の3点です。
2022年度の日本の医療費は、約46兆7,000億円でした。
これは、病院での診察や手術、薬などに使われた合計の金額で、前年より約1兆7,000億円も増えています。
また、10年前は約42兆4000億円だったので、この10年で4兆3000億円も増えていることがわかります。
引用元:令和4(2022)年度 国民医療費の概況・厚生労働省
さらに、1人あたりの年間医療費は現在約37万4,000円、10年前は約33万3,000円だったことから、10年で約4万円も医療費が上昇しているのがわかります。
医療の必要性が年々増していることがわかるかと思います。
インターネット上には医療に関する情報が溢れていますが、中には誤った情報や誇張された表現が含まれることもあります。医療ポータルサイトは、専門家の監修による正確な情報を提供し、ユーザーが安心して利用できる環境を整える役割を担っています。
また、病院やクリニックを効率的に探したいというニーズも重要です。
医療ポータルサイトでは、診療科目や所在地、診療時間、口コミなどを比較しながら、適切な医療機関を見つけることが求められています。
特に新しい土地に引っ越しをした時など、近くの医療機関さえも知らない場合は「地域名で検索」や「位置情報を使って検索」ができるサイトはとても便利に感じますよね。
忙しい現代人にとって、オンラインで予約ができるサービスはとても便利です。
私自身も、娘の診察や自分の診察を予約する際に、必ずネット予約の状況を見てから受診するようにしています。
そうすることで無駄に待つ時間が減ったり、確実に受診できるように予定を組むことも可能になります。
さらに、オンライン診療の普及も医療ポータルサイトの価値を高めています。
育児・仕事で忙しい人や、状況により医療機関を受診しに行けない人を中心に利用者が増え、コロナ禍を境に急激に普及が進みました。医師とビデオ通話を通じて診察を受けられるこのシステムは、とても便利ですよね。
一部のサービスでは、電子処方箋の活用や薬の宅配サービスにより、診察後に薬をオンラインで注文し、自宅で受け取ることも可能になっています。
医療ポータルサイトは、他のポータルサイトとは違って規制が多く、運営が難しい分野でもあります。
では、他とどのように違うのかについて触れていきましょう。
医療ポータルサイトでは、誤った情報が患者の健康に悪影響を及ぼすため、高い信頼性が求められます。
そのため、専門家による監修や、医師や薬剤師による記事執筆など、正確性を提示すれば信頼度は上がりやすいと考えられます。
また、医学の進歩に合わせた定期的な情報更新も必要になります。
最新の治療法や診療ガイドラインに準じて情報提供を行うよう心がけましょう。
しかし、専門的な知識が必要だからと言って専門用語ばかりの情報になれば、一般の人は理解できず逆に信頼性を失ってしまいかねません。
専門用語を避け、一般の人が理解しやすい表現にすることも医療ポータルサイトに求められていると言えるでしょう。
例えば、「血圧降下薬」ではなく「血圧を下げる薬」と説明することで、より多くの人にとって分かりやすい情報となります。
信頼性の高い情報を、わかりやすく提供することで、ユーザーの不安を軽減し、適切な医療機関への受診をサポートすることができるのではと思います。
医療ポータルサイトは、誇大広告や誤解を招く情報を防ぐため、厳しい法規制の対象となっています。
特に、日本では「医療広告ガイドライン」や「薬機法(旧薬事法)」が適用され、ユーザーに誤解を与えない、正確な情報提供が求められます。
医療広告ガイドラインでは、虚偽・誇大広告の禁止(「100%治る」などの表現の禁止)や患者の体験談の使用制限(「〇〇先生の治療で完治!」といった主観的な内容の禁止)、ビフォーアフター画像の制限(美容医療などでの誤解を招く画像の規制)などが定められています。
しかし、広告ではなく、医療機関からは第三者機関となる情報サイト(医療ポータルサイトなど)への掲載になると、”サイトのユーザーによる自主的な口コミの投稿”は禁止されていません。
口コミ投稿を見ることによって結果的に集客につながったとしても、意図的でなければ問題ないのです。
ただし、口コミ投稿を促すような手法は禁止されている為、注意してください。
前述したように、近年ではオンライン診療や病院予約システムの活用が医療ポータルサイトでも進んでいます。
またオンライン予約システムでは、Web問診を患者が回答することにより、病院での業務短縮にも繋がるとされています。
最近はAI問診システムを活用し、患者が症状を入力すると適切な診療科を案内する仕組みも整備されつつあります。
こうしたシステムの導入は、適切な診療科を受診しやすくなり、医療の効率化にもつながります。
このようなデジタル技術の活用により、患者の負担が軽減されたり、医療機関の業務効率が向上したりと、さまざまなメリットが生まれます。医療ポータルサイトは、近年の医療の発達に欠かせないツールとも言えるのです。
しかし、診療予約やオンライン診療などで取得する個人情報の管理については注意が必要です。
データの暗号化やアクセス制限などの対策が必須となっており、国でも定められています。
国で定められた「オンライン診療システムの利用環境」に関する規定
・多要素認証の利用や特別な監視システムの設置などにより、不正アクセスを防ぐための対策を行う
・患者が診察を受けるとき、本当に医師なのかを確認できるように、医師の顔写真や資格情報(医籍番号)を表示できるようにする
・すべてのやりとりを暗号化し、外部から盗み見されないようにする(TLS1.2の利用)
・病院とシステムを安全に接続するために、特別な通信技術(IP-VPNやIPsec)を使うことが推奨されている
など
これらの法規制を遵守するためには、専門的な法知識を持つスタッフを配置したり、定期的な規制の確認とコンテンツの見直しを行うことが必要になります。
では医療ポータルサイトの目標設定をしていくのに必要な要素を分析していきます。
引用元:クリニック・病院予約のEPARK
病院・クリニックの検索やサイト内予約が可能で、診療科目や地域別に医療機関を探せるサイトです。
医療機関の口コミ情報も掲載しています。
グループサイトとして「お薬手帳アプリ」や「くすりの窓口」も存在し、全国の薬局やドラッグストアの検索も可能です。
医療機関内でも「クリニック・病院」のほかに「歯科」「接骨・鍼灸」「人間ドック」とジャンル分けされたグループサイトがあるのも特徴です。
引用元:医療総合サイトQLife
病院やお薬の検索だけでなく、治験情報や医療者向け情報、医療機関の口コミ情報も掲載しているサイトです。
「家庭の医学」ページでは病名や症状別で病気を検索することができ、病名についての説明は専門医などが執筆者となってコラムを掲載しています。
「治験情報」のページでは、薬や治療に関する実験が可能な方を募集するコーナーが設けられています。
「医療と生活者の距離を縮める」をコンセプトとした総合医療情報メディアとして、専門的な知識をわかりやすく伝えてくれています。
引用元:Medical Note
専門医が監修した病気や治療に関する情報を提供し、医師のインタビュー記事も掲載しているサイトです。
このサイトの一番の特徴は、病院だけではなく「医師を探す」という項目がある点です。
”医師と患者をつなぐ医療・ヘルスケアプラットフォーム”という位置付けでサイトを運営しており、医師別のプロフィールが見られるようになっていたり、医師への直接相談が可能な『医療相談』を受け付けていたりします。
また、「がんポータル」というページでは、がんへの理解を深めるだけでなく、がんの種類別で治療を受けたい病院を探す機能もあり、深刻な症状で悩む患者に寄り添えるようなサイトになっているのが伺えます。
競合サイトのアクセス分析をするのに便利なのが、『SimilarWeb』というツールです。
引用元:https://www.similarweb.com/
『SimilarWeb』に競合サイトのURLを入力すると、検索ランキング・訪問者数・平均滞在時間・平均PV・平均直帰率などがわかります。
また、流入経路も調べることが可能で、SNS・インターネット広告・検索エンジン・直接アクセス(ブックマーク・お気に入り)など、どこから流入しているのかが詳しくわかるため、集客の参考になるでしょう。
実際に『SimilarWeb』を使って、医療ポータルサイトのアクセスを分析してみましょう。
例として、下記4サイトのアクセスを分析しました。
※分析結果は2025年2月時点のデータです。現在のデータとは異なる場合がありますのでご了承ください。
『患者の気持ち』は、全国の病院や歯科医院を検索できる医療情報サイトです。
診療科目や地域ごとに医療機関を発見できるほか、一部の医療機関には「よくあるご質問」も掲載されています。
また、医療機関の求人情報も掲載し、医療設計者向けの情報提供も行っています。
直近3ヶ月間の合計訪問者数 | 194,267 | |
月間セッション数 | 64,756 | |
月間ユニーク訪問者数 | 46,736 | |
平均滞在時間 | 00:01:17 | |
ユーザー1人あたりの平均PV数 | 1.55 | |
直帰率 | 83.62% | |
主な流入経路 | オーガニック検索 | 57.44% |
ダイレクト(直接アクセス) | 28.56% | |
リファラル(他サイトからの流入) | 13.93% | |
主な検索ワード | 足の親指爪の横 血豆みたいなもの | |
首 しこり 平べったい | ||
中咽頭 ポコポコ |
『インプラントネット』は、インプラント治療に特化した総合情報サイトです。
主な特徴として、治療に関する詳細な説明、歯科医師への無料相談が可能な「相談室」、地域や口コミから医院を検索できる「医院検索」など、多彩なコンテンツを提供しています。
掲載医院数は5,905件で(2025.2.3時点)、全国の歯科医院情報を網羅しています。
マネタイズ方法は、掲載企業からの広告収入により成り立っているようです。
無料のプランでは基本情報のみ掲載可能で、有料のプランでは詳細な医院情報や、写真や動画の掲載が可能です。口コミ掲載なども、有料プランにより可能になるようです。
具体的な料金は公開されていないので、料金については問い合わせが必須です。
直近3ヶ月間の合計訪問者数 | 388,699 | |
月間セッション数 | 129,566 | |
月間ユニーク訪問者数 | 79,965 | |
平均滞在時間 | 00:01:14 | |
ユーザー1人あたりの平均PV数 | 2.44 | |
直帰率 | 61.92% | |
主な流入経路 | オーガニック検索 | 59.23% |
ダイレクト(直接アクセス) | 37.57% | |
リファラル(他サイトからの流入) | 2.76% | |
主な検索ワード | インプラント 品川区 | |
サイナスとは | ||
親知らず 抜糸 何日後 |
『病院なび』は、全国の医療機関情報を提供する大規模な病院検索サイトです。
全国22万件以上の病院・医院・薬局を検索できる医療ポータルサイトで、診療科目や地域だけでなく、「女性医師による診察が可能か否か」 や「託児所の有無」、「クレジットカードの利用可否」などの詳細条件で医療機関を検索できます。
同サイトに掲載している一部の医療機関では、オンライン診療システム『KAITOS(カイトス)』と連携し、オンライン診療予約が可能です。
医療機関向けに医療広告ガイドラインに準拠した医療機関のホームページ作成支援も提供しており、あらゆる方面から医療機関をサポートしています。
直近3ヶ月間の合計訪問者数 | 15,850,000 | |
月間セッション数 | 5,286,000 | |
月間ユニーク訪問者数 | 3,745,000 | |
平均滞在時間 | 00:02:56 | |
ユーザー1人あたりの平均PV数 | 2.54 | |
直帰率 | 59.10% | |
主な流入経路 | オーガニック検索 | 76.08% |
ダイレクト(直接アクセス) | 22.08% | |
リファラル(他サイトからの流入) | 1.76% | |
主な検索ワード | 耳鼻科 | |
尼崎歯周病 | ||
子供 睡眠時無呼吸症候群 札幌 |
『Caloo(カルー)』は、全国約17万7,000件(2025.2.3時点)の病院・クリニック・歯科医院の情報を提供する大規模な病院口コミ検索サイトです。
治療実績や手術件数を参考にして病院を選ぶことも可能です。
また、専門家のQ&Aや病気体験レポートなど豊富なコンテンツを提供しています。
特に「病気体験レポート」では患者自らの情報提供により、病気で悩んだリアルな経験を閲覧することができます。
ユーザーによる情報提供を活用することも、SEO対策の一部となっていると考えられます。
直近3ヶ月間の合計訪問者数 | 15,190,000 | |
月間セッション数 | 5,064,000 | |
月間ユニーク訪問者数 | 3,753,000 | |
平均滞在時間 | 00:02:57 | |
ユーザー1人あたりの平均PV数 | 2.43 | |
直帰率 | 56.17% | |
主な流入経路 | オーガニック検索 | 82.83% |
ダイレクト(直接アクセス) | 15.90% | |
リファラル(他サイトからの流入) | 1.20% | |
主な検索ワード | 糖尿病性神経障害 名医 | |
膝の名医がいる整形外科 兵庫 | ||
鼻中隔湾曲症 手術 後悔 |
以上のように人気の医療ポータルサイトを見ていくと、以下のような共通点があることがわかります。
もちろん医療ポータルサイトは他にも多数存在するため一概に言えない部分もありますが、月間何万人ものユーザーに利用されるポータルサイトは、ユーザーにとって良質な情報を提供している(生の声や専門知識など)サイトであることがわかります。
これらを踏まえて、目標設定を細かく行っていきます。
新規でポータルサイトを立ち上げる場合、一般的には下記の数値が目標とされることが多いです。
漠然と「アクセス数をあげる」ではなく、「リリースから1年後に月間PVを10万にする」など、具体的な目標を設定します。
期日も決めると、ロードマップが見えてきます。
競合サイトを参考にしながら、コントロール可能な行動について、目標設定に落とし込んでいきましょう。
そうすると、どのフェーズでどんな対策をすれば良いかが定まってきます。
では、ポータルサイトを構築する前にどんなことを考えておく必要があるのかを整理していきましょう。
医療機関の情報をまとめたポータルサイトを作って、サイトから予約できるシステムにしたい。
自社の医療システムを活用してもらえる医療機関を増やしたいので、ポータルサイトを作って営業活動に活かしたい。
医療ポータルサイトを立ち上げたい理由には、このような例があるかと思います。
しかし、いきなり何も調べずにコンテンツを組み立てていくのはオススメできません。
まずは、競合となるサイトはどのようなものか、検索上位にはどんなサイトがヒットしているのかをリサーチしていきましょう。
競合他社が医療ポータルサイトをリリースしたから、自社でも立ち上げたい!
このように、「医療ポータルサイトを立ち上げること」自体を目的としてしまうと、ほとんどの場合失敗に終わります。
医療ポータルサイトを立ち上げるのは、あくまで一つの手段です。
「日本にいる外国人患者向けの医療情報を提供し、医療アクセスや医療現場での困りごとを解決したい」など、ポータルサイトを立ち上げることで医療機関やユーザーにどう影響を与えたいのか考えましょう。
サイトの方向性を決めていくには、どの層をターゲットにするかをまず決める必要があります。
誰でも便利に使えるサイトにしたい!
という考えもあるかと思いますが、「万人受けしたい」と考えると誰にも刺さらないサイトとなり、高確率で失敗するので注意しましょう。
具体的にターゲットを決めるには、下記について考える必要があります。
一口に医療ポータルサイトと言っても、ターゲットの属性によっては必要としている情報が大きく違います。
また、それらが共通していても性別や年齢層によっても求める情報は変わるはずです。
大まかなターゲット層だけではなく、ペルソナも設定しましょう。
ペルソナとは、ターゲット層の人物像を具体的にしたものです。
そのポータルサイトを利用するであろうユーザーは、どんなライフスタイルで休日はどう過ごしており、潜在的には何を求めているかなど、実際に存在している人物として描き出していきます。
するとターゲット層が「どの時間帯に、どんなふうに検索をし、予約などの行動を行うのか」が見えてきます。
その行動にあわせたコンテンツを配信することで、集患やアクセス数アップにつながりやすくなります。
例えばこちらの『不妊治療net』では、ターゲットを”妊活を考えている女性”としているのがわかりますね。
ターゲットを絞ることで、病院だけでなく漢方や鍼灸院の情報を掲載したり、関連性の高いコラムを掲載できます。
そうすると、多くのユーザーがサイトを訪問したり、サイトの滞在時間が長くなったりすることにより、同サイトの目的である「卵巣年齢チェックキット」の販売につなげることができるのです。
ターゲットが具体的に決まっても、まだコンテンツを組み立てるのは早いです。
既に同じターゲットに向けた競合サイトが存在することがほとんどだからです。
後発で同じことをしても成功する可能性は低いため、既存の競合サイトと差別化をはかる必要があります。
差別化する方法の具体例としては、以下の通りです。
このように、他サイトでは行っていないような独自のアイデアを反映させ、差別化を図ってみましょう。
ここまで決まったら、ようやく「どんなコンテンツを揃えるか」を考える段階に入ります。
ターゲットによって必要としている内容は変わりますが、一般的にポータルサイトといえば下記のコンテンツを基本としていることが多いです。
医療ポータルサイトであれば、内容にもよりますが下記のコンテンツも欲しいところですね。
この段階では具体的なターゲットや、競合と差別化する方法が決まっているはずなので
「ターゲットがどんな情報を必要としているか」を想像して、揃えるコンテンツを決めていきましょう。
どんなコンテンツを揃えるか決まったら、そのコンテンツを掲載するために必要な機能を考えていきましょう。
一般的に、ポータルサイトに最低限必要とされている機能は下記の通りです。
「医療ポータルサイトに欲しいコンテンツ」から考えるなら、下記の機能も欲しいところです。
必要な機能は「このコンテンツを掲載したいからこの機能が欲しい」といったように、コンテンツから考えることをおすすめします。
「競合にない斬新な機能があれば便利そう」など、機能の実装を目的としてしまうと、本来は不要だったはずなのに実装して無駄に開発費が高くなったり、ユーザーにとって価値のない機能になってしまうからです。
ポータルサイトは作って終わりではなく、リリースしてからが本番です。
リリース後にどうやって集客していくのかを考えていきます。
『SimilarWeb』で調べたように、ポータルサイトへユーザーが流入してくる主な経路は、検索エンジンや外部サイトです。
どのような方法で、アクセスを促すことができるでしょうか。
検索エンジンからのアクセスを増やすのに重要なのは、キーワードの選定です。
いわゆるSEO対策を行うことで、ポータルサイトの集客につながります。
キーワードを探す上で有力なツールに、「Google広告」内の『キーワードプランナー』や『Googleトレンド』があります。
『キーワードプランナー』は、検索ボリュームや関連キーワードを調べることが可能です。
キーワード候補として「内科 大阪」を『Googleトレンド』で調べてみます。
引用元:Googleトレンド
『Googleトレンド』は、Google での最新の急上昇ワードを、視覚化されたデータとして出してくれます。
周囲での人気度の動向や、地域別人気度、人気関連キーワードを調べることが可能です。
「内科 大阪」というキーワードで調べてみると、「大阪 大学 消化器内科」のように関連キーワードが表示されます。これらの関連キーワードは、記事や特集を組み立てる上での参考になります。
しかし、人気のキーワードの上位には、大手のポータルサイトや行政のサイトが多数表示されていることが多いです。
リリースしたばかりのサイトが上位に表示されるには、どうすれば良いのでしょうか。
結論から言うと、リリースしたばかりのサイトを検索上位に表示させる方法は下記となります。
細かく言えば上記以外にも気をつけるべき点はありますが、検索エンジンからの流入を増やしてポータルサイトの集客につなげるには、これらをすべて兼ね備えたコンテンツをどれだけ多く揃えられるかが鍵となります。
SEO対策はすぐに効果が表れるものではないため、効果が表れるまでに最低でも3ヶ月はかかることは予め受け入れて対策をする必要があります。
ポータルサイトの流入経路として、検索エンジンからの流入に次いで多いのが外部サイトからの流入です。
外部サイトからの流入を増やす方法としては、下記が挙げられます。
無料でできる方法ばかりではありませんが、SEO対策は効果が表れるまでに時間がかかるため、外部サイトや広告なども併用して集客を行うことをおすすめします。
医療ポータルサイトであれば、下記のサイトを利用して集客するのがおすすめです。
広告を掲載するならバナー広告よりも、サイトの魅力を詳細に伝えられる記事広告(PR記事)がおすすめです。
掲載期間が決まっているものと、サイトが閉鎖されない限り永続的に掲載されるものがあるので、可能であれば後者のサイトの記事広告をおすすめします。
X(Twitter)やInstagramなど、SNSでの集客は無料でできるため、活用しないのは損です。
有料で広告を掲載することもできます。
SNSを運用する場合も、「ターゲット層が必要としている情報」が何かを考え、それを発信していくことで、フォロワーが増えてサイトの集客に繋がっていきます。
ただ運用すれば良いわけではなく、お知らせのみのアカウントや、スタッフの日常などは投稿しても伸びにくいです。
ポータルサイトの多くは記事コンテンツがあるので、記事の内容をSNS向けに簡略化したものや、ユーザーの視覚に訴求できる投稿をするのがおすすめです。
ただし、薬機法などに反する内容を掲載しないよう、SNSの発信においても注意して作成するようにしましょう。
医療ポータルサイトに限らず、ポータルサイトが成功するかどうかは構築前にほとんど決まっていると言っても過言ではありません。
ターゲット層が具体的に決まり、どんなコンテンツを掲載するか、どうやって集客するかなど、準備をしっかり行ってから本格的にサイトの構築を行っていきましょう。
サイトを構築していくために必要なものは下記となります。
契約関係
サイト内で使用する素材
自社で準備できるものはしておくことをおすすめしますが、内容や予算にあわせて開発会社に相談した方が良い場合もあります。
サーバーなどは知識がないと難しい部分もあると思いますので、弊社では想定されるサイトの規模や機能に合わせて提案させていただいています。
弊社でのサイト構築のプロセスになります。
他社様では細かい部分が違ってくることがありますが、参考にしてください。
ご依頼いただいた内容を基に、見積書を作成いたします。見積もり内容に納得いただき発注いただけましたら、正式に契約となります。
要件定義にてご依頼内容の詳細を詰め、お客様がイメージされているものを具体的にしていきます。
その後、具体的に決まった内容をシステム・デザイン面の要件としてまとめる概要設計を行い、詳細設計にて概要設計の内容を、開発時の設計書まで落とし込んでいきます。
設計書に沿って、実際に構築をしていきます。
テスト段階では、要件定義・設計にそって開発できているか、動作不具合がないかをまず社内で確認いたします。
次にお客様にも要件定義の内容を満たしているか、動作不具合がないか、品質に問題がないかをご確認いただきます。
お客様によるご確認で、新たに発生した軽微な修正も行い、その修正に対してテストを行うことを繰り返していきます。
テストが完了したら、いよいよサイトのリリースです。
注意したいのは、テスト段階で発生しなかった不具合などが発生する可能性があることです。
これはテスト段階とは違い、同時に多くのユーザーがアクセスすることで初めて表面化する不具合があるためです。
リリース後の不具合には迅速に対応し、安定して運用ができる状態にしていきます。
ポータルサイトの制作費用については、弊社で制作する場合は下記が目安となります。
初期費用:250万円~
(内訳:デザイン・コーディング: 100万円~ / システム開発: 150万円~)
月額費用:4万円~
(内訳:お問い合わせ対応 / サービス監視 / 問題発生時の原因調査・復旧対応)
※サーバー・ドメイン・SSL・メルマガ配信ASPに関する費用は除く
必要な機能や納期によって大きく変わりますので、詳しくはお問い合わせください。
必要な機能によって変わりますが、最短で1か月程度となります。
弊社はポータルサイトの開発を得意としており、何かと必要な機能が多く納期が長くなりがちなポータルサイトも短い納期での開発が可能です。
他社で断られた場合でも、お気軽にお問い合わせください。
弊社で今までにお客様からいただいた相談の中で、よくある質問とその回答をまとめました。
見積の範囲内でできる内容であれば、対応可能です。
当初の見積の範囲を越えた変更をする場合は、別途費用を請求させていただきます。
弊社は開発だけでなくWEBでの集客支援も行っていますので、戦略についてもお気軽にご相談ください。
マーケティングの知識がなくても、お客様の目的やご希望をヒアリングし、実現できるプランを提案させていただきます。
もちろん、サイト構築後もサポートいたします。
保守が続く限り不具合の修正などに対応させていただくほか、アクセス数を伸ばしたいなどのご相談も承ります。
別途費用をいただきますが、対応可能です。お気軽にご相談ください。
地域ポータルサイトはPCよりもスマホで閲覧するユーザーが圧倒的に多く、スマホの最適化は大前提として行いますのでご安心ください。
スマホで閲覧した際の表示スピードや軽さへの対応が、検索順位にも大きく影響します。
ターゲットユーザーやサイトで取り扱うテーマによっては、スマートフォンよりもPCでの最適化を優先した方が良い場合もありますので、お気軽にご相談ください。
20年以上Web構築に携わる弊社の目線で、競合分析や運用、サイト構築のフローについて詳しく解説していきました。
医療ポータルサイトは数多くありますが、結局のところ、勝負すべきところは独自性です。
自社の魅力を最大限発揮できるような医療ポータルサイトを作りたいとご希望の企業さまは、ぜひ一度弊社へのご相談もご検討いただけると幸いです。
また、セルバでは『セルバポータルサイト構築CMS』というサービスで、サイト構造にこだわりながらも、ゼロから作るよりも構築費用が安く、セキュリティの高いサイトを構築可能です。
また、サイトリリース後の集客支援なども行っているため、サイト運営が軌道に乗るようなサポートもさせていただいております。よろしければぜひご検討くださいね。
WEB事業でお困りではありませんか?
サイトのアクセスが増えない……集客って何をすればいいの?
システムを作るなら損したくない!
新規事業を立ち上げたい!補助金は使える?
WEB業界・人材業界で創業20年以上、経営支援を行ってきました。
システムの開発のほか、補助金の申請支援や集客代行も承っております。
お気軽にご相談ください。
\ 小さなことでもお気軽に /
広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。