20年以上の実績があるシステム開発会社の視点で、システム開発会社の選び方や費用について解説しています。
「システム会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない!」という方は、こちらの記事をご参考ください。
それでも「よくわからない……」という場合は、弊社セルバまでご相談ください。
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こんにちは。セルバです。東京・大阪で20年、システム開発やWEB制作を行っています。
メルカリはもはや使ったことがない人の方が珍しいのではないかと思うくらい、私たちの生活に浸透しており、弊社でも「メルカリみたいなサイト・アプリを作りたい」というご相談をいただくことが度々あります。
そこで今回は、メルカリみたいなサイト・アプリを作る方法や、費用はどれくらいかかるのかについて取り上げたいと思います。
「メルカリみたいなサイト・アプリ」というと、一般的にはフリマサイトやフリマアプリと呼ばれており、個人間で中古品を売買できるサイト・アプリというイメージがあるかと思います。
しかし、機能的にはフリマサイト・フリマアプリ以外も該当することがあります。
「マッチングシステム」というと、恋人を探すマッチングアプリがまず思い浮かぶと思いますが、実はフリマアプリもマッチングシステムになります。
不要なものを売りたい人と、それを買いたい人をマッチングし、売買を成立させるシステムです。
基本的には他のアプリと同じく、下記の流れでアプリを作成していきます。
それぞれの工程について詳しく知りたい場合は、こちらにて解説しています。
フリマアプリを作成する場合、機能の多さやアプリの規模によって変動しますが、最低限の機能で300万円、メルカリと同等の機能にする場合は1,000万円ほどと言われています。
相場を聞いて「意外と高い…」と思われた方も多いのでなないでしょうか。
フリマアプリ作成費用を抑える方法はいくつかありますので、費用を抑えたい場合は目的に応じてこれらの方法を取り入れていくことをおすすめします。
前述の通り、フリマアプリの作成費用は機能の多さによって変動します。
これからリリースするなら競合に負けないよう多くの機能を搭載したいと思うのもわかりますが、ユーザーのニーズを満たすためには必ずしも多くの機能が必要でないことも多いです。
欲しい機能を全て洗い出し、優先順位の高いものだけに絞ってスモールスタートすることで、アプリの作成費用も抑えられ、事業そのものが失敗したときのリスクも低くできます。
ノーコードでアプリを開発することのできるツールを利用することで、コードを書かなくてもアプリやWEBサイトが制作できます。
そのため、開発会社に依頼する必要がなく、エンジニアが不在でも自社で開発することが可能です。
開発会社によっては、構築パッケージを作っている場合があります。
クライアントの要望とマッチする構築パッケージがある場合、基本となる部分は既に構築されているため、工数を大幅に削減でき、安い費用で短期間での納品が可能になります。
弊社セルバでは、マッチングシステムの構築パッケージがございますので、フリマサイト・アプリも短納期・格安での開発が可能です。
レベニューシェアとは、開発費用の一部を開発会社に負担してもらう代わりに売上をシェアする契約のことです。
わかりやすく言うと共同事業という形です。
開発費用を抑えられる以外にも、本来であれば追加費用がかかるような仕様変更や、リリース後の保守まで無償で行ってもらえるなどのメリットがあります。
弊社セルバは、レベニューシェアでの開発にも力を入れていますので、レベニューシェアをご希望の場合はお気軽にご相談ください。
フリマアプリに最低限必要な機能として、下記が挙げられます。
これらの機能を持つアプリは、基本的に開発費用が高くなりやすい傾向があるため、フリマアプリの開発費用は高くなりがちです。
まずフリマアプリには、ユーザー情報を登録するためのログイン機能が必要です。これはユーザー情報の管理や、取引相手の確認などが容易になるためです。
会員登録をせずにフリマアプリで売買できてしまうと、運営側もユーザーの情報が確認できず、「料金を支払ったのに商品が送られてこない」等のトラブルが発生しやすくなります。
フリマアプリには商品画像が必須です。そのため、画像投稿機能が必要になります。
画像投稿機能がないとユーザーは商品画像が投稿できず、商品名だけで判断せざるを得なくなり齟齬が生じたり、中古品の状態を判別しづらくなり、非常に不便です。
フリマアプリは「不用品を売りたい人」と「市販よりも安く買いたい人」「もう市販されていない商品を探している人」をマッチングして売買を成立させるアプリのため、マッチング機能も必要になります。
ECサイト・ECアプリで不用品を売る場合、古物商許可証が必要だったり販売者の住所や氏名を公開する必要があり個人にはハードルが高いですが、フリマアプリはマッチングアプリのためそういった必要がありません。
フリマアプリでは売りたい人と買いたい人のマッチングが成立した後も、配送や商品の受け取った商品に何かあったなど、何かと連絡が必要になることがあります。
そのため、メッセージ機能も必要になります。
フリマアプリは個人間で不用品を売買するためのアプリなので、決済機能も必要です。
決済方法が1つだけしかないと、その決済方法が使えないユーザーが利用できないため、最低でも3つ以上の決済方法を用意しておくことをおすすめします。
こちらは絶対に必要というわけではありませんが、新たにメールアドレスを登録しなくても既に作成済のSNSアカウントでログインができるなど、他社ツールとの連携ができることによって、ユーザーが利用するハードルを下げられることがあります。
ガイドライン違反の商品が出品されているのを発見したユーザーが運営に報告できる機能や、ユーザーがアプリ内で違反行為をしていないか等を監視する機能も必要です。
必ずしも必要ない機能のように思えますが、詐欺など違法行為の温床になってしまったり、運営会社が罰せられるなどのリスクを防ぐために必要です。
メルカリ、ラクマなどのフリマアプリの利用者数は衰えることなく、増加し続けています。
フリマアプリが人気の理由は一体なんでしょうか。
フリマアプリ市場の市場規模は、2020 年で 1 兆 147 億円、2021 年は 1 兆 2,433 億円(前年比 22.5%増)と推計される。本市場のサービスは大きく総合系、特化系、ハンドメイドに分けられるが、主要事業者のサービスとして、最大手はメルカリ、他に総合系ではラクマや PayPay フリマ、特化系では Shoppies やチケット流通センター、ハンドメイドでは Creema や minne が挙げられる。本市場における主な動向として、出品者と購入者のトラブルと消費者利益の保護、データ利活用(一次流通事業者と二次流通事業者とのデータ連携)等がある。
引用元:令和3年度 電子商取引に関する市場調査 参考資料
メルカリの2022年の売上高が1470億4900万円であることからも、決して小さい市場規模ではないと言えます。
「不要なものを売りたい」「中古でも良いから安く買いたい」という需要は今後もなくならないと予想されます。
フリマアプリ市場規模が拡大を続けていることからも、将来性があると言えるのではないでしょうか。
フリマアプリと言えばメルカリ、ラクマのイメージが強く、どちらもジャンルを問わず商品を出品できるため、一見フリマアプリの差別化は難しく思えます。
しかし、差別化に成功してユーザーを獲得しているフリマアプリも存在します。
スニーカーダンク(スニダン)は、スニーカーを中心にブランド品やトレカの出品に特化したフリマアプリです。
スニーカーやブランド品はメルカリ・ラクマでも売買はできますが、こちらは全ての商品を専門の鑑定士が鑑定して鑑定済バッジをつけているので、安心して取引ができます。
フリマだけでなく、正規品の抽選販売や新作販売のアラートもしてくれるため、好きなブランドの新作を買い逃したくない人にも便利なアプリとなっています。
magiはトレーディングカードやスニーカー、ゲーム等に特化しているフリマアプリです。
二次流通で高額になりやすいトレーディングカードやスニーカーの取引は、ユーザーが偽物を購入してしまうリスクが高くなりますが、magiでは出品者が一旦運営に商品を発送し、プロによる鑑定を行った後で購入者に発送するオプションがあります。
メルカリ・ラクマでもトレーディングカードやスニーカーは売買できますが、プロによる鑑定サービスで本物だけを安心して売買できるという点で差別化に成功しています。
ECプラットフォームのイメージが強いですが、minneもフリマアプリです。
市販品と比較した際に売れにくいとされる「ハンドメイド品」の売買に特化しており、minneでしか買えない商品も多いことから、メルカリやラクマとの差別化に成功しています。
スタッフが出品中の作品の中から魅力的なものをピックアップしたり、記事で紹介したりと売買以外のコンテンツも充実しています。
「地元の掲示板」として有名なジモティーでは、不用品の売買も積極的に行われています。
フリマアプリは基本的に郵送での取引となるため、梱包や配送にかかる手間が発生しますが、ジモティーでは地元が近い人とマッチングして手渡しでの取引がメインなので、そういった手間を省いて対面で売買したいユーザーに利用されています。
「あえて手渡しでの売買がメイン」にして差別化に成功していると言えます。
チケジャムはコンサートやイベントのチケット売買に特化したフリマアプリです。
メルカリやラクマでは、個人情報の記載があるチケットや、使用が利用者本人に限られているチケットは出品できない等のガイドライン上の制限が多く、チケットの売買はしづらいという現実がありました。
チケジャムはそんなメルカリ・ラクマで取り扱いにくい商品の売買に特化したことで、差別化に成功しています。
さらに、チケットの二次流通は高額転売するためのダフ屋行為や、転売されてもアーティストや主催者に還元されないことが問題視されていましたが、チケジャムでは不正転売を防ぐ取り組みを行ったり、チケジャム公式アーティストにはアプリで生まれた利益を還元するという仕組みになっています。
フリマアプリの作成費用は決して安くないことからも、これからフリマアプリを運営するなら失敗したくないと考えるはずです。
前述のメルカリ・ラクマとの差別化に成功しているフリマアプリの事例から見える、フリマアプリの運営で失敗しない方法を解説していきます。
スニーカーに特化、ハンドメイド品に特化、チケットに特化、地元が近い人との売買に特化など、取り扱う商品やターゲットをあえて絞ることは差別化する上で有効です。
特にスモールスタートであればターゲット層を「広く浅く」設定するよりも、「狭く深く」ニッチなニーズに着目した方が上手くいく可能性が高くなります。
ニッチなニーズに着目し、取り扱い商品やターゲットをあえて絞ることは差別化する上で重要ですが、市場規模が小さすぎると収益を上げ続けることは難しくなります。
業界が斜陽であれば将来性もないので、規模が一定以上の市場を狙うことも重要です。
メルカリ・ラクマでは幅広いジャンルの商品を出品できるため、あえてターゲットや商品を絞るだけでは成功は難しいです。
スニーカーダンクやmagiは素人では真贋の判定が難しい商品を取り扱い、運営が鑑定することで安心して取引できるという、メルカリ・ラクマにないメリットが生まれています。
minneはメルカリ・ラクマでは売れにくい商品に特化することで、minneでしか買えない商品が多数あるマーケットを作り上げ、ユーザーの獲得に成功しています。
ジモティーはフリマアプリ売買での「梱包・配送の手続きが面倒」というニーズに着目し、対面での売買をメインにして差別化に成功しています。
チケジャムはメルカリ・ラクマではガイドライン違反となりやすい商品に特化することで、差別化に成功しています。
このように、メルカリやラクマで提供できないメリットを作ることが、フリマアプリ運営を失敗に終わらせないためには最も重要と言っても過言ではありません。
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