20年以上の実績があるシステム開発会社の視点で、システム開発会社の選び方や費用について解説しています。
「システム会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない!」という方は、こちらの記事をご参考ください。
それでも「よくわからない……」という場合は、弊社セルバまでご相談ください。
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2017年6月の月間アクティブユーザー数が全世界で20億人を超えたというFacebookは、数あるSNSの中でも代表的な存在と言えます。今回は、キャンペーンを行うときの覚えておきたいFacebookの特性と、Facebookを利用したキャンペーンの事例をまとめました。
Facebook 2017年6月の月間アクティブユーザー数
https://www.facebook.com/zuck/posts/10103831654565331
Facebookは、日本だけでも月間アクティブユーザー数2700万人以上という規模を誇ります。この圧倒的なネットワークは情報を素早く、広範囲に拡散させることにとても優れていて、これこそがFacebookでキャンペーンを実施するメリットと言えます。
日本経済新聞 フェイスブック、日本の利用者2700万人に
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15HML_V10C17A2000000/
情報の拡散というメリットを十分に享受するためには、Facebookの機能を理解することが近道です。ここでは、「いいね!」「シェア」「友達のタイムライン」という、3つの機能について簡単に解説しておきます。
「いいね!」は、「共感した」「他の人にもおすすめしたい」など、「良い」と思った情報に対してユーザーの感情を表すことのできる機能です。リンクをクリックするだけなのでとてもお手軽。いいね!がたくさん拡散されることで注目度が高まり、価値のある情報として評価されるようになります。
Facebookは、以下にある「シェア」や「友達のタイムライン」を利用したキャンペーンを規約によって禁じています。これに対して、「いいね!」をキャンペーンの応募条件とすることは明示的に禁止されていないため、積極的に活用することでFacebookのメリットを高めることが可能です。
「シェア」とは、ユーザーが自分のコメントを付けて、Facebook上の知り合いにキャンペーンなどの一次情報を送ることのできる機能です。シェアされた人数が多ければそれだけ情報が拡散したことになります。TwitterやInstagramといった他のSNSと連動させることで、いっそう拡散性を高める効果があります。
Facebookには、ユーザーが自分のタイムラインではなく、「友達のタイムライン」上で情報をシェアできるというユニークな機能があります。情報をダイレクトに相手に送れる手軽さから拡散スピードが早いことが特徴です。
Facebookでスムーズにキャンペーンを実施するにあたっては、まず「ページ規約」を読んで内容を理解しておくことをおすすめします。たとえば、ページ規約のプロモーション「3」には次のように記載されています。
“プロモーションは、Facebookページ上またはFacebookアプリ内で運営できます。個人のタイムラインおよび友達のつながりをプロモーションの運営に使用することはできません(「タイムラインでシェアしてプロモーションに参加」、「友達のタイムラインでシェアしてさらに抽選枠を獲得」、また「この投稿に友達をタグ付けしてプロモーションに参加」などは禁止されています)。”
出典:Facebookページ規約
https://www.facebook.com/page_guidelines.php#promotionsguidelines
ここで特に重要なのは“プロモーションは、Facebookページ上またはFacebookアプリ内で運営できます。”という最初の一文です。簡単に補足すると次のような内容になります。
キャンペーンと同じ意味と捉えて良いでしょう。
「キャンペーンの主催者のFacebookページ上 」という意味です。多くの場合、キャンペーンはタイムライン(投稿が表示されている部分)を利用して行います。
Facebookにはページの機能を拡張するためのアプリ(プログラム)を実装できる機能が備えられています。たとえば新しいページを追加してコンベションを開催するなど、通常のタイムラインよりもさらに凝った演出を施すことが可能です。
ユーザーのタイムラインを指します。後述されている「タイムラインでシェアしてプロモーションに参加」などのように、キャンペーンへの参加・応募にユーザーのタイムラインを利用することが禁止されています。
以上、Facebookの「ページ規約」について解説しましたが、聞き慣れない単語も多く、Facebookを利用していないと分かりづらい面があるかもしれません。キャンペーンやプロモーションを効果的に実施するためには、知識とハウハウを持つWEB制作会社に依頼されると良いでしょう。
なお、キャンペーンとは一定の期間内に特定の目的をもって行われる宣伝活動を指すもので、必ずしもプレゼントや懸賞を行う必要はありません。Facebookの規約はこれらを伴わい場合も適用されるので注意が必要です。
可能であれば、下記のプラットフォームポリシーもご一読ください。
Facebookプラットフォームポリシー
https://developers.facebook.com/policy/
Facebookプラットフォームポリシー 補足情報
https://developers.facebook.com/docs/apps/examples-platform-policy-4.5?hc_location=uf
Facebookでキャンペーンを行う目的は、「自社のファンを増やす」「商品やサービスの認知性向上」「新しい商品などのモニター」「実店舗への来訪促進」「アンケートなどによるリサーチ」「資料請求」などがあります。企業ごとにどのような戦略が取られているか事例を挙げてみてましょう。
引用:https://mitene.us/campaign_2m#831/?kny6w0cbklswjkr
「みてね」は、お子さんの写真や動画を簡単に整理・共有できるスマホアプリです。Facebookの他にTwitterやInstagramからも参加可能とすることで、より広くユーザーへの情報の浸透が図られています。
また、タイトルに利用者数を明示して、ユーザーの多いアプリであることを印象づける狙いが伺えます。
引用:http://www.sbilife.co.jp/lp/SBILife_campaign_2000201.html
SBI生命が実施したこのキャンペーンは、同社の保険「クリック定期!」の資料請求や問い合わせを主目的にしています。一見手間を増やしているようですが、ユーザーとの接点を多チャンネル化するという観点からとても有効なキャンペーン方法です。Facebookでの告知もその一環と言えるでしょう。
引用:https://monipla.com/lidea/campaigns/16388#617/?knyw5bv3nbwavuh
「クリニカ」はライオンの歯磨き粉ブランド。公式Facebookページへユーザーの流入を促す効果が期待されるキャンペーンです。アンケートへの回答を参加条件に設定することでユーザーの嗜好を分析し、製品の開発や宣伝方法などについて同業他社と差別化を図る意図があるのではないでしょうか。
引用:https://cp.kirin.jp/story/4065#634/?cp2dcab4cc1
キリンから発売されている「新・一番搾り」のキャンペーンです。公式サイトで同商品を飲んだ感想を4つの項目から選択して投票し、Facebookなどからアンケートに回答。最後にコメントを記載して投稿という手順を踏むことで、リサーチと公式サイトやFacebookページへの誘導という目的が達成される仕組みです。
引用:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01010d/fukushima-kara-hajimeyo.html
福島県は、東日本大震災からの復興キャンペーンの情報をFacebookを利用して発信しています。固定的な情報が多い公式サイトよりも、ブログのように扱えるFacebookのほうが情報の即時性・拡散性において優位にあるため、この選択は的を射ていると言えます。福島県主催以外のキャンペーンが扱えるのもメリットです。
引用:https://www.fujiya-peko.co.jp/cake/christmas/
「不二家」では、製菓業界にとっての一大イベントであるクリスマスに際して複数のキャンペーンが実施されています。ほとんどのキャンペーンは公式サイトで告知されていますが、他社とのコラボレーション企画がFacebookのみで発信されるなど、情報の提供方法に工夫がなされています。
引用:https://cp.gene-srv.net/5a014db96a239/#741/?knqxp7u4uuigta1
メニコンから発売された新しいコンタクトレンズ「スマートタッチ」のキャンペーンで、無料モニターを募集しています。FacebookやTwitterのアカウントで応募できたり、使用後のアンケートで500円分のクオカードがプレゼントされたりと、製品の使用感を効率良く収集するための仕掛けがなされています。
引用:http://tower.jp/site/campaign/nmnl300/top#612/?lezlqru4ot1xidgv
タワーレコードのコーポレート・ボイスである、「NO MUSIC,NO LIFE.」のポスターシリーズが300回を迎えたことを記念するキャンペーンです。Facebook、Twitter、Instagramから写真を投稿することが応募条件になっていて、ユーザーの遊び心を刺激して話題性のあるキャンペーンを演出しています。
引用:http://tsutaya.tsite.jp/feature/movie/skuji/index?sc_int=tsutaya_top_jackfooter
TSUTAYAでは、「Tポイント」が当たるスピードくじのキャンペーンを年間を通じて開催しています。くじを引くためにはFacebookのアカウントが必要となり、その後のキャンペーン情報などの受け取り手としてユーザーを開拓する戦略が見て取れます。結果がすぐ分かるスピードくじを採用してユーザーを飽きさせない工夫もされています。
引用:http://up.volkswagen.co.jp/upallnight/03/#822/?knrawdpg6bcs114
「フォルクスワーゲン グループ ジャパン」のこのキャンペーンでは、Facebookなどの公式SNSをフォローして対象の投稿にコメントした人の中から抽選でプレゼントが当たります。公式サイトのデザインや賞品からは、ターゲットが持つ同社のイメージの刷新を目的としていることが伺えます。
自社の製品やサービスにマッチしたキャンペーンを的確にユーザーに届けることができるか否かで、その反響には天と地ほどの差があると考えられます。
Facebookで実施されるキャンペーンにはいろいろなスタイルがありますので、ぜひ自社の特性にあったキャンペーンやプロモーションを実施して、たくさんの「いいね!」を獲得してください。
※記載した情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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