あなたのサイトは大丈夫?ポータルサイトSEOでありがちな7つの勘違い
再現性の高いポータルサイトSEOのノウハウを公開!
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賃貸・分譲マンションなどの不動産を探す際、インターネットで検索する人がかなり多いのではないかと思います。
そんな中、この傾向にともない、不動産ポータルサイトがたくさん立ち上がるようになりました。
不動産ポータルサイトと言っても、「賃貸住宅」、「購入住宅」、「事業用物件」、「不動産会社のサイト」など、さまざまなジャンルがあります。
これらのジャンルでサイトを新しく立ち上げる場合、どんなことを考えておくべきでしょうか?
20年以上Web構築に携わる弊社の目線で、サイト構築についてはもちろん、競合分析や運用についても詳しく解説していきます。
また、弊社で制作を行う場合に必要なものも記載していきますので、良かったら参考にしてくださいね。
引っ越しを考えるとき、家(マンション)の購入を考えるとき、新しく店舗を構えたいと考えるときなど、さまざまなシーンで不動産ポータルサイトが活用されています。
そんな不動産ポータルサイトはどんな種類が存在するのかや、集客の効果について解説していきます。
では、シーン別で検索をかけてみましょう。
まずは「賃貸」と検索してみました。
スポンサー表示(広告)を除くと、『ホームズ』、『SUUMO』、『アットホーム』、『ピタットハウス』が上位に表示されていました。
運営会社を詳しく見てみると、『ホームズ』と『アットホーム』は不動産会社支援をメイン事業にしている企業で、『SUUMO』はさまざまな種類のWebサイト運営を行う「株式会社リクルート」のサイト、『ピタットハウス』は不動産流通事業として、不動産の相談ができる店舗を加盟店展開している企業でした。
では、購入の場合はどのように出てくるでしょうか?
ここでも強い『ホームズ』と『SUUMO』。それに加えて『三井のリハウス』や『東急リバブル』が出てきましたね。
これらはみなさんご存知の通り、不動産流通事業の大手であり、物件にとどまらず、都市開発なども手掛ける企業です。
最後に、事業用の物件について検索してみましょう。
こちらには前述した『アットホーム』に加え、『福屋不動産販売』、『テナントショップ』、『goo不動産』が出てきました。
『福屋不動産販売』や『テナントショップ』は不動産流通事業で事業用の不動産販売などを行う企業で、『goo不動産』はさまざまな種類のWebサイト運営を行う「株式会社NTTドコモ」のサイトでした。
こう見てみると、ポータルサイト運営会社や不動産相談窓口など、それぞれの企業の得意分野を伸ばせるようなポータルサイト運営をされていることがわかりました。
ではそのサイトの集客性について見ていきましょう。
では、2017年時点でのこちらのデータをご覧ください。
これによると、インターネットで物件を検索した後で、不動産会社に問い合わせをした利用者は77.3%であると発表されています。
また、2017年以降も毎年調査結果をリリースしているようですが、このような質問がないことから、近年では不動産ポータルサイトを利用して物件を探すことが当たり前になっていることがわかります。
不動産ポータルサイトは、非常に効果的な集客ツールであることがわかりました。
しかし、すでに不動産情報サイトは乱立している状況で、結果に結びつけることは決して簡単ではありません。
どのようにすれば成果のあがるサイトを構築することができるのかを考えるために、まずは競合について調べていこうと思います。
では、競合について調べる方法と、簡単にサイト別の特徴をまとめたものを見ていきましょう。
では、競合サイトを調べてみよう!となった場合に、どのように調べていけばいいのかについて見ていきます。
競合サイトを分析する上で使えるサイトが「SimilarWeb」。このサイトを使えば、簡単に、競合サイトのアクセス状況や集客方法を調べることが可能です。
引用元:http://www.similarweb.com/
このサイトには有料会員と無料会員がありますが、平均PVや滞在時間だけでなく、アクセスの流入元(検索・SNS・広告・メールなど)や直帰率、検索キーワードといった情報をみることができます。
この情報は随時変わりますので、定期的に競合分析を行うようにしましょう。
引用元:http://suumo.jp/
株式会社リクルート住まいカンパニーが運営するサイト『SUUMO』。
アクセス数でいえば、業界トップクラスです。月間PV数は1億6500万、ユニークユーザー数(一定の期間内にサイトを訪問してくれた人数)は1470万を超えています(2024.9月末時点)。
株式会社LIFULが手がける『LIFULL HOME’S』は、物件鮮度No.1を目指す不動産・住宅サイト。
サイト内での「契約済み物件」や「条件や設備項目が間違っている物件」をなくすための取り組みを積極的に行い、物件鮮度No.1を目指しているようです。
2024年9月30日現在119,832件の新着物件を掲載し、最新の情報提供を心がけているサイトです。
引用元:http://realestate.yahoo.co.jp/
「Yahoo!不動産」は、ヤフー株式会社による不動産ポータルサイトです。
PayPayとの連携により、「成約でPayPayポイントプレゼント!」など独自の特典を付けてユーザーに還元しているのが特徴です。
ほかにも主要サイトはありますが、実際サイトを運営するとなると
結局、大手の方が優位なのでは?
と心配の声があがるでしょう。
そこで、こちらの検証結果を見ていただきたいです(2024.9月末時点)。
検索で上位に表示されるサイトを見ていきます。
例えば、「大阪市 中央区 マンション 賃貸」で検索したとします。
インターネット広告(画像上段)では、『スタイルプラス』や『賃貸EX』が掲載されます。
また、自然検索(画像下部)では、『SUUMO』や『ホームズ』を筆頭に、『エイブル』や『アットホーム』といったメジャーなサイトがあがってきます。
インターネット広告を使うと、メジャーどころよりも上位に表示できる可能性があがるということが言えます。
では、検索ワードを変えて、「大阪市 中央区 デザイナーズマンション 賃貸」と検索してみましょう。
すると、『極』や、『大阪D不動産』、『LEON WORKS』、『賃貸スタイル』、『DETORE不動産』など、地域特化型や特徴のあるサイトが上位表示され、メジャーサイトと並ぶことができます。
ビッグキーワードでは、メジャーなサイトがトップに表示されますが、2~3語以上を組み合わせるミドルワードやロングテールワード(例えば「大阪市 中央区 デザイナーズマンション 家賃10万 駅近10分」)を狙ったSEO対策を行えると、検査結果にヒットする確率が高くなります。
組み合わせるワードとしては、
などがあげられます。
では、実際に運用することを想定して、対策を考えていきましょう。
サイト運営で活かせる対策は、以下の3つです。
流入したいキーワードに沿って、ページを作成できるようにしておきましょう。(サイト内検索結果や、オウンドメディアによるSEO記事など)
タイトルや説明文に、ミドルキーワード・ロングテールキーワードを組み合わせて入れると、検索結果に表示されやすくなります。
また、ユーザビリティにこだわったコンテンツを充実させることも大切です。
例えば、検索のしやすさや、詳細な口コミ情報などは、高評価となり、検索上位に表示されやすくなる要因となります。
さらに、ビッグキーワードでも、コンテンツがよければ、上位表示される可能性が高いです。
引用元:https://adwords.google.co.jp/keywordplanner
SEOで対策をしても検索結果の表示が低い場合や、狙いたいキーワードでアクセス数をあげたい場合に利用できるツールです。
例えば、「駅名+中古」「地名+賃貸+築浅」など、ビッグワードでの検索結果表示の対策になります。
キーワードの選定は、Google Adwordsのキーワードプランナーを活用するのがおススメですよ。
引用元:https://www.facebook.com/business/
Facebook広告は、ターゲットを細かくセグメントできることが特徴です。年齢層・商圏・興味・関心・行動パターンなど、よりターゲットやペルソナに合った広告配信ができます。
とくに、不動産オーナーや投資家など、売買・賃貸契約を現実に検討している層が狙い目です。
Facebook広告の中でも、ダイナミックプロダクト広告(パーソナライズされた広告を自動生成する動的リターゲティング広告)や、リード獲得広告(キャンペーンの申込みや、ニュースレターの購読などリアクションを促す広告)が有効とされています。
では、サイト構築の際に考えることを、順を追って解説していきます。
どのようなサイトを構築したらいいのか、事前リサーチを徹底しましょう。
いきなりコンテンツを組み立てていくのはおススメできません。
まずは、どのサイトが人気で、どんなサイトが上位にヒットするのかをみていきましょう。
リサーチが終われば、どのようなサイトを構築したいか考えていきます。
はじめにやるべきは、どんなサイトを目指したいのか目的や目標を設定していくことです。
細かなコンテンツなどは、方向性が決まってからで構いません。
まず、サイト運営の目的をはっきりさせていきます。不動産ポータルサイトでいうと、例えば、
などが挙げられます。
次に、サイトのターゲティングをします。
どんなユーザーにサイトへ訪問してもらいたいか、顧客や見込み客を具体的に絞っていきます。
とくにターゲット設定で重要なのは以下の点です。
ターゲットによって、構築すべきコンテンツやSEOの対策も変わってきます。
競合サイトと比べて、なにがサイトの強みとなるか、ユーザーにとってわかりやすい差別化が必要です。
差別化できる例としては、特定のエリアに特化した情報提供していることや、仲介手数料が無料であること、デザイナーズマンションやタワーマンションだけを紹介している、といったポイントです。
引用元:http://www.designers-osaka-chintai.info/
例えば、先ほど紹介したサイト『極』は、大阪のデザイナーズマンションを専門にしたサイトです。
特徴は、こだわり検索条件。「コンクリート打ちっぱなし」や「リノベーション」、「メゾネット系」など20項目以上のキーワードから、物件を検索できるようになっています。
サイトの強みを訴求するために重要になってくるのが、目標値です。目標が漠然としているサイトに、効果は期待できません。
悪い例としては、「去年よりも、アクセス数をあげる」といった曖昧な目標です。
月間アクセス数や、PV数、問い合わせ件数、再訪問数、成約率、滞在時間、直帰率など、指標を明確にしていきましょう。
その上で大切なのは、期限を決めることです。
例えば、現状のPV数が10万だった場合、1年後に15万PVをというゴールを設定します。しっかりと期限を決めておくことで、ロードマップをつくることができます。
10万PVの内訳、すなわち自然検索・リスティング広告・SNS・DMなど、それぞれの流入経路から、どれだけのPVがあり、目標を実現するために、どのような対策を取るべきかを考えていきます。
設定したゴールを達成するためのコンテンツをピックアップしていきます。
例えば、以下のようなコンテンツをモデルケースとして紹介します。
【必須の機能・コンテンツ】
<ユーザー側>
〈検索機能についての例〉
種類から探す:新築マンション/中古マンション/新築一戸建て/中古一戸建て/老人ホーム・介護施設/月極駐車場/貸土地・貸店舗/土地購入/事務所/トランクルーム・貸し倉庫/注文住宅/リフォーム・リノベーション/住宅設備(外まわり・水まわり・屋内)/不動産投資/売却
条件から探す:住所/間取り/家賃/駅・路線/通勤・通学時間/地図/不動産会社/敷金・礼金0円/築年数/ペットOK/一人暮らし/女性向け/デザイナーズマンション・タワーマンション/海外/複数条件
<管理側>
■欲しい機能・コンテンツ(優先度:高)
■欲しい機能・コンテンツ(優先度:中)
■欲しい機能・コンテンツ(優先度:低)
優先順位の高いコンテンツは、もっともユーザーに読まれる可能性があり、アクセス数も見込めるページになります。
ほかにも、入れたいコンテンツがあるか、整理してみましょう。
サイトを制作していくために、契約や素材を準備しておく必要があります。
契約関係
-サーバー
-ドメイン
-SSL
サイト内の素材関係
-サイト内で利用するテキスト
-サイト内で利用する写真
-サイト内で利用する動画
自社で準備できるものはしておきましょう。ただし、契約や素材に関して、内容や予算にあわせて制作会社に相談した方が良い場合もあります。
例えば、サーバーについては、想定される規模や機能に合わせ、弊社からも提案させて頂いています。
サイト作成のプロセスについて、弊社のフローを参考にしてください。
ご依頼内容を基に、お見積書を作成・提出させていただき、お見積りにご納得いただきましたら、ご契約いただきます。
まずは、要件定義にてご依頼内容の詳細を詰め、お客様がイメージされているものを具体的にしていきます。
その後、具体的に決まった内容をシステム・デザイン面の要件としてまとめる概要設計を行い、詳細設計にて概要設計の内容を、開発時の設計書まで落とし込んでいきます。
設計書に沿って、開発をします。開発後は、要件定義・設計にそって開発できているか、動作不具合がないかを社内で確認いたします。
またお客様でも要件定義の内容を満たしているか、動作不具合がないか、品質に問題がないかをご確認いただきます。
お客様によるご確認で新たに発生した軽微なご要望に対応いたします。
サイトの制作費用について、以下、弊社のフローを参考にしてください。
初期費用:250万円~
(内訳:デザイン・コーディング: 100万円~ / システム開発: 150万円~)
月額費用:4万円~
(内訳:お問い合わせ対応 / サービス監視 / 問題発生時の原因調査・復旧対応)
※サーバー・ドメイン・SSL・メルマガ配信ASPに関する費用は除く
サイトのコンテンツによっても誤差はありますが、最短で2か月程度となります。
サイトを完成させてリリースしたら、やるべきことが終わるわけではありません。
とくに不動産の物件情報は、日々更新されます。また、競合サイトの状況も、随時変わります。
自社(お客様)ですること
-コンテンツの企画
-コンテンツの原稿作成
システム運営会社(株式会社セルバ)ですること
-サービスの死活監視
-不具合発生時の復旧対応・原因調査
-各種お問い合わせ対応 etc.
弊社で今までにお客様からいただいた相談の中で、よくある質問とその回答をまとめました。
変更は可能です。ただし、見積の範囲内でできる内容になります。
当初の見積の範囲を越えた変更をする場合は、別途費用が必要です。
マーケティングの知識がなくても、目標や戦略を立てられるよう、綿密に打合せをさせて頂きます。
具体的にはKPI(重要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指標)などの指標を基にして、戦略を立てていきます。
サイトの構築が完了した後ももちろん、電話やメール、対面の打合せを通してサポートさせていただきます。
アクセス数を伸ばしたいなどのご相談も承ります。
ターゲット層のユーザーに興味を持ってもらえるテーマが最適です。
おススメは、実際のお客様からあった質問・相談・問い合わせを基にしたものです。
解決策まで丁寧な説明をすると、信用性が高くなります。
現在、不動産ポータルサイトはPCよりもスマホで閲覧するユーザーが圧倒的に多く、スマホの最適化が求められています。
スマホで閲覧した際の表示スピードや軽さへの対応が、検索順位にも大きく影響します。
ターゲットユーザーやサイトで取り扱うテーマによっては、スマートフォンよりもPCでの最適化を優先した方が良い場合もありますので、お気軽にご相談ください。
20年以上Web構築に携わる弊社の目線で、競合分析や運用、サイト構築のフローについて詳しく解説していきました。
不動産ポータルサイトは数多くありますが、大手サイトだけが儲かる仕組みを持っているわけではなく、地域密着型や特徴特化型など、多様なサービスが今は求められています。
自社の魅力を最大限発揮できるような不動産サイトを作りたいとご希望の企業さまは、ぜひ一度弊社へのご相談もご検討いただけると幸いです。
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