サーバー引越し(移管)の手順紹介

20年以上の実績があるシステム開発会社の視点で、システム開発会社の選び方や費用について解説しています。
「システム会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない!」という方は、こちらの記事をご参考ください。

それでも「よくわからない……」という場合は、弊社セルバまでご相談ください。

今回はサーバー引越し(移管)の手順をご紹介していきます。
ちなみに現在、利用しているサーバーを、新しいサーバーに移行させることを、サーバーの引越しや移管といいます。

サーバーの引越しが必要となってくるのは、利用してきたサーバーが古くなって、新しいアプリケーションを入れられない場合や、 サポートが終わるというケースが出てきた場合です。

サーバーの引越し作業は、手間はかかりますが、知識があれば、自分でも行うことができます。

ただし、作業が複雑だったり、手違いをしたりするため、弊社でもサーバーの引っ越し(移行)作業を代行サービスで提供させて頂いております。どのようにすれば、サーバーの移行ができるのか、その手順を紹介してきます。

基本的な流れとしては、「現在のサイトの確認」→「サーバーの移行作業」→「DNS切り替え作業」をして移行作業を完了後、旧サーバーを解約していきます。

目次

現在のサイトの確認方法

サーバーで何のサイトが動いているか

【引用:https://www.aguse.jp/

あなたの会社がどこの会社のレンタルサーバーで運営しているかは、ウェブ調査サイト「aguse.jp」(参照元:https://www.aguse.jp/)で調べることができます。検索画面からサイトのURLを入力すると、調査結果が表示されます。

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【引用:https://www.aguse.jp/

「aguse.jp」では、いろいろなことが調べられるのですが、結果ページの下の方をみていくと、正引きIPアドレスの情報が載っています。例えば、サクラインターネットだと「SAKURA-NET」と表示されます。

何のプログラムが動いているか

どの言語でプログラムが書かれているかは、URLの構成やファイル名をみると、だいたいの特定は可能です。

「.cgi」や「.pl」→Perl、
「.php」→PHP
「.rb」→Ruby
「.jsp」「.do」→Java

といったようにプログラムを調べていきます。

サーバーでメールを運用しているか

現在のレンタルサーバーでメールアドレスやメーリングリストを作成して、メールを運用しているでしょうか。
運用している場合、メールの移行も考える必要があります。

データベースは使用しているか

レンタルサーバーの会社によって、サービスは異なりますが、データベースを使用している場合は、データベースをエスクポートする必要があります。

【引用:https://www.phpmyadmin.net/

エクスポート作業は、「phpMyAdmin」(参照元:https://www.phpmyadmin.net/)から可能です。「phpMyAdmin」は、データベースの代表格であるMySQLを、Webブラウザで管理するデータベース接続ツールです。

SSLは使用しているか

【引用:https://jp.globalsign.com/service/clientcert/

SSLは、情報を暗号化して送受信する仕組みです。個人情報やクレジットカード情報を取り扱うサイトを運営されている方は、SSLを使用している場合が多いでしょう。

SSLを導入すると、ブラウザに鍵マークが表示され、URLが「http://」からではなく「https://」に変わり、SSLサーバー証明書を取得し、サイト上に載せています。

サーバー移行作業

稼働しているサイトに合わせて新サーバーを契約

比較サイトで調べるのも1つの方法ですが、価格や機能、サービスなど優先する目的にあったサイトを選んで、契約します。

サーバーに必要なアプリケーションをインストール・設定

旧サーバーから、新サーバーにデータをダウンロードしていきます。また追加ドメインなど、必要な設定をします。

ファイルをアップロード

新サーバーにインストールしたデータを、アップデートしていきます。

データベースを移す

新サーバーでデータベースを作成し、「phpMyAdmin」からインポートする作業です。

メールアカウントを移す

新サーバーで、メールアドレスなどの発行作業です。

SSLを使用している場合は移す

証明書については、サーバーに証明書ファイルを移動します。この際、証明書と秘密鍵のバックアップが必要です。新サーバーへの互換性がない場合は、証明書の形式を変換するか、それでも出来ない場合は、再発行をします。

サイトの動作確認

新サーバーに移動ができたか、動作確認を行います。

DNS切り替え作業

ドメインのDNSを切り替えていきます。ドメインの取得を業者に頼んでいる場合、ドメインの変更(DNSの変更)が出来る状態にあるか確認が必要です。浸透するまでの目安は、約48時間。それまでは新旧どちらのサーバーでも、ファイルをアップした状態にしておきます。

完了後は

新しいサーバーで問題なく、稼働していることを確認後、旧サーバーを解約

最後の最後に注意点があります。

新しいサーバーが作動するか確認をせずに、旧サーバーは解約しないでください。数日、残しておくことをお勧めします。

また、ネームサーバーの書き換えをするのも、確認作業の完了後です。そうしないと、Webサイトにアクセスできない状態が続いてしまう可能性がでてきます。

【引用:https://www.selva-i.co.jp/service/server.html

以上で、サーバーの引越しは、完了となります。弊社(株式会社セルバ)でも、サーバーの引っ越し作業は請け負っていますので、システムが絡んで複雑な場合は、お問い合わせください。

まとめ

現在のサイトの確認1. サーバーで何のサイトが動いているか
2. 何のプログラムが動いているか
3. サーバーでメールを運用しているか
運用している場合、メールの移行も考える必要がある
4. データベースは使用しているか
5. SSLは使用しているか
サーバー移行作業6. 稼働しているサイトに合わせて新サーバーを契約
7. サーバーに必要なアプリケーションをインストール、設定
8. ファイルをアップロード
9. データベースを移す
10. メールアカウントを移す
11. SSLを使用している場合は移す
12. サイトの動作確認
DNS切り替え作業13. DNSの切り替え作業

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株式会社セルバのアバター 株式会社セルバ WEBシステム開発会社

2003年創業。大阪・東京を拠点にWEBシステム開発、WEB集客支援、人材事業、補助金コンサル等を行っています。
ただシステムを作るだけではなく『売れる仕組み』を創ることを意識して、クライアントの利益向上を追求します。
開発会社の選定代行やレベニューシェアでの開発も積極的に行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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