個人で1000万円売り上げるケースも!個人制作でヒットしたアプリまとめ

20年以上の実績があるシステム開発会社の視点で、システム開発会社の選び方や費用について解説しています。
「システム会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない!」という方は、こちらの記事をご参考ください。

それでも「よくわからない……」という場合は、弊社セルバまでご相談ください。

近年、アプリ市場が躍進しています。スマートフォン向けアプリを利用したビジネスは、App Economyとも呼ばれていて、IT関連の専門分野だけではなく、一般企業やメーカーなども巻き込んで拡大中です。

引用元:インターネットの日本経済への貢献に関する調査研究

NRI野村総合研究所の試算によると、「2013年度のApp Economyの規模は約8200億円」で、「2011年の約2000億円から年平均成長率90%の成長率で成長をしている」ことがわかりました。

その中で、ヒットアプリが誕生していっています。スモールヒットで3~5万ダウンロード、ミディアムヒットで20~200万ダウンロード、ビッグヒットで100万ダウンロード以上が目安です。

続々と開発されているアプリの中で、企業ではなく、個人で制作したアプリでもヒットすることがあります。
個人での開発は、コストや時間の負担もありますが、ヒットすればメインビジネスになりますし、副収入としても魅力。そこで、今回は個人制作でヒットしたアプリを紹介していきます。

FusionCalc

【引用:https://itunes.apple.com/jp/app/fusioncalc-lite/id383549067?mt=8

電卓アプリ「FusionCalc」。特徴は、直感的に使えるメモリ機能です。ドラッグ&ドロップで、計算結果を可視化させて保存していくことができます。

FusionCalc」を手がけるのは、スタジオ・ルーペを運営するリオ・リーバス氏。同氏の代表作には、国連主催WSA Mobile 2013を受賞した電子書籍リーダーアプリ「Magic Reader」もあります。「Magic Reader」のすごさは、顔の動きだけでページがめくれる機能です。

FusionCalc」のリリースは、2010年。当初は、iOS向けのアプリとして提供されました。2013年には、世界的に50万ダウンロードを突破。大手通信企業であるKDDI株式会社の社内営業用iPadへ導入されるようになります。

さらに、リオ・リーバス氏がアプリ開発引退をかけた渾身の新作「FusionCalc2」(参照元:http://www.studioloupe.com/2013/10/fusioncalc2.html)が発表されます。メモ機能やカート機能を追加させた「FusionCalc」シリーズは、さらにダウンロードを伸ばしていきます。

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【引用:http://2.bp.blogspot.com/-R82asbJ0NkQ/VJXBlz6i0gI/AAAAAAAABpM/AhmAXxTRkoQ/s1600/fusioncalcforandroid.png

シリーズで80万ダウンロードを達成した2014年には、Android版(引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fusioncalc&hl=ja)もリリース。Android向けの開発には、クラウドソーシングが利用されています。

Overcast

【引用:https://itunes.apple.com/jp/app/overcast-podcast-player/id888422857?mt=8

Podcastアプリ「Overcast」。iPhoneに標準搭載されているPodcastですが、毎日利用するようなヘヴィユーザーにおススメのアプリです。

とくに、再生するファイルでも、無音の空白時間がありますが、その時間をカットしてくれる機能が評価できます。また、iPhoneの速度調節よりも、自分の聴きやすい速度に調節してくれる機能があります。速度を早くしても自然に聴くことができるので、非常に便利です。

ただしアプリのダウンロードは無料ですが、機能を使えるようにする場合は、ほとんど課金制になります。

Overcast」をリリースしたのは、インディディベロッパーであるMarco Arment氏です。彼は、Instapaperを作成し、Tumblrの共同創業者でもあります。

【引用:http://www.marco.org/2015/01/15/overcast-sales-numbers

Marco Arment氏によると、2014年に「Overcast」のダウンロード数は31万8,996あり、5ドルの課金サービスが、46,940個販売に至りました。「Overcast」だけの年収でいうと、約2,000万円ほどであったと言われています。

みつけて!おじぽっくる

【引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=net.appliss.ojipockle&hl=ja

おっさん型妖精“おじぽっくる”収集ゲーム「みつけて!おじぽっくる」。

ゲームの設定は、長期休暇にはいった女子大生“サトウサトコ”の部屋に、おっさん型妖精“おじぽっくる”が迷い込んだため、部屋に隠れている“おじぽっくる”を救出するというものです。“おじぽっくる”は全36種類で、走ったり踊ったりする姿に、ユーザーは癒されてしまいます。

300万ダウンロードを達成し、課金制のアプリですが、収益の10%ほどで、90%以上が広告収入となります。

【引用:http://appmarketinglabo.net/cubicroom/

【引用:http://sp.mco.cybird.ne.jp/conanroom/?from=appliss

開発者は、株式会社アプリスの貝森援氏。脱出ゲームアプリ「CUBIC ROOM」シリーズも、手がけられています。ここ数年、日本で脱出ゲームは、地域活性化やレジャー施設のイベントで、高い人気を集めてきました。

脱出ゲーム人気の流れに乗った「CUBIC ROOM」シリーズ1は143万、シリーズ2は160万、シリーズ3は115万ダウンロードを超える大ヒットとなり、累計で400万ダウンロードを突破。名探偵コナンとコラボをした脱出ゲームは、35日間で60万ダウンロードを記録しました。

新宿ダンジョン

【引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ueharalabo.ShinjukuDungeon&hl=ja

新宿ダンジョン」は、日本のリアルダンジョンと呼ばれている新宿駅を舞台にした謎解きアクションRPGアプリです。2014年にリリースされてからダウンロード数は50万とヒット作品になり、2015年にはニンテンドー3DSダウンロードソフトとして配信開始されています(参照元:http://www.famitsu.com/news/201412/26068766.html)。

【引用:http://www.uehara-labo.com/

新宿ダンジョン」は、個人開発者である「Uehara Labo」の上原氏によって提供されています。「Uehara Labo」では、「新宿ダンジョン」だけでなく、本格2Dスクロールアクション「上原の冒険」で30~40万ダウンロードを達成しています。そのほか話題のアプリ「リア充爆発しろ!」をはじめとするゲームアプリや、便利ツールアプリも取り扱っています。

目次

まとめ

FusionCalc内容:メモリ機能・メモ機能を搭載した電卓アプリ
開発者:リオ・リーバス氏(スタジオ・ルーペ)
ダウンロード数:80万(シリーズ)
Overcast内容:Podcastアプリ
開発者:Marco Arment氏
ダウンロード数:31万8,996
みつけて!おじぽっくる内容:Podcastアプリ
開発者:貝森援氏(株式会社アプリス)
ダウンロード数:300万
新宿ダンジョン内容:新宿駅を舞台にした謎解きアクションRPGアプリ
開発者:上原氏(Uehara Labo)
ダウンロード数:50万

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