あなたのサイトは大丈夫?ポータルサイトSEOでありがちな7つの勘違い
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高校受験や大学受験、資格受験など、人生を考える節目にさまざまな試験を受ける機会があるかと思います。
それに合わせて、進路の参考になっていたり、資格の勉強法を学んだり、さまざまな情報を提供するサイトが世に出るようになってきました。
ここではそんな「受験生向けポータルサイト」について紐解き、受験生ポータルサイトの開発を行う際の重要な視点についてお伝えしていきます。
「受験生ポータルサイト」というのは、2024年現在そんなに数が多くないこともあり、定義が難しいジャンルであると言えます。
サービスの利用者が「受験生本人」はもちろん、「受験生の保護者」や「そもそも受験しようかすら迷っている人」も対象になってくることがあるからです。
ここではあえて「受験者本人がサービスを利用する」ことを仮定して、定義づけを行っていこうと思います。
受験生は、一体どんな情報を求めているかについて、一般的に考えられるものをまとめました。
大学の受験生を例に出して進めていきます。
このように、受験についての準備や勉強に関する方法、入学後をイメージできるような具体的な情報を求めていることがわかります。
では、それらをどのようにポータルサイトで解決していくことを求められているのでしょうか?
受験生は、さまざまな壁にぶち当たります。
例えば、大学受験でいうと受験先を決定する壁、受験勉強での壁、センター試験の壁、本番試験の壁など、さまざまな壁が待ち受け、それを一つずつクリアしていきます。
このように、受験に関する壁は、どんどん先へ進むたびに解決したい問題が変わってきますので、その分情報の取り方や取りたい情報の内容が、受験生の状態によって全く異なってきます。
それらの”求められている情報”をポータルサイトで提供しようとすれば、おそらく”受験生のフェーズ別”でできることを考えるほうが、刺さるポータルサイトを開発できるのではないかと思います。
”受験生のフェーズ”というのは、以下のようなものです。
【受験生のフェーズ】
それらのフェーズで求められる情報は、以下のような内容ではないかと考えられます。
フェーズ | 求められる情報 |
---|---|
「自分に向き合う」 | 自己分析の方法、受験先の雰囲気や学べる内容の詳細、合格基準など |
「自分の力を信じて 頑張る力をつける」 | 受験先の過去問題や試験傾向の分析、入試科目や配点、効果的な勉強法など |
「本番に強い心を 作るための準備をする」 | 受験日程や出願期限、願掛け、受験本番に向けての健康な体作りの情報など |
こうやって整理していくと、受験生は置かれている状況によって違った情報を必要としていることがわかります。
では、その情報を提供するための「受験生ポータルサイト」を開発していくときに、必要な機能やコンテンツについて見ていきましょう。
受験生ポータルサイトに必要な機能や、あるといいコンテンツの例は以下のようなものです。
受験を考える際に必要なのが、学校情報や検索機能。これをメインに使っていく受験生が大半かと思います。
学校情報とは、学校の所在地や連絡先などはもちろん、学びの特徴やキャンパスライフ、卒業後の進路などもわかると、精度の高い情報源として受験生に重宝されるコンテンツとなるでしょう。
また検索機能も、単純に学校名で検索するというよりは、地域名や特徴、受験生の傾向などで検索できると、よりユーザーの利用満足度が向上するでしょう。
受験生の基本情報や興味の傾向を保存できることでより検索しやすくなったり、検索結果を履歴として残すことができたら、サイトの利用頻度も上がりやすくなるでしょう。
近年では利便性の面で、どんなサイトでも求められる基準がどんどん高くなっている傾向があるので、ユーザーが使いやすいと思える機能は、他ジャンルサイトを参考にしながら開発してもいいと思います。
受験生はポータルサイトに「悩み解決」を求めている場合が多くあります。
そのため、受験への不安な感情や、勉強法などのアドバイスに関するコンテンツを作成しておくことをおすすめします。
これは記事として作成するコンテンツであれば十分にSEO対策として利用できますし、定期的にコンテンツを更新することで、ユーザーのファン化につなげることも可能です。
受験生は受験先を決定する際「どんな学校に行けばいいんだろう」と迷う人が多いかと思います。
そんな受験生たちが自分の興味関心について客観的に知り、「ここで学びたい」と思う学校と出会うことができる機能があれば、サイトの利用率は向上しやすくなるでしょう。
そのため、自己分析を行えるような機能があったり、さらにはその機能で知った自身についての事柄を検索などのサイト機能で活かせると、より良いサイトになるのではないでしょうか。
受験生の勉強期間などには特に、受験生自身が不安を感じる場面が多く存在します。
そんな不安を払拭できるような「リアルの声」をコンテンツ化することで、よりサイト利用者の満足度が上がりやすいと考えられます。
これはセキュリティなどの面で導入するのが大変だと考えられる場合が多いと思いますが、サイトユーザーとしては出願から合否発表までを一括で行えると、より便利にサイトを利用できるようになり、利用する理由が確立してサイト利用率が格段に上がるでしょう。
求人サイトなどであれば、エントリーから合否発表までをサイト内で完結できるものも多く存在します。
そのような例を参考に、ユーザーにとってサイトを利用する理由を確立させることがおすすめです。
受験生のスケジュール管理をサイト上で行えれば、受験生自身がリマインドに使えたり、受験先情報を見やすい箇所に保存しておくことが可能になります。
ユーザーにとっての利便性が上がり、サイト利用率が上がりやすくなるでしょう。
また、スケジュールを把握できることで、受験生のスケジュールに合わせた情報提供も可能になるので、サイトの質をより上げることができるようになるでしょう。
大学受験の場合は、親と受験生が一緒になって受験に向けて頑張ったり、高校教員が生徒の状況を把握するのにサイトを利用することができれば、よりサイトの必要性が上がるでしょう。
特に受験生の家族は、さまざまなサポートを必要としている場合があります。
受験先に関する情報のみならず、奨学金などの金銭面の情報や、食事サポートなどの情報があれば、参考にしたいと思えるユーザーもより多くなるでしょう。
「UCARO(ウカロ)」とは、受験生が大学入試と向き合えるようにサポートし、受験前から入学までのさまざまな手続きなどをスマホでスムーズに行えるWebサービスです。
主に大学とのメッセージのやり取りやスケジュール管理、出願、合否照会、入学手続きなどが可能です。
「UCARO」と連携した保護者専用サービス「UCARO family」というサービスも存在し、親子で情報を共有し、見守ることもできます。
サービス導入大学は全国112大学(2024. 11月時点)で、数多くの私立大学や、一部の国立大学も導入しています。
「Post@net(ポスタネット)」は出願から入学手続きまでのサポートを行えるWebサービスです。
「CYZY SPACE」というメタバース空間を利用した「メタバース図書館」というスペースを設けており、大学進学・職業・制度などに関する情報やイベントを自由に利用できるシステムが導入されています。
また、全国246校(2024.11月時点)の大学・大学院・専門学校などがサービスを導入しており、一部の公立大学も導入しています。
家族用・教員用サイトも存在し、家族用サイトでは代理出願や決済機能、教員用サイトでは複数生徒の一括管理や代理出願などが行えます。
「スタディサプリ進路」はリクルートが運営する「スタディサプリ」という学習サービスの姉妹サービスで、大学・短期大学・専門学校の情報検索として利用できます。
自己分析チェックシートや進学先を卒業した先輩の仕事紹介動画など、受験生の「知りたい!」に答えてくれるコンテンツが豊富に配信されています。
保護者用サイトや、一度進学したけど転入を考えている人や社会人に向けたサイトも存在し、幅広い層に進学情報を届けているサイトです。
各学校の情報の質に差はあるものの、全国の大学・短期大学で1,144校(2024.11月時点)の情報が掲載されており、情報量は最も多い受験生サイトですね。
ここでは一例として「中央大学 受験生ナビ」を出したのですが、同校のように学校専用の受験生サイトを持っている大学は数多くあります。
掲載内容としては、入試要項はもちろん、学部の詳しい説明やOB・OGのメッセージ、学生・教員インタビューなど、学校の雰囲気やキャンパスライフについての詳しい情報が掲載されています。
ここまでは大学受験に的を絞って解説していきましたが、他にも受験生向けポータルサイトの機能を活用できるジャンルが存在します。
具体例を挙げながら解説していきます。
小学校受験というと、必要になるのは「幼児教室情報」と「受験先の学校情報」ですよね。
お子さんがこのくらいの時期は、主に保護者が主体となって「どんな環境で学べるのか」や「設備や安全性はどうか」、「在籍している先生はどんな人か」などが気になってくると思います。
引用元:お受験じょうほう 関西版
『お受験じょうほう 関西版』では、「入試情報」や「受験トレンド」、「幼児教室一覧」など、保護者が求める情報をコンテンツとして配信し、ユーザーの心を掴んでいるようです。
中学校受験では、「子ども自身が行ってみたいと思える学校の魅力」と「親が行かせたいと思う学校の魅力」の両方が情報として求められます。
小学校受験のころに比べるとお子さんも成長し、自分の意志で選ぶことができるようになってきます。
しかし、保護者としても学校選びには慎重になりたいという時期ではないでしょうか。
引用元:中学受験応援サイト シガクラボ
『中学受験応援サイト シガクラボ』では、「受験の基礎知識」や「私学出身パパの座談会」、「私学検索」などの情報が掲載されています。
また、サイト運営会社が進学塾も運営していることもあり、『入試問題にチャレンジ』という独自コンテンツも配信しているのが魅力です。
高校受験では、基本的に子どもが自分で選択することが主になってくるため、対象が保護者ではなく「中学2~3年生」となることを念頭に置きましょう。
その場合の必要な情報としては「受験の基礎知識」や「受験についてのQ&A」などで、学生の疑問を解消することが必要になってくるでしょう。
『高校受験生のための高校情報ステーション』では、「高校受験おたすけ機能」にて「高校選び」や「日程管理」、「入試チェックシート」などのさまざまな”学生に役立つ”機能が搭載されていて、悩み解決のコンテンツなども配信されています。
芸能界やVtuberを目指す方は、オーディションに参加して事務所に所属し、デビューすることが多いため、このジャンルに関しても”受験生ポータルサイト”の機能を活かすことができそうです。
引用元:narrow
『narrow』はオーディションや芸能事務所を探すオーディションサイトで、オーディション参加者募集に合わせた特集が組まれていたり、「芸能相談室」にて芸能人を目指す人が不安に思っていることなどを質問し、それに対してさまざまな芸能事務所が回答するという掲示板機能もあります。
大人向けの資格や検定についての情報サイトも、受験生向けポータルサイトの機能を活かせます。
大人向けの資格については「この資格を受けたい」という必要性がある方向けというよりは、「資格や検定を受けてみたい」「転職やキャリアアップに有利になる資格はないかな?」と漠然と感じている方が対象になってきます。
必要性があって資格の情報を求める人は、その資格の公式サイトや専門サイトを参考にする方がほとんどですからね。
引用元:日本の資格検定
『日本の資格検定』では、「1日1問検定チャレンジ」にてさまざまな資格からランダムに1問解いてみることができたり、「コラム」や「体験レポート」、「資格マンガ」などで資格や検定を受けるハードルを下げるようなコンテンツ配信を行っています。
「私も受けてみようかな」という動機づけを行うことで、資格受験者を増やしているようです。
ポータルサイトにおけるトラブルとして、最も懸念されるのがセキュリティ関係です。
セキュリティ対策というと、何か特別なことを行うイメージがあるかと思いますが、そうとは限りません。
サイト開発時に行えるものから、運用の際に気を付けるべきこと、個人の行動単位で気を付けられることなど、さまざまな形のセキュリティ対策が存在します。
Web担当者がすぐに取り組めるようなものについては、以下のようなものがあります。
特に、セキュリティに関するツールにおいては、現在「IT導入補助金」のセキュリティ推進枠というものがあります。
申請が必要ではありますが、国としてもセキュリティ対策を行うことに力を入れていますので、ぜひ活用してみてくださいね。
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サイト開発においても、さまざまな対策を行うことができます。
そこで注意していただきたいのが、ポータルサイトを制作するのが「制作会社」なのか「開発会社」なのかによって、セキュリティ対策でできることが全く変わってくるということです。
受験生向けのポータルサイトは、運用の仕方にもよりますが扱う個人情報の量が膨大になってきます。
その場合、セキュリティ対策においては企業の信用問題にもつながるため、とても重要な部分です。
「制作会社」は、サイトのデザイン面が得意な会社が多いですが、複雑な開発を行っていない会社が多いため、セキュリティ面で心配が残る傾向があります。
その点、「開発会社」であれば、複雑な開発を行うことができるため、サイトの機能性が高くなるだけでなく、セキュリティ面でも安心感が強いのが特徴です。
信頼できる「開発会社」にサイト開発やリニューアルをお願いできるよう、事前に「セキュリティ対策はどの程度対応していますか?」と聞くようにしてください。
また、サイト開発におけるセキュリティ対策にはかなりの種類があるため、一つひとつ聞いたとしてもよくわからないかと思います。
弊社で行っている一部のセキュリティ対策を例に出しますので、よろしければ知識として知っておいてもいいかもしれませんね。
開発会社のセキュリティ対策(一部)
OpenSSLのバージョンアップ:OpenSSLとは、暗号化してセキュリティを強化するもので、例えば秘密鍵を生成したり、証明書の管理を行ったりするもの。OpenSSL自体が攻撃対象となりやすいため、都度修正版へバージョンアップを行うことでセキュリティ対策を行う
fail2banのインストール&設定:fail2banとは、不正アクセスからサーバーを守るツール。設定しておくことでセキュリティ対策を行う
Portチェックテスト:Portとは、サイトなどのネットワーク上にある情報がサーバーやパソコンなどに取り込まれる際に通る道のようなもので、Portが開いている状態だと情報の行き来ができる状態になる。それにあたり、必要以外のPortが開いていないかどうかを確認し、攻撃性の高いものが入ってくるのを防ぐことでセキュリティ対策を行う
脆弱性チェック:脆弱性とは、セキュリティ上の欠陥のこと。チェックを行う専用ツールがあり、できる限り脆弱性の高いものは改善できるように、定期的にチェックを行いセキュリティ対策を行う
では、受験生ポータルサイトの開発を検討している関係者向けに、開発会社の選び方について詳しく説明していきます。
前述にて、開発会社に「セキュリティ対策はどの程度対応していますか?」と聞くようにしてくださいとお伝えしました。
見積もりのタイミングが一番聞きやすいかと思うので、ぜひ聞いてみてくださいね。
セキュリティについての知識が豊富な会社ほど、詳しく教えてくれるかと思うので、分からないことはどんどん聞いてみるのがおすすめです。
また、開発会社を選ぶ際には、必ずその開発会社の実績を聞くようにしてください。
開発会社のサイトに制作実績を掲載している場合もありますが、発注側の許可がないと掲載できない場合もあるため、すべてを掲載できるわけではありません。
しかし、直接問い合わせをすれば資料として見せてくれる可能性があります。
実績を詳しく掲載していない会社には、直接問い合わせてみましょう。
逆に、サイトに制作実績も載せておらず、直接問い合わせても濁される場合は、その開発会社にはこれといった実績がない可能性があるため依頼は避けた方が良いです。
最初の「受験生向けポータルサイトの定義」でも述べた通り、「受験生ポータルサイト」というのは、2024年現在そんなに数が多くなく、特定のキーワードを選定すればサイトを見つけてもらうこと自体は難しくはないのですが、検索で見つけてもらっても、ユーザーがサイトに価値を感じなければ意味がありません。
マーケティングの知見があれば、サイト自体の利用者を増やすために何が必要かを一緒に考えてくれるでしょう。
マーケティング的に必要なことはさまざまです。
例えば、サイトの利用しやすさや魅力のあるコンテンツ、サイトの表示速度などが大きく関係している場合もあります。
マーケティングに知見のある開発会社にお願いすれば、運用に関する知識も教えてくれることがあるので、開発することだけでなく、運用までを視野に入れて開発会社を選定しましょう。
受験生向けポータルサイトの定義や実例紹介、サイト開発を行う際の重要な視点についてお伝えしました。
今現在競合サイトが少ないため、どちらかというと参入しやすいジャンルかと思います。
そんな受験生向けポータルサイトを運営するのに一番大切なのは、「どんなユーザーが実際にサイトを見てくれるのか」、「そのユーザーはどんな情報を欲しいと思っているのか」をしっかりと考えて運用していくことです。
受験生ポータルサイト=受験生が見る、とは限りません。
生み出したい利益のために、ヘビーユーザーとなってくれる層はどんな人たちなのかを、ペルソナを含め入念に考えることが何より重要ですね。
セルバはポータルサイトの開発を得意としており、20年以上の実績と70件以上のポータルサイトを構築してきたことからマーケティングの知見もございますので、ポータルサイトの立ち上げならぜひご相談ください!
アタムアカデミーは、小学生・中高生を対象とした、子どもから通えるオンラインイラスト教室です。
イラストの描き方はもちろん、イラストを通じて子どもが「自分で考えて行動する力」を育てるアート教育にも力を入れております。
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新規事業を立ち上げたい!補助金は使える?
WEB業界・人材業界で創業20年以上、経営支援を行ってきました。
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広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。