あなたのサイトは大丈夫?ポータルサイトSEOでありがちな7つの勘違い
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企業ポータルサイトは情報を多岐に発信できる性質を持っているので、SEO対策を行いやすいのですが、求人サイトは、情報を多岐に発信することが容易ではありません。
その為、SEO対策として運営当初からGoogle・SNS広告で予算を組み、集客を行っている企業も多いのではないでしょうか。
ただ、広告での費用対効果が一向に表れず
毎月、このままコストを支出していてもいいのだろうか?
と悩まれている担当者さまもいらっしゃるかと思います。
そのあたりを、具体的な事例も含めながらSEO対策のメリットや方法について解説します。
そもそも、求人サイトにおけるSEO対策とは何でしょうか?
この定義をしっかり理解していないと、対策自体が行えません。
SEO対策とは、自社のビジネスに関連性の高いキーワードや潜在顧客が検索するであろうキーワードで、検索上位の表示を狙い、自然流入を増やす事です。
つまり、広告に頼らずにgoogleなどの検索エンジン経由でユーザーを集めることができる状態を作るということです。
求人サイトにおいては、「求職者ユーザーを増やす」、「求人情報を掲載したい会社を増やす」ことがビジネスにおいて必要になってきます。
それらの対象者が各々の疑問や問題について検索を行った際に、自社サイトが上位表示され、問題解決を行うことができるよう手助けすることがSEO対策の根幹です。
どのようにしてサイトの存在をアピールし、「有益なサイトだ」と思ってもらえるのかを考えてみましょう。
では、求人サイトを運営するのに「なぜSEO対策をしないといけないのか?」といった疑問を持つ方も多くいるでしょう。
ここでは、求人サイトのSEO対策を行うメリットについて解説します。
基本的に求人サイトは、求人広告を出している企業側から広告費をもらい、マネタイズをしています。
その為、1人でも多くのユーザーに閲覧して頂き、サイト内での活動を行なってもらえるかが重要になります。
そのため、求人サイトの運営では、ユーザー獲得を目標にした広告出稿やSEO対策を行うことがサイト運営活動のメインになってきます。
例えば広告の場合、月10万円をかけてようやく3人のユーザーを増やすことができたと仮定します。
しかしSEO対策の場合は、しっかりとした対策を行えば、現在かかっている月10万円の広告費用を一切かけずに、より多くのユーザーに閲覧してもらう機会を増やすことができるのです。
このように、SEO対策を行うことで自社サイトの認知度を上げることができ、ユーザー獲得コストを大幅に削減できる可能性があるのです。
また、自社サイト内に制作したコンテンツは、削除しない限りネット上に存在し、そのコンテンツは会社の資産として半永久的に残ります。
一方、広告は配信期間が限られているため、出稿を止めてしまうと何も残りません。
SEO対策を行ったサイトは、それらが自社の資産となり半永久的に求職者を集め続けてくれるでしょう。
そして、SEO上の評価を得ることでオーガニック流入を見込めるようになっていきます。
さらに、SEO対策を継続して行うとGoogle側での評価が上がり、狙ったキーワードで表示されやすくなります。
さらに、上位表示されるようになると多くのユーザーに自社のことを認知してもらうことができ、それが会社への信頼に繋がります。
Google側での評価が上がるだけでサイトへの興味・関心を高めることができ、求人応募数アップが見込めるなんて「やらなきゃ損!」ですよね。
成功している求人サイトが実際に行ったSEO対策について、2つの事例を紹介していきます。
①サイト構造とカテゴリの再構築
リニューアルにあたってサイト開発を行う前に、サイト構造からしっかりと見直しを行っているようです。
強化するキーワードの優先順位に合わせ、「エリア・職種・業種」各ツリー構造の見直しや、「東京x営業」のようなクロスページの構造を再設計することで見やすいサイト作りに注力。
また、ロングテールワード対策として細かなキーワードにも対応するため、サイト内のカテゴリの見直し・拡充を実施したそうです。
②MFIを見据えたテンプレートの最適化
2020年9月より、MFI(モバイルファーストインデックス)がGoogle検索にて強制的に施行されました。
これは、Google社のプログラムが各Webサイトを定期的に巡回する際に、「スマホ対応のサイト」と「PC用のサイト」の両方を保有しているWebサイトであれば、「スマホ対応のサイト」を優先的に巡回するというものです。
そのため、「PCサイトでは装備している機能やコンテンツが、スマホ対応ではほとんど装備できていない」ということがあると、検索順位に出てこない可能性があるということです。
今回のサイト構築では、Googleキーワードに対しテンプレート設計により、サイト全体のページ構成の強化や内部リンクの設置を実施。
さらに、モバイルサイトにおけるテンプレートの最適化も行われたようです。
③技術要件と「Googleしごと検索」への対応
サイト構造の変更に伴い、URL構造の変更や、モバイルフレンドリーへの対応、「Google しごと検索」への対応やパンくずリストなどの構造化データの設定など、SEO的に必要な技術要件への対応が行われたようです。
ここで言われている内容の説明は、以下の通りです。
リリース前月比:1ヶ月目は1.3倍、6ヶ月目は1.5倍増加。
昨対比:1ヶ月目は2.5倍、6ヶ月目は2.3倍増加。
キーワードごとの成果:リニューアル前と比べて、企業名を含むキーワードのターゲットページ群の流入数が3倍増
事例参考:アユダンテ株式会社・株式会社パソナ様事例
参考:海外SEO情報ブログ・Digital Marketing blog
このように、サイト全体の構造の見直しから、細かな設定の変更までを丁寧に行うことで、成果を最大化できたと言えますね。
特に『パソナ』程の大規模サイトでは、元々SEO対策をしっかりと行っているがために、少々の仕様変更などではSEO対策として成果を出すことは難しいと予想されます。
そんな中成果に繋がったのは、Google側とユーザー側の心理をしっかりと理解してサイト構造に細かく反映させたことが功を奏したと言えます。
引用元:https://corporate.benesse-mcm.jp/
※4サイトとは、看護職・介護職・リハビリ職のそれぞれの求人サイト+総括サイトのこと
①ドメインとサイト構造の最適化
ドメインを1つに集約する案も検討されましたが、サイトで展開できるコンテンツとそのキーワード調査からサイト構造を構築してみると職種ごとにサイト分けをしたほうが適切と判断されたようで、3職種のサイトを一括にせず、サイトは分けておくこととしたようです。
②カテゴリの拡充と最適化
例えば、看護師の求人ではバイトやパートでの検索ニーズが多いため「駅名」や「クリニック」などを含めて検索する傾向がありました。
このように職種ごとで検索時に使われるワードが違うため、それぞれを丁寧に洗い出し、紐づけられる求人数から選定し直して新たにカテゴリを構築し直したようです。
③テンプレートとリンク構造の最適化
一部のページ以外は検索フォームと検索結果ページを多用しており、クローラーがサイトを巡りにくい構造になっていました。
そこで、きちんとクローラーがリンクを辿ってサイト内をクロールできるようにリンク構造を設計し直し、各ページのテンプレートの最適化を行ったようです。
求人3サイトともに、最初のGoogleのコアアルゴリズム(検索結果の表示順位を決定するプログラム)のアップデート後は順調に流入数が増加。
リリース後1年経過した時点で、看護職サイトで約1.5倍、介護職サイトで約8倍、リハビリ職サイトで約3倍に増加。
このように、ユーザー目線とGoogle目線を意識したサイト構成を再構築することで、検索上位を狙いやすくなり、結果として流入数・ユーザー数が伸びたと考えられます。
結果が出るまで1年という月日が必要でしたが、着実にユーザーにとって使いやすいサイト構成を心がけたため、一過性の成果ではなく、継続して伸び続ける成果獲得を実現したと考えられます。
これらの事例を見ると、SEO対策を行って効果を出すためには「いかにユーザーにとってサイトが使いやすいか」や「ユーザーにとって有益な情報をいかに届けられるか」がポイントになることが分かります。
サイトの立ち上げ当初は検索順位をあげようと幾度となく試みたものの、諦めてしまった経験はないでしょうか?
実は上位表示されているサイトのほとんどは、決められたルールを守っているだけなんです。
ここからは、誰でもすぐに対策できるコツについてまとめていきます。
自社サイトの状況と照らし合わせて対策し、取り組んでいただければと幸いです。
Googleが評価基準として最も重視しているのは、ユーザーファーストであるサイトかどうかです。
まずはこの思考があるかどうかから、全てはスタートします。
もちろん、伝えたい内容や見てほしい情報を入れることはとても大事ですが、「ユーザーがこのサイトに求めているであろう事柄は何か?」、「どうすればユーザーにとって欲しい情報が見やすいサイトになるか」をしっかりと念頭に置いたうえで対策を考えることが重要です。
まずは「このサイトではどんなコンテンツがユーザーに求められるか」を考えることが大前提となりますが、その上でユーザーの目的に合ったコンテンツを配信するために、以下の3つの基準が満たされていることが望ましいです。
Googleの高評価を受け、上位表示されるためには、ユーザーが検索するテーマ・キーワードに対して、目的に合ったコンテンツが表示されているかが重要です。
例えば「焼肉 地域名」で検索しているユーザーに対して、焼肉の美味しい焼き方について提供しても、そのユーザーは外食が目的なので検索意図は満たせていません。
求人サイトに置き換えると、「提案営業 未経験」と検索する人は「未経験での営業職募集」や「未経験で営業をするときの心構え」、「未経験でも提案営業の仕事で活躍する方法」を知りたいと考えて検索することが考えられます。
検索キーワードを入力したユーザーの目的をしっかりと果たせるかどうかが、良いコンテンツであることの評価基準となります。
Googleは、情報の信憑性についても重要視しています。
ユーザーの検索意図を満たした新しい情報であってもそれが誤情報であれば、評価が一気に下がります。
必要であればできる限り、コンテンツに客観的な根拠となる出典・引用などをしっかり盛り込むことが望ましいでしょう。
就活・転職の求人情報が日々更新されることがユーザーにとって有益な情報であるように、サイト内に自社発信ができるメディア(お役立ち情報など)を持ち、常に新しい情報を発信することもユーザーにとって有益な情報となります。
もし既存メディアがある場合には、最新情報をもとに定期的にリライトを行ったり、新しく最新情報のページを作成したりして、常に新しい情報を提供できるようにしていきましょう。
ユーザーがコンテンツを見た際に、「誰かとこの情報を共有したい」と自ら思うことで拡散性が上がります。
ユーザーが共有したくなるコンテンツとは、以下のような2つの基準が満たされていることが望ましいです。
コンテンツを作る上で何よりも重要なのは、誰が読んでも読みやすい文章や見やすい構成をつくるという事です。
ユーザーに伝わらなければGoogleは評価をしてくれず、上位表示に上がることはありません。
文章に使う言葉は簡単・簡潔に書くこと、ざっと全体を見たときに読みたいと思えるような構成になっているかという視点を持つことを心がけて、コンテンツをつくっていきましょう。
一般的に、情報が充実しているサイトは、Googleからの高評価を受ける傾向があります。
「情報の充実」と言ってもさまざまなパターンが考えられますが、求人サイトにおいては、求人情報の掲載量の多さが最重要でしょう。
また、求職者のお悩みを解決できそうなコンテンツを、しっかりとした根拠をもとに内容を盛り込んで発信すれば、「読みたい」、「拡散したい」と思ってくれるユーザーが増えることでしょう。
かと言って、同じ会社の複数求人を別表示したり、他社のコンテンツを真似するだけなど、ただボリュームだけ増やしても意味はありません。
ユーザーが自社の求人サイトを利用するメリットをしっかりと考えて情報掲載を行うことが重要です。
良いコンテンツは、ユーザーが共有して拡散しているという考えのもと、拡散されているコンテンツは評価が高くなる傾向があります。
具体的には、以下の2つの要素で「コンテンツが拡散されているか」をGoogleは評価しています。
被リンクとは、簡単に言えば「他のサイトからリンクを貼ってもらうこと」です。
Googleは、どのサイトのコンテンツがユーザーにとって有益かを判断する為に、被リンクの数と質を基準の一つとしています。
特にGoogle評価の高いサイトから被リンクを獲得すれば、リンク元から「質の高いページである」と評価されていると判断され、リンク先の評価が上がり検索上位に表示される可能性が上がります。
ただし、被リンクが多ければ多いほど評価されるわけではありません。
被リンクを売っている業者も存在しますが、Googleでは被リンクの購入はガイドライン違反です。
ペナルティを受ける可能性が高くリスクが大きすぎるため、被リンクを購入することは決してしないでください。
SNSからのリンクはnofollow属性が付与されてるので、被リンクとして評価されることは基本的にないと言われています。
nofollowとはリンクに設置する属性の一つです。
nofollowをリンクに設置することで、Googleのクローラーに対してリンクを辿らないようヒントを与えられます。つまりクローラーに対してのアクションとなります。そのため、サイトを訪問したユーザーにとって違いはありません。通常のリンクは、Googleのクローラーが辿ることで、サイトの評価を受け渡しします。簡単に言えばAサイトからBサイトへのリンクがあると、AサイトがBサイトを評価したと認識されます。
(中略)
前述の通りnofollowはリンク評価の受け渡しをしなくすることです。そのため、リンク元に対してSEOの効果は発揮されません。
反対に通常のリンクでは、Googleのクローラーは通常通りリンクをたどって評価の受け渡しを行います。発リンク側が高品質なサイトであれば、被リンク側は評価を得たことで検索順位が上がり、結果的にSEOの効果を受けたことになります。
引用元:WEB集客ラボ by GMO
要は、SNSでコンテンツがたくさんの人に拡散されても、その数だけ被リンクが増えるわけではないということですね。
しかし、SNSを活用して、多くのユーザーに作成したコンテンツやサイト名などが露出するだけでも、間接的にサイテーション効果(自社コンテンツが拡散されることで信頼向上につながること)が期待できるため、無意味ではありません。
求人サイトにおけるSEO対策の方法を、具体的な事例も交えて解説していきました。
SEO対策で重要になるのは「いかにユーザーファーストでサイト作りができるか」「ユーザーにとって有益な情報をいかに届けることができるか」という視点が重要だということがわかりました。
もちろん、「キーワード選定」や「SEO観点からのサイト構造の見直し」など、ユーザーの流入を増やすために施策を考えることは大事です。
しかしそれ以前にURL構造の変更やモバイルフレンドリーへの対応、そしてさらに根底にある「ターゲットを鮮明にし、確実にアプローチをすること」が何よりも最重要課題ではないかと考えます。
ユーザーファーストであるサイト作りを行い、自社の可能性を最大限に広げていきましょう。
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