【採用担当者向け】無料掲載の「Indeed」ビジネスモデルを徹底解説

こんにちは!大阪と東京で20年、システム開発やWEB制作を行っているセルバです。

今回は求人検索サイト「Indeed」のビジネスモデルを徹底解説します。
無料で求人を掲載できるIndeedですが、どのように収益を得ているのでしょうか?

目次

Indeedの収益モデル

結論から言うと、Indeedは有料掲載のプランによって収益を得ています
では、詳しい料金体系や有料掲載のメリットを紹介します。

無料掲載と有料掲載

Indeedに求人を出すとき、「無料で掲載する方法」と「有料で掲載する方法」の2つがあります。

有料掲載では、検索上位に求人が表示されて閲覧されやすくなりますが、無料掲載ではランダム表示になります。

基本的に求職者は、最初の方のページ以外見ないので無料掲載では求職者との接触回数が減ってしまいます。
そこで、採用に積極的な企業は有料プランに登録します。

どうして無料掲載プランがある?

どうして収益にならない無料プランがIndeedにあるのでしょうか?

それは、掲載される求人数が増えることこそがIndeedにとって都合が良いからです。

求人検索サイトの最大のアピールポイントは「求人数の多さ」です。

求職者にとって、掲載されている求人が有料・無料どちらであるかは関係ありません。
求職者が求人サイトを選ぶ基準は、①求人数の多さと②手軽に検索できることです。

掲載企業も「無料なら取り敢えず使ってみるか」と気軽に求人を掲載できるので、Indeedは非常に優れた求人サイトと言えます。

そもそもIndeedってどんな会社

Indeedは、世界No.1の求人検索エンジンです。
元々はアメリカの会社で2012年にリクルートホールディングスが買収しました。

世界60か国以上、28か国語でサービスを展開

Indeedでは世界62か国、28言語でサービスを展開しており、これはなんと全世界GDPの約94%をカバーしています。毎月3.5億人以上のユニークビジターを記録しており、名実ともに世界トップの求人検索エンジンです。

日本における月間総訪問者数は2,700万人以上で、転職者の多くが一度は利用するサイトと言っても過言ではありません。

3つの掲載方法

Indeedに求人を掲載する方法は、「直接投稿」「クローリング」「ATS(採用管理システム)」の3つがあります。

直接投稿:Indeedの仕様に沿って求人を掲載する方法。初めての採用活動でも、案内に従って簡単に求人情報を掲載できる。

クローリング:自社の採用サイトの求人情報をIndeed上の検索結果に表示させる方法。

ATS(採用管理システム):ATSとIndeedが連携し、採用プロセスを簡略化する方法。

※ATSとは、募集から採用までのプロセスを一元管理できるサービスのこと。

有料掲載プラン

Indeedには無料掲載の他に、スポンサー求人という有料掲載プランがあります。
これは、求職者が求人情報を閲覧(クリック)することで料金が発生します。

また、利用金額が40,000円に達するごとに請求があり、満たない場合は月末締め・翌月月初払いというサイクルになります。

有料掲載のメリット

Indeedのスポンサー求人を利用するメリットは次の4点です。

検索結果の上位に表示されやすくなる

有料プラン最大のメリットは検索結果の上位に表示されることです。
Indeedはランダムで求人が表示されるようになっているので、求人を求職者に見てもらえない可能性がありますが、有料プランに入ると、このデメリットが解消されるので強力な課金要素となっています。

掲載中の求人の効果レポートを確認できる

掲載中のスポンサー求人のパフォーマンスを分析できる機能です。求人情報ごとの表示回数やクリック率、1応募あたりの費用などが確認できます。

レポートの出力も可能で、社内の採用戦略に有効活用することができます。

自動入札ツールが使える

Indeed独自の分析機能で、設定した求人広告の予算を自動で最適化できる機能です。
無駄な採用コストをカットすることができます。

「注目の企業」機能が使える

これは、一定の基準を満たすと検索結果に表示されたときに会社のロゴが一緒に表示される機能で、求職者の目に留まりやすくなります。
「注目の企業」は、検索結果の各ページに1社のみに表示されるので、スマホからの検索の場合、[応募する]のクリック率が50%も向上するともいわれています。

求人サイトを作る際は、これらの機能を参考にどうすれば有料機能を使ってもらえるのかを考えていきましょう。

Indeedの効果的な掲載方法

Indeedの効果的な掲載方法を紹介します。

クローラー型の求人サービス

求人を効果的に掲載する方法を解説する前に、そもそも「Indeed」がクローラー型の求人サービスを採用しているので、意図的な掲載が難しいのではないかと考えられます。
クローラーとは、自動的に求人情報を収取して、勝手に「Indeed」上で反映されるオートマチックな仕組みのことを言います。したがって、何をしなくても勝手に自社の求人情報が、「Indeed」で検索されるケースもあるのです。

データフィードの最適化

クローラー型のサービスに委ねるのではなく、意図的に情報を発信していく方法があります。
それは、データフィードという仕組みを利用するもの。

Indeedではクローラーが回ってきて、HTMLデータを読み込むと求人情報の変更が反映されます。
つまり、クローラーが回ってこないと永遠に昔の求人情報が表示されてしまうのです。

そこで登場するのがデータフィードです。

データフィードは、求人情報が掲載されたページの情報(HTMLデータ)を、Indeedがすぐに読み込んで更新できるXMLフィードに変換する仕組みで、上記の問題を解決できるのです。

【データフィードを利用するメリットまとめ】

  • 求人情報が自動的に掲載されるのを防げる→正確な求人情報を掲載できる
  • クローラーを待たずに情報を更新できる→素早く情報更新ができる

まとめ

今回は、無料で求人掲載ができるIndeedのビジネスモデルを解説しました。

求人サイトを作る際は収益を最大化するために、掲載会社にとってどのような機能が魅力的かを分析する必要があります。Indeedは基本的な機能が無料で利用できる画期的な求人サイトです。

ぜひIndeedの収益モデルを参考に今後の求人サイト作りに役立ててください。

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株式会社セルバ代表取締役。学生時代にアルバイトでWEB製作会社に入りプログラムを覚える。大学卒業後SIerにて金融システムの開発に携わった後、再びWEB業界へ。

WEB系のプログラム言語とサーバー構築、さらにはCOBOLも出来ます!最近ではシステム開発だけでなく、SEOやマネタイズなどのグロースハックや企画を担当する事が多いです。

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