Google検索が使い物にならないと感じる理由と対策

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インターネットを利用する際、多くの人がGoogle検索を使用しています。
しかし、最近では「Google検索がおかしい」「使い物にならない」と感じるユーザーが増えています。

Google検索の問題点を具体的に挙げ、なぜそのように感じられるのか、そしてどのように対策を講じるべきかを考察します。

目次

Google検索は劣化した?

Googleは日々、進化しています。
多くの人や企業が利用するGoogle検索で、質の高い検索体験を実現するために、数多くのアップデートが行われてきました。

そんな中、「劣化した」と言われる理由は何でしょうか?

ユーザーが感じる検索結果の質の低下

まずは、どのような部分が「劣化した」と感じるのかについて、さまざまな意見に目を通してみました。

すると出たのは、以下の通りです。

  • まとめサイトが多い
  • 上位に上がってくる記事のクオリティが低い
  • 無駄なフリー画像が多いと感じる
  • 昔は優良な個人サイトが多かったのに、今は埋もれている
  • アフィリエイトが多く、記事の内容が薄い

このようにまとめてみると、全体的に記事のクオリティが低いものが多いという指摘が多く上げられました。
なぜそのように感じるのでしょうか?

アフィリエイトばかりの検索結果

「アフィリエイト」とは、ネット広告の手法の一つです。
ブログやSNSなどを見ていると「これがおすすめです!」と商品やサービスの紹介を行っているのを見たことがあると思います。その紹介とともに、その商品やサービスのWebページに飛べるリンクが貼られていることをいいます。
そのリンクから商品が購入されたりなどアクションがあれば、成果報酬として、紹介者に報酬が入るという仕組みです。

ブログ全盛期と言われる2000年代前半は、個人ブログが多くあった印象でしたが、現在はそんなアフィリエイト目的のサイトや、情報を一括にまとめただけで内容の薄いまとめサイトが目立つようになったと感じます。

X(旧Twitter)でもつぶやかれているように「検索しても情報があてにならない!」と感じる方は多くいるようです。

まとめサイトばかりで「オワコン」?

「まとめサイト」とは、ネット上にあるさまざまな情報を拾い集め、テーマに沿って情報をまとめているサイトのことを言います。テーマは幅広くあり、例えば芸能ニュースや時事ネタ、グルメ情報などさまざまです。

対して「まとめ記事」とは、ブログやサイト内にある記事を目的に合わせてまとめ、読者にわかりやすく情報提供をする記事のことをいいます。
本来の「まとめ記事」はブログやサイトをより読みやすくするための手段だったんですね。

同じように見える「まとめサイト」と「まとめ記事」は目的が違うものだということがわかりました。そんな中、「質の低いまとめサイト」が多く存在しているという声もあります。こちらを詳しく見ていきましょう。

まとめサイトが増えた理由

まとめサイトのはじまりはわかりませんが、まとめサイトはテーマ別の情報を一括にまとめているサイト。
読者としては一気に知りたい情報が見れるので、当然閲覧数が伸びやすいと言えます。

閲覧数が伸びやすいということは、ブログやサイトの運営で稼ぎたいと思っている人からしたら絶好のチャンスですよね。
自分のブログの閲覧数が爆上がりすれば、その分アフィリエイトで稼いだり、広告収入が増えたりするわけです。

まとめサイトが増える分には、読者としては問題ありませんが、ブログやサイトの運営は副業でしている人も多くいるので、できる限り労力をかけずに稼ぎたいという人が”質の低いまとめサイト”を多く作ってしまったのではと考えられます。

質の高い情報の埋没

また、サイト運営で必要な「SEO対策」としてまとめサイトを活用していた人も多かったようです。

「SEO対策」とは、ユーザーが検索窓に調べたい文言を入れて検索した際に、運営しているサイトができるだけ上位に表示されてクリックされやすくなるようにする対策のことです。

SEO対策の手法はさまざまありますが、特によく知られる対策としては「被リンク」といって、自分のサイトを他のサイトにリンクしてもらうという対策があり、その「被リンク数」が多いほうが上位に表示されやすいといった基準があったので、まとめサイト同士でリンクを貼り合って上位表示されるように対策していたようです。

サイトを運営する上で、こんな対策方法があったために「検索しても質の低いまとめサイトばかりが表示される」という現象が起こっていたんですね。

Google検索で嫌な気持ちにならないための対策

このように、ユーザーにとって「使い物にならない」と感じさせてしまうGoogle検索。
実は少しずつ変化してきているのです。どのように変化し、検索がより便利になっていこうとしているのでしょうか?

Google側の対策

Google検索の「不便だ」という声は、しっかりとGoogle社に届いています
その事実を明らかにしたのが、この発表でした。

検索機能を強化して、より有用な情報が表示されるようになり、検索エンジン向けと思われる結果が少なくなります。

引用元:検索におけるスパムや低品質コンテンツへの新たな取り組み・Google(日本語訳)

この発表記事は、2024年3月に発表されたもので、内容を見てみると「検索結果で上位表示される基準を変える」といった内容が書かれていました。ユーザーの”検索体験”をより質のいいものにしようと、動き出しているようです。

また、このような記述も発見しました。

検索順位を操作することを目的としたリンクの設置はGoogleのリンクスパムポリシー違反となり、サイトに悪影響を及ぼすことがあります。(中略)不自然なリンクは評価の対象としないことが多くなりました。そのため現在、お金でリンクを買っても全く効果は見込めません。

引用元:『第3版 いちばんやさしい新しいSEOの教本』著者・株式会社インプレス

このように、意図して上位表示にされようとする”ずるい方法”によってSEO対策を行うと、上位どころか表示されなくなることがあるというくらい、Googleはユーザーに寄り添った対策を行っているということがわかりました。

私たちができる対策

とはいっても、もっと”生の声”に近い情報を求める方からすると、違った検索体験をしたいと感じることもあると思います。そこで現れるのが”SNS”です。

Google検索の質が落ちたのは主に「広告」や「SEO」が原因だと述べましたが、実はもう一つ要素があると考えています。それが「生情報の分散化」です。

引用元:『上位はスカスカな「まとめ記事」ばかり…そんなグーグル検索より便利な次世代サービスの共通点』・PRESIDENT Online

ここでいう「生情報の分散化」は、”SNSによって、個人が情報を発信しやすい時代になった”ということを示しています。
特に日本では、X(旧Twitter)の発信力が注目を集めており、世界でも2番目にユーザーが多い国として知られています。

引用元:https://www.statista.com/statistics/242606/number-of-active-twitter-users-in-selected-countries/

この記事内でも使用している通り、「生の声を見てみたいな」という際にはSNSが有効に活用できそうです。

また、情報が偏らないように、さまざまな視点で検索してみることも、情報が多すぎる世の中で必要な情報を得るためには大事なことだと思います。

まとめ

Google検索が不便に感じるようになった原因と対策について触れていきました。

ユーザーにとってさまざまな不便が”サイト運営者の意図によって”巻き起こっていたことがわかりました。
しかし、Google社は”ユーザーの優良な検索体験”を目指すためにさまざまな対策を行っており、都度改善されていることもわかりました。

現在、世界には15億以上のWebサイトが存在すると言われています。
その中で膨大な対策をもとに、ユーザーの知りたい情報に出会える検索体験を実現してくれているGoogleは、ものすごくスケールの大きな、そして細かな仕事をしているのだなと感心します。

Googleはもちろん素晴らしい仕事をしてくれていますが、それに伴って私たちユーザーも、賢くインターネットを使っていかなければいけない時代と言えますね。

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U・Aのアバター U・A WEBマーケター

広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。

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