スワイプ広告はうざい? 効果的な広告手法とは

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近年、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、デジタル広告の形式も多様化しています。

その中でも特に目立つのが「スワイプ広告」です。
スワイプ広告とは、ユーザーが画面をスワイプするなかで、誤タップしてしまいやすい広告です。
この形式は非常に目立ちやすい反面、ユーザーにとっては「うざい」と感じられることも多いです。

本記事では、スワイプ広告の問題点や効果的な広告手法について詳しく探っていきます。

目次

スワイプ広告の問題点

ユーザーが感じるスワイプ広告の”うざさ”

スワイプ広告は、一見興味を引きやすい広告手法のように思えますが、実際には多くのユーザーが「うざい」と感じることが多いです。その例がこちら。

このように、「うざい」と思われる理由として、以下の点が挙げられます。

  • 頻繁に表示される:スワイプ広告は頻繁に表示されるため、ユーザーがコンテンツを楽しんでいる最中に突然現れることが多い
  • 強制感があるスワイプしなければ次のコンテンツに進めないため、ユーザーにとっては広告を見せられているという強制感が強くなる
  • 関連性の低い広告:多くのスワイプ広告はユーザーの興味や関心に関係なく表示されるため、興味を引くことが少ない

スワイプ広告が逆効果になる理由

広告主からすると、スワイプ広告は目立ちやすいため効果的に思えますが、逆効果になることも。
具体的には以下の理由が挙げられます。

  • ユーザーの不満:強制的に表示される広告はユーザーの不満を招き、結果としてアプリやサービスの評価が低下することがある
  • ブランドイメージの低下:ユーザーにとって「うざい」と感じる広告は、広告主のブランドイメージを低下させるリスクがある
  • 広告効果の低下:度重なるスワイプ広告の表示によってユーザーが広告を無視するようになり、結果として広告効果が低下することがある

スワイプ広告の違法性について

スワイプ広告は誤タップを発生させやすい広告だということがわかりました。
しかし、「広告先すべてが安全といえるのか?」は気になるところです。

実際に誤タップしても、「うざい」だけで済めばまだマシですが、「広告先がもしウイルスだったら?」、「個人情報を知らない間に取られてしまうのでは?」と気になるところです。

その可能性があるのか、また違法性はあるのかについて見ていきます。

スワイプ広告でウイルス感染はある?

さて、スワイプ広告の始まりのきっかけは、おそらく2014年にリリースされたスマートフォン向けの成果報酬型ディスプレイ広告配信サービス「MediaForgeスマートフォン」ではないかと推測できます。

MediaForgeでは、スマートフォン画面上の広告を「さわって動かす」ユーザーのアクションを“エンゲージメント”と呼び、ユーザーが広告を“認知した”指標として定義しています。“エンゲージメント”を指標として広告配信対象を最適化することで、従来のクリック指標だけではリーチしていなかったユーザーを取り込み、新規顧客獲得を目指します。

引用元:https://www.dreamnews.jp/press/0000102546/

開発当初は、”新しい広告手法”として注目されていたのがわかります。

2014年というと、スマートフォンがかなり普及してきて、スマートフォンの個人保有率が全世代で44.7%総務省・スマートフォン個人保有率の推移)となった年のため、今後のスマホによる経済効果が高まると推測したことによって注目を浴び、多くの企業が広告手法として取り入れたのではないかと考えられます。

このように、スワイプ広告は広告の手法の一つなので、広告主が全て悪だということはあまり考えにくいですが、ウイルスを含む広告が隠れている可能性がないとは限りません

ウイルス感染は非常にまれなケースですが、もしそうなったら恐ろしいですよね。

取り締まる法律はある?

一部の国や地域ではありますが、ネット上での個人データに関する法律がしっかりと定められている国が存在します。
具体的には、以下のような法的規制があります。

また、日本ではユーザーの同意を得ずに個人データを収集することはプライバシー侵害に該当する可能性があります。
もしお持ちのスマホがウイルス感染してしまい、遠隔操作などによって個人データを持ち出されてしまったとしたら、民法上の不法行為(民法709条)にあたるため、違法となるでしょう。

しかし、その場合も、ウイルス感染を起こした原因を探ることや、遠隔操作者を特定するのが非常に困難なので、広告ブロッカーやウイルスソフトを使用することで、自分で対策をするのが一番効果的だと考えられます。

効果的な広告手法

ここまで振り返ってみると、スマートフォンが普及したからこそ、リリース当初は画期的な広告手法であったものが、時代の流れに合わせて変化していき、「うざい」とユーザーに感じさせてしまうものになっていったのがわかります。

では、2024年の現在、どのような広告手法が効果的だと注目を集めているのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

カルーセル広告

スワイプ広告に代わる効果的な広告手法として「カルーセル広告」があります。
カルーセル広告は複数の画像や動画をスライド形式で表示する広告です。

カルーセル広告のメリットをひとつ挙げるとすると、他の広告フォーマットに比べてひとつの広告でより多くの情報を伝えられることです。

引用元:https://anagrams.jp/blog/what-is-carousel-ads/

また、カルーセル広告は、2024年現在、以下の媒体で利用できます。

このように、たくさんの媒体で使用できる広告であることから、カルーセル広告が現在注目されている広告手法だということがわかります。

さまざまな活用事例

カルーセル広告では、1つの広告に対して複数の画像や動画を横並びに掲載できるため、訴求したい内容に合わせてさまざまな活用方法ができます。

活用例1:複数の商品やサービスをカタログのように紹介する

画像引用元:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

提供しているサービスや商品が複数存在する場合、できるだけたくさんの商品を一度に広告したいと思う企業も多いと推測されます。

掲載している画像や動画それぞれに別々のリンク先を設定できることも多く、それによってより効果的にアクセス数を伸ばすことも可能であると言えます。

活用例2:1つの商品やサービスをより詳しく紹介する

画像引用元:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

提供している商品やサービスのうち、1点をしっかりアピールしたい場合、上記画像のように、1つの写真を区切って使用することで、より詳しい内容を訴求することができます。

活用例3:商品やサービスの使い方を紹介する

画像引用元:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

提供している商品やサービスの使い方を、画像などで辿っていくように詳しく説明する訴求の仕方は、広告を見ているユーザーが使用イメージを持ちやすく、効果的に訴求できる手法として活用できます。

スワイプ広告をサイト側で非表示にできる?

スワイプ広告が表示されているサイトはどのようなサイトでしょうか? 調べてみると、ブログ系やニュース記事系が特に多いように感じます。
そのようなサイトでは、基本的に広告から収入を得ていることが多いです。

広告から収入を得ているサイトがスワイプ広告を非表示にする場合、広告収入の手段を減らしてサイトを運営することになるので、サイト運営者の考え方によって表示させるかが問われます。

ただ、サイト運営者も「スワイプ広告を表示させたい」と思って表示させているわけではなく、クリック型報酬の広告は基本的に出したい広告を選ぶことができないのも事実です。

そのため、サイト運営者が「どうしてもスワイプ広告を表示させたくない!」と考えるのであれば、アフィリエイト広告の収入を増やせるように、サイト自体のSEO対策をしっかり行うのがおすすめです。

「SEO対策と言っても、何をしたらいいかわからない」という方は、こちらもあわせてお読みください▼

まとめ

スワイプ広告と、現在注目が集まっているカルーセル広告について詳しく探っていきました。

サイトを運営している側からすると、快適なユーザー体験をサイト訪問者に提供するために、できる対策は行っていきたいですね。

特にカルーセル広告は、提供できる媒体が決まっているため、その媒体をまずは利用する必要が出てきます。
Amazonでの出店や、SNSへの登録で、自社サイトへの誘導ができるような広告の出し方が主流になりつつある現在、やはりサイト運営とSNS運営は切っても切り離せない存在になりつつあるのだなと感じました。

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U・Aのアバター U・A WEBマーケター

広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。

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