インスタグラムは集客に使いにくい?活用の考え方を解説

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インスタグラムでは、日常を投稿したり、写真映えする場所に行った体験など非日常の内容を投稿したりと、ユーザーは様々な使い方で楽しんでいます。
また、情報収集につかったり、メッセージのやり取りを楽しんだりといった楽しみ方もあるようです。

そんな中、インスタグラムを商用利用するアカウントが増えており、よりインスタグラムを利用するシーンが増えています。
今回は、商用として利用する企業やお店の使い方、使いにくいと感じる部分の解決方法を見ていきましょう。

目次

インスタグラムを商用利用する前に

インスタグラムを商用利用する前に、まずはインスタグラムの特徴を理解して、自社で活用できそうかどうかを確認していきましょう。

商用利用に向いている業種

インスタグラムの活用に向いている業種は、画像や動画で引きつけやすいジャンルが相性がいいとされています。

  • 美容系の消費財(コスメや基礎化粧品など)
  • ファッション系
  • 飲食系(飲食店や食品メーカーなど)

また、女性ユーザーが多いイメージがありますが、実際は男性が43%、女性が57%と、男女比で大差はないようです。(2019年6月時点でのMeta社によるデータ〈https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/〉)

ユーザーの年齢層

年代別のインスタグラム利用率を見てみましょう。

引用元:https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

このように、10代は70%、20代は73.3%、30代は63.7%、40代は48.6%、50代は40.7%となっています。

企業や商品のターゲット層が60代以上でなければ、幅広く効果が見込めそうだという結果になりました。

ユーザーの利用目的

また、ユーザーはインスタグラムをどのように活用しているのでしょうか?

引用元:https://www.hottolink.co.jp/info/20220707_112030/

このように、インスタグラムの利用目的は、「興味・関心のある事柄についての投稿を見る」が53.9%、「興味・関心のあるアカウント(特定の人物)の投稿を見る」が52.1%、「友だちや知人とのコミュニケーション」が48.5%という結果となりました。

  • 興味・関心のあるカテゴリを深ぼる
  • プライベートでつながっている人とのコミュニケーションをする

この2つが、インスタグラムの主要な利用目的であることがわかります。

インスタグラム特有の強みは?

さて、インスタグラムのユーザー特徴がわかってきたところで、商用利用したい企業やお店がどのように活用していくといいのかを見ていきましょう。

写真がメインであること

インスタグラムといえば、写真の投稿ですよね。画像投稿やストーリー、リール動画など、様々な投稿方法で、写真が使われます。

写真の投稿で目を惹かれるのが、やはりきれいな写真やかわいい写真、視覚的にポジティブな情報が入っている写真だと思います。
これは、直感や感性を司る右脳が関わってくるためだそうで、このような写真をメインとした「ヴィジュアルコミュニケーション」によって、インスタグラムでは、ポジティブな情報が飛び交いやすいそうです。

商用利用するならば、ビジネスや商品に対してポジティブなイメージを持って拡散してもらえるような投稿内容にすると良さそうなのがわかります。

参考記事▼

ユーザーの動きがわかりやすい

インスタグラムのビジネスアカウントを取得すると、投稿した内容がどのくらい見てもらえているのか、その内の何人の人が「いいね」を押してくれているのかが数値化されるため、投稿内容の見直しやどのくらいの人が興味を持ってくれているのかがわかりやすいです。

ユーザーの行動がわかると、投稿に対するモチベーションも維持しやすいですよね。

しかし、「あんまりいいねが付かないな・・・」と気になってしまうこともあると思います。

そこで、このような内容を見てみましょう。

では、エンゲージメント率はどれくらいまで到達するのが理想なのでしょうか。

これに関してはアカウントごとに理想的なエンゲージメント率が分かれるため、厳密な数値を割り出すことはできません。ただし、Instagram全体のエンゲージメント率で見るとその平均は約1%〜1.5%とされています。

つまり、1,000人のフォロワーがいたとしても、投稿に反応してくれる人は10人〜15人が一般的という計算です。

一見すると「1,000人いて10人〜15人しか反応しないなんて……」と絶望するのではないでしょうか。しかし、どれほど優秀なアカウントであってもエンゲージメント率が2%〜3%を超えることは稀です。むしろ、5%を超えるアカウントなど数える程度しかありません。

引用元:https://note.com/commerce_drive/n/n6a4b8ccd2330

エンゲージメント率とは、投稿を見た人が行動を移す確率のことです。

このように、インスタグラムの反応自体の確率が高いわけではないので、このデータを参考にエンゲージメント率の目標を決定して、まずはマーケティング手法としてやってみるのが良いでしょう。

インスタグラムを使いにくいと感じる点

商用利用だけでなく、ユーザーとして利用する人も感じる、いくつかの使いにくさを挙げていきます。

2020年のUI変更によって非表示になった「いいね!数」

インスタグラムでは、2019年の12月18日に新機能やアップデートを発表しました。
まずは5月からカナダで「いいね!」を非表示にするテストを実施し、7月以降は日本を含む世界各地で順次行っていきました。

これによってどのような影響があったのかが、こちらです。

ユーザーは自身のアカウントの投稿につけられた「いいね!」数を確認することができるとはいえ、非表示化がファッションやビューティ業界のビジネスアカウントにとって不利になった点もある。ブランドにとって「いいね!」数は、どれほどエンゲージするフォロワーがいるのかを理解する指標として、パートナーシップを結ぶインフルエンサーを選考する際などに参考になっていた。

引用元:https://www.wwdjapan.com/articles/994014

「いいね数」がユーザーに見えなくなったことで、業種によっては「話題性」を利用した”いいね集め”がしにくくなったということがわかります。

しかし、これによって「話題性」ではなく「自社の強みをいかに訴求できるか」をしっかりとアプローチする必要が出たので、ある意味ではアプローチしやすいと感じられる点でもあります。

仕様変更の頻度が高い

インスタグラムは仕様変更が多く、度々アプリのアップデートが必要となります。
これによって、投稿する側も仕様変更に適した投稿をする必要が出てくるので、「使いにくい」と感じる人も多いようです。

仕様変更をまとめているサイトは多数あり、それを参考に投稿を見直してみるのもいいでしょう。

センスのある・ないは影響する?

インスタグラムでは、センスが問われると思われる方も多いと思います。

確かに、写真の撮り方や投稿内容は、技術や発想力が必要なように感じます。

ですが、こちらの参考文献をぜひご覧いただきたいです。

センスのよさとはミステリアスなものでもないし、特別な人だけに備わった才能でもありません。方法を知って、やるべきことをやり、必要な時間をかければ、誰にでも手に入るものです。

僕もあなたもセンスは等しく持っており、違いはそれをどう育てているか、どう使っているか、どう磨いているかだとお伝えしたいと思います。

引用元:『センスは知識からはじまる』 著・水野 学

水野学さんは、くまモンの生みの親であり、この著書にはセンスは生まれ持って持っている特別なものではなく、たくさんの知識を得て、それをどう活用するかという内容が書かれています。

センスのよさは確かにインスタグラムの投稿に影響するかもしれません。
しかし、写真の撮り方一つにしても、知識があれば、そしてその知識を活用して技術を磨けば、すぐではなくてもしっかりと結果に出るのではないかと思います。

そのため、センスがないからと自信をなくすのではなく、自身の中にあるセンスを努力によって磨いてこそ、魅力が伝わる投稿ができるのではないでしょうか。

まとめ

インスタグラムを商用利用するにあたって、注意と活用法をまとめていきました。

やはり何をするにも、しっかりと自社の強みを発揮できるプラットフォームで勝負することで成功の確率を上げられます。

そのために何よりも必要なのは

  • 自社の強みをしっかり確認する
  • 強みにあった訴求方法を探す
  • プラットフォームに対する知識を常に勉強する

といったことが必要になりそうです。

インスタグラムを活用した集客が進んでいる昨今、まずはぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

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U・Aのアバター U・A WEBマーケター

広告営業→誌面編集→販売接客→マーケティングと様々な経歴を持つ1児の母。
子育てしながらも、自分の想像力を活かした仕事がしたいと、マーケティング未経験者ながらセルバに入社。
日々勉強しながら、SEO対策などに従事。

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