パチンコ業界の未来はどうなる?10年後のパチンコ業界を考察

パチンコ業界は現在、厳しい状況に直面しています。
人口減少や若者のパチンコ離れが進行し、さらにはギャンブル依存症対策の強化という社会的な要請もあります。
パチンコ業界の未来はどうなっていくのでしょうか?
ビジネスの視点で、業界の今後について考察していきます。
パチンコ業界の10年後


結論から申し上げますと、パチンコ業界の将来の見通しを考えると、10年後も業界全体は厳しい状況が続くと予想されます。
いくつかの要因を解説します。
パチンコ競技者の年齢層
パチンコ人口は960.4万人。男性が772.4万人で女性は188.0万人。年齢階層別では男性は40代前半がもっとも多く、次いで40代後半、60代後半と続く。40代前半が突出しているが、それ以外は大よそ30代から60代まで大きな違いは無い。
引用元: 男性772.4万人、女性188.0万人…パチンコの利用実情をさぐる(不破雷蔵) – エキスパート – Yahoo!ニュース
年齢層で見ると40代以降が多いという状況です。
若者を取り込めていない現状を考えると、10年後衰退していることは避けられないかと思います。
さらに人口減少が進行すれば、それに伴う店舗の閉鎖や経営難が一層深刻化する可能性があります。
ガイアの倒産
パチンコ大手のガイアが事実上倒産したことはパチンコ業界においてかなりのダメージがありました。
マルハン・ダイナムにつづき業界売上3位に位置していたガイアが、債務超過により民事再生法の適用を申請せざるを得なくなったという事実は、パチンコ業界の苦しさを物語っています。


2024年のパチンコ業界の現状


2024年現在、パチンコ業界はかなり厳しい状況が続いています。
その背景には、
規制の厳格化
若者のパチスロ離れ
版権問題とタイアップ台
などが理由として挙げられます。
規制の厳格化
近年ギャンブル依存症対策が重要な課題とされ、一部の機種は出玉率の際限が厳しくなるなど遊技機の規制が厳しくなり収益を上げにくくなっています。
この結果、玉がどんどん出てくるようなパチンコの高揚感や魅力的な配当がなくなり、利用者が減少している要因となっています。
若者のパチスロ離れ
昔の若者の娯楽は、パチンコやカラオケ、ボウリングなど限られた中で好みのものを選ぶしかありませんでした。
しかし、現代の若者はYouTubeやNetflixなど、他のエンターテインメントや趣味が無限にあり、様々なものに興味を持つようになりました。
この結果として、パチンコを遊ぶ機会が減少しています。
現在のパチンコは高齢者を中心とした娯楽であり、若者には他の魅力的なコンテンツを利用してる傾向が強くなっています。
版権問題とタイアップ台
パチンコの人気の一つの理由に、アニメや芸能人とコラボしたタイアップ台があります。
タイアップ台は一部成功していますが、その版権の取得には高額な費用がかかります。
衰退している業界において、この高額な費用を高頻度で払っていくことは難しく、コンテンツの質の低下の原因となっています。
また、タイアップ台の開発には独自のスキルが必要であり、一部のメーカーはそれに追いつけていない状況が発生しています。


パチンコ業界の全盛期と現在


全盛期のパチンコ業界
パチンコ業界の全盛期は1995年です。
市場規模は最大で30兆円に達し、遊戯人口も3,000万人を越えていました。
日本全国に多くのパチンコ店が栄えていましたが、現在ではその光景は大きく変わっています。
現在のパチンコ業界
現在は1995年をピークに市場規模、遊戯人口ともに縮小傾向にあります。
市場規模は2015年には18兆円まで落ち、遊戯人口は1,000万人まで減少しています。
かつての繁栄が幻想のように思えるほど業界は落ち込んでいます。
パチンコホール業界を取り巻く環境と生き残りの方向性 | 山田ビジネスコンサルティング株式会社
パチンコ業界の将来性


「パチンコ業界はあと何年残る?」と問われれば、業界全体の課題が解決されない限り、その存続は極めて不透明です。
しかし、デジタル化や多様化といった新たな試みが広がる中で、一部の企業は再興の可能性を模索しています。
スマパチの登場
スマパチ(スマートパチンコ)とは、パチンコ玉をデジタルで管理し、スマートに遊技できる次世代のパチンコ機です。
2023年4月に導入が開始されており、複数のパチンコ機メーカーから新台が発表されています。
従来のパチンコ機とスマパチには明確な違いがあります。
スマパチの特徴①大当たり確率の下限
従来のパチンコの大当たり確率は下限が1/320以上の設定だったのに対し、スマパチは大当たり確率の下限が1/350以上に設定されています。
これにより初当たりが重くなり、確変突入率や右打ちの連チャン率が高くなる機種が増え、出玉の波が荒くなることが予想されます。


スマパチの特徴②遊技方法の変化
スマパチではパチンコ玉に触れずに遊技できます。
従来のパチンコは遊技機の外部にパチンコ玉が排出される仕組みでしたが、スマパチは遊技機の内部でパチンコ玉が循環する仕組みです。
持ち玉の管理や出玉計測が完全デジタル化されています。
スマパチのメリット
スマパチのメリットには、
- 衛生面や感染予防対策の効果
- 出玉をドル箱に詰める必要がないための時間節約
- 台移動やパチンコ玉の共有の容易さ
- データ管理による不正行為の予防
- 正確な出玉数や持ち玉の把握
などが挙げられます。
スマパチのデメリット
スマパチのデメリットには、
- ドル箱を積み上げた際の勝利感が味わえないこと
- ICカードの抜き忘れによる紛失や盗難の被害、離席が面倒になること
などが挙げられます。


パチンコ業界は復活する?
パチンコ業界の現状を踏まえ、「パチンコ業界は復活する」と楽観的に見るのは難しいと言わざるを得ません。
しかし、「スマパチ」の登場や、技術革新や市場戦略の改善を図る企業もあり、その努力が業界全体の再生につながる可能性もあります。
業界の課題を克服し、新たな価値を提供することができれば、一部の企業は再び競争力を取り戻すことができるでしょう。
まとめ
パチンコ業界は現時点では衰退の一途を辿っており、10年後も厳しい状況が続くと予想されます。
しかし、技術革新や市場の変化に適応することで、一部の企業は生き残る道を見出すかもしれません。
将来に向けて、業界全体の変化とその対応策については引き続き注視していく必要があります。
業界の再生に向けた努力が成功し、新たな展望が開けることを期待しています。
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