20年以上の実績があるシステム開発会社の視点で、システム開発会社の選び方や費用について解説しています。
「システム会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわからない!」という方は、こちらの記事をご参考ください。
それでも「よくわからない……」という場合は、弊社セルバまでご相談ください。
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家電、ネット回線、引っ越し、結婚式場、ウォーターサーバー、化粧品、保険…と、さまざまな分野で、比較サイトは数多くあります。
比較サイトでは、商品の詳細やスペック、人気ランキング、価格プランなど一括された情報を、エンドユーザーは取得することができます。
今回は、そもそも比較サイトがどんなビジネスモデルで、どのような集客方法で成り立っているのかについて、紹介していきます。
比較サイトには、総合的なサイトと、商材を特化させた専門サイトがあります。
【引用:http://kakaku.com/】
総合サイトで、代表的なものは「価格.com」や「比較.com」があります。どちらも認知度が高く、商品に対するレビューも豊富です。
【引用:http://sumaity.com/】
【引用:http://4travel.jp/】
専門サイトの例でいうと、「価格.com」を運営する株式会社カカクコムが、不動産住宅情報サイト「スマティ」、旅行のクチコミと比較サイト「フォートラベル」などを手がけています。
ほかにも、株式会社ウェブクルー(参照元:http://www.webcrew.co.jp/)は、保険や引越し、ハウスクリーニング、結婚相談所などの業者に特化した、比較サイトを運営しています。
株式会社カカクコムによれば(参照元:http://corporate.kakaku.com/ir/highlight/traffic)、2015年6月時点で、「価格.com」の月間利用者数が、4,745万人(8億5,199万PV)、「スマティ」が145万人(1,38万PV)、「フォートラベル」が848万人(5,135PV)。
株式会社ウェブクルーは、運営する50サイトのうち、比較サイトではないサイトもありますが、利用者は累計950万人以上です。
これらの比較サイトだけでも、6,688万人を超えるユーザーがいます。比較サイトの全市場規模を考えると、莫大なマーケットが形成されていることは、容易に推測できます。
比較サイトは見込み客であるユーザーを、大規模に集客できるプラットフォームです。
ユーザーを集客して、販売サイト・登録店舗へ誘導することができます。
その特性を生かして、おもに2つの方法で、比較サイトは売上をつくりだしています。それは広告収入と手数料収入です。
【引用:http://kakaku.com/】
比較サイトを広告媒体とすることで、バナー広告、テキスト広告、検索連動型広告などを掲載して、広告収入を得ることができます。
例えば「価格.com」のトップページでは、バナー広告が掲載されています。エプソンのプリンター「カラリオ」の広告は、トップフルバナー広告枠で、200,000円(400,000imp)/月から利用可能です。
広告プランは、比較サイトの規模や特性によって、異なります。中には、ターゲティングを細分化させて打ち出せる広告プランもあります。
手数料は、集客や販売をサポートすることで得られる収入です。
【引用:http://www.zba.jp/hikkoshi/info/join.html】
株式会社ウェブクルーが運営する「ズバッと引越し比較」では、引越し業者に、一括見積もりを依頼したユーザーの情報を提供します。
その情報提供料を、手数料として「ズバッと引越し比較」に支払うことで、収益が生まれるビジネスモデルです。
他にも、ユーザーが資料請求をした際、そして、販売ページのリンクをクリックした際に、手数料が課金されるプランがあります。サイトによっては、クリック課金だけでなく、定額で情報提供を行うプランもあります。
販売実績があがることで、収益が生まれる仕組みです。
例えば、「価格.com」では、インターネットのプロバイダで、ADSL回線、光回線、モバイル回線、それぞれの商材について、比較・ランキング情報を掲載しています。
ユーザーが、比較サイトを経由して、プロバイダの契約をした際、回線業者から契約内容に応じた販売手数料が支払われる、というビジネスモデルです。
比較サイトは、成功すれば大きな収益をもたらします。しかし、うまくいくのは、上位表示される一握りのサイトのみです。
株式会社ウェブクルーと株式会社カカクコムは、例えば、Googleで「引っ越し 比較」で検索すると、上位1位・2位で、両社のサイトが表示(2015年10月15日時点)されます。比較サイトは、どちらの企業でも、中核となっている事業。また、すでに紹介したように、集客力の高いサイトを構築しています。
株式会社ウェブクルーが、2014年に公表した決算報告書では、「専門家による読み物記事やユーザー体験談の拡充」が、検索順位をあげた要因であると記載されています(参照元:http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=13011&code=8767)。
近年、Googleのアルゴリズムは、大きく変化して、今までのSEO対策では効果が見られません。小手先のノウハウではなく、いかに、ユーザーにとって質の高い情報を提供することができるかが、安定的な集客力をあげる鍵となります。
また「価格.com」の取り組みによると、購入頻度が高い、ファッションや日用品などの消費財カテゴリに注力(参照元:http://pdf.irpocket.com/C2371/bSZL/wK6M/TAn7.pdf)したり、スマホ用アプリの開発(参照元:http://pdf.irpocket.com/C2371/yZlC/IIVh/RI5i.pdf)などモバイルフレンドリーを進めたり、ユーザーにとってニーズがあり、利便性の高い情報を発信しています。その結果、圧倒的な集客力を実現しています。
トピック | 詳細 |
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比較サイトのビジネスモデル | ■広告収入:比較サイトを広告媒体することで、バナー広告、テキスト広告、検索連動型広告などを掲載。 ■手数料収入 ・集客サポート:情報提供料を、手数料として「ズバッと引越し比較」に支払うことで、収益が生まれるビジネスモデルです。 ■販売サポート ・販売実績があがることで、収益が生まれる仕組みです。 |
比較サイトの集客方法 | ■専門家による読み物記事やユーザー体験談の拡充 ■購入頻度が高い、ファッションや日用品などの消費財カテゴリに注力 ■スマホ用アプリの開発などモバイルフレンドリー対応 |
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